15000円のパソコン

ネットで流れてきた「50台限り」という広告に乗って、15000円のパソコンを家内の分とあわせて2台を購入した。
メインマシンの予備機ということにしようとしたのである。

レッツノートの機種名から判断するに、2017年発売のものなので6年リース落ちという運命を辿ったものたちだろう。

スペックは第7世代のCOREi5で、メモリは8ギガ、SSD256ギガを搭載している。
まぁそこそこのマシンなのである。(だから買ったのであるが)

OSは、ウインドウズ10だけど、マイクロソフトはすでに大型更新をしない、と発表しているので、このまま使い続けて2年後のタイムリミットまでの使用期限とするか、しれっとウィンドウズ11にしてしまうかをかんがえた挙げ句、どうせならとウィンドウズ11に無理くり自己責任アップデートをやってみた。

おもったよりも、ちゃんと動いている。

このマシンの利用予定は、ネットサーフィンとワープロ用途ぐらいだから負荷の重い作業はどこにもない。
割り切れば、その軽さ(重量0.849kg)もあって案外とメインマシンよりもモバイルに使えると思う。

唯一の難点は、電源が専用であることだけだ。
一日だけなら、そこはパナソニックの電池がものをいう。

ノートPCには、MoftのPCスタンドを貼り付けるのがきにいっている。

そうやって、ノートPCを立てると、目線と画面位置の高さが合うので肩こりが起きないのである。
それゆえに、キーボードも別途持ち歩いている。

とうとう、15000円(税込み)で、そこそこのパソコンが手に入る時代になった。

正直、わたしは動画編集とかといった、高スペックマシンを必要とするようなことはしていないから、すでに数年前のPCでも十分すぎるくらいなのである。

すると、上のような立てる遣い勝手を求めると、ノートPCにあるキーボードは取り外しができて、外部キーボードにもなれば、荷物の一部がスッキリするのである。

また、何度も書くが、わたしはローマ字入力しかしないので、いわゆる「英語キーボード」がほしいのである。
世の中は「かな入力」をするひとばかりなのかと疑いたくなるほどに、「日本語(JIS)配列キーボード」が日本人向けになっているのが信じられない。

この点で、ビジネスマン御用達といって差し支えないパナソニックのレッツノート・シリーズでも、むかしは英語キーボード仕様のものが選べたはずだったけど、いまでは「パーソナル仕様」と謳いながらすっかり日本語配列「しか」選択できないのも不思議である。

パナソニックの社内は、みな「かな入力」派なのだろうか?

それもこれも、「ローマ字入力用キーボード」といえばいいのを、わざわざ日本人が嫌いにさせられる「英語」を用いるから、どうしても英語から忌避したいひとは、「日本語」の文字につられてしまうのだ。

文字種の切り替えに、「英語キーボード」は面倒だという、これまた信じがたい理由を述べているひともいるけど、ぜんぜん困らない。

エンターキーが大きいか小さいかをいうひともいるが、どうしてか2段づくりの日本語キーボードが大きくて有利に「見える」が、下から三段目だけ横長になっている英語キーボードの設計意図がわからないもの不思議なのである。

右手小指で叩くエンターキーは、手のひらの位置からして、下から4段目が横長の日本語キーボードの意味不明(重要な三段目の右手小指の位置は却って狭くなっている問題の隠蔽か?)の方がよほど深刻な打ちにくさ(指が届かない)を作り出しているのに。

なにより困るのは、日本語キーボードを本体に組み込んでいるノートPCで、外付の英語キーボードを使うのに、いちいちキーボード選択をしてからその都度、PCを「再起動」させないといけないことだし、とっさのときに本体の日本語キーボードが英語キーボード認識されてしまうことである。

これをウインドウズ11では、接続したキーボードに従うという選択機能をつけてはくれたが、それはUSB接続のときであって、無線接続では効かない。

どちらにせよ、リース落ちの残存価格をおもえば、売値が15000円でも十分に販売者に利益があるのは結構なことである。

それもこれも、税制のおかげかと思うと、企業は企業で、税金計算書でしかない「損益計算書」(「帳簿」が真実の金銭価値を示すと信じることを強要する書類)に振り回されて、本当の価値判断ができなくなって、価値あるものを「価値なし」(減価償却という人為で「残存価格」がどんどん減ると計算するだけ)とするムダを誰も気にしないところが、なんだかなぁなのではあるけれど、その御利益が我が家にやってきたとして、おトクダネ!と喜んでいるわけである。

嫌な夫婦だね。

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