トランプ大統領がしきりに「フェイクニュース」と呼ぶマスコミの代表で、ワーナー・ブラザーズ傘下の「CNN」が、親会社のワーナー・ブラザーズごとパラマウントに吸収合併されることがほぼきまった。
「ほぼ」というのは、巨大合併案件のために関連する「州法」における「独占禁止法」への法的対応の道筋がみえてきた、という意味である。
つまり、事業に関連する各州司法長官からの訴訟は避けられる、と同意である。
本件について、「THE CORE」と「長谷川幸洋のNEWSチャンネル」が詳細な解説動画をあげている。
ようは、反トランプ=グローバル全体主義のCNNが、これを資本の論理でひっくり返させることが確実になってきたから、現CNNのスタッフたちは解雇の恐怖に震える「事件」となっているのである。
すでに、「パラマウント」を所有しているのは親トランプで有名な大富豪ラリー・エリソン(オラクル創業者)氏で、その息子のデービッド・エリソン氏はすでに「CBS」を所有して、親トランプの「編集長」を配置している。
広大なアメリカには「全米ネット」は、5社しかない。
・NBC
・CBS
・abc
・CNN
・FOX
このうち、2社が陥落した、ということである。
本件のそもそもの買収金額は、17兆円、であって、それからニュースメディアのパラマウント・グローバルの買収に1兆1800億円をかけている。
ようは、20兆円ほどが「動いた」のである。
それで、デービッド・エリソン氏は、大口投資家の資本参加を募集していて、そこに登場したのが、イーロン・マスク氏なのである。
「Twitter」買収の経験則から、CNN従業員の恐怖は理解できるが、視聴者の立場からすれば「歓迎一色」なのが彼らには厳しい結末である。
グローバル全体主義の末路がここにある。
なんにせよ、資本の論理でオーナーチェンジがおきるアメリカは、良くも悪くも、分かりやすい単純構造を維持している。
この件で、「THE CORE」のコメント欄についている大多数の意見は、「日本でも!」という要望ばかりなのである。
しかしながら、わが国のマスコミ企業の構造は、田中角栄がつくった「新聞社によるTV局子会社化」であったために、アメリカのような自由買収ができない。
わが国は、国家がマスコミの独占を許しているからである。
この田中角栄による計算された「仕掛け」が、本気で自民党を批判する力学を排除して、長期政権のためのプロパガンダ機関としたのだから、まったくもって、庶民宰相の庶民の扱いにおける天才的かつ悪魔的な発想が、いまも有効に機能しているのである。
だから、「日本でも!」という投稿をした庶民には気の毒だが、わが国における改善ポイントは「そこではない」ことに気づかないといけない。
それがまた、経営難を指摘されて久しい「フジテレビ」がかんたんに倒産しない理由でもある。
ときに、国連総会出席のためにニューヨークに到着した高市首相が、搭乗機から降りたタラップの上で手を振る映像は、「ふつう」に報じられたが、なんと彼女の後から撮影した一枚の写真が物議をかもしている。
タラップの周辺に、まったく人影がいないのである。
つまり、アメリカ側は日本の首相を公式に迎えに誰も行かなかった!ということなのである。
そして、高市首相は、誰もいない周辺に手を振ってみせたのだが、これも「広報」としての演出にすぎないことがわかる。
しかして、この衝撃的な写真の出所が「政府広報」だから、物議をかもしているのである。
広報担当官は、間違って流出した、とでも言い訳しているのだろうか?
それとも、内閣官房をあげて、高市降ろしがはじまった、ということなのか?
残念ながら、ここに「資本の論理」はみえてこないのであった。

