13日からの「ミュンヘン安全保障会議」直前の12日、トランプ大統領は、温暖効果ガス規制の法的根拠を撤回する一撃をぶちかました。
これぞ、スケジュール管理、なのであり、ヨーロッパのグローバル全体主義者たちに対する計画された「メッセージ」である。
一方で、ミュンヘン安全保障会議に出席予定のトゥルシー・ギャバード国家情報長官に対する、意味不明のネガティブ・キャンペーンがあえなく終わったのに、民主党側の議員たちはおさめるすべもなく、振るいあげた拳を宙に浮かせたままでどうしていいかわからない状況になっている。
さては、ミュンヘンまで公務出張する、小泉進次郎元環境大臣はどう反応するのだろうか?もあるし、おなじく外務大臣として参加するのは、第二次安倍晋三内閣で経産大臣をやった茂木敏充で、当時の「エネルギー対策」をやった御仁であるから、なんと日本代表のふたりともが「関係者」なのだ。
これぞ、トランプ政権2.0の「いけず」なのである。
だが、もっとおかしいのは、こうした手を防げないヨーロッパあるいは日本側の「無策」が、一方的に押しまくられていると諸国民にはみえる。
ために、たとえば「BBC日本語版」のように、反トランプのプロパガンダで対抗するしかないのである。
だが、そのBBCも、「1月6日事件の偏向報道疑惑」でトランプ氏から100億ドル(約1兆6千億円)の名誉毀損訴訟をフロリダ州の連邦地裁に起こされ、裁判官はBBCが先月に請求していた訴えの棄却を認めず、審理継続が決定していよいよ社内メールの分析やらで、「BBC内部での番組編集」の内容が公開される事態となっている。
むろん、崩壊寸前のスターマー政権下の英国でも注目されるのは当然だ。
トランプ氏の一貫性は、先の国連総会で「環境詐欺」発言をしたことや、世界経済フォーラムでも同様に発信していることばかりなので、ある意味、「なにをいまさら」となっている。
つまり、口先だけでなく、アメリカ国内法としても対処した、というだけのはなしだ。
BBCは、それでもアメ車は売れないというが、日本メーカーの工場がアメリカに移転をはじめたし、衝突安全性に難があるとして25年落ちしか取り扱わなかった「(日本独自の)軽自動車」の輸入・販売を、解禁している。
これはこれで、日本の環境基準がそのまま適応可能なことも意味するから、環境規制を強化したい日本国内にもブーメランになって戻ってくるはなしだ。
むろん、ヨーロッパはEVを撤回し、内燃機関に戻ることを決めたが、振り幅がおおきすぎるために、ドイツメーカーをはじめ日本メーカーの技術には追いつけない悲惨がある。
ベンツもBMWも、中華品質に落ちこみ、VWは倒産危機にある。
経団連の重鎮、日本自動車工業会に、これまでの環境路線から変更すべきといわせるように仕向けている、ともいえる。
どんなにコストがかさんでも、地球環境のため、とか、未来の人類のため、とかときれい事を述べたてても、経済合理性にあわないものを「持続可能性」とかと詭弁を弄するだけ、嘘くさいことは、トランプ氏の「詐欺」発言で雲散霧消している。
アメリカでも日本(政府)にとっても、次のリトマス紙になるのが、来年2027年にくる「蛍光灯廃止問題」なのである。
これをトランプ政権2.0はどうするのか?
ガラス管を割るような廃棄処理に当たって微量だが蛍光管内にある「水銀汚染」を挙げたことによるけれど、これは「無機水銀」で割れた管のガスを長期に吸入しなければ基本的に無害のはずだから、やっぱり「詐欺」臭がする。
決めたのは2013年の「水俣条約」でのことである。
なお、水俣病を発病した元凶は、「有機(メチル)水銀」である。
これも、EVや太陽光発電とおなじで、走っているとき=発電しているとき=点灯しているとき、の電力消費量(太陽光なら発電量)がLEDに劣ることが問題視されたが、製造と廃棄による環境問題はLEDについても太陽電池パネルについても語らないのである。
はたしてこれが、科学か?
ちなみに、水俣病が発見されたのは1950年代のことだから、上の条約にいたるまで半世紀以上がかかっている。
話題のすり替え、という「いつも」のことなのだ。
しかも、従来の照明器具にLEDを付けても、なんら消費電力は変わらないことを政府は教育的広報もしない。
蛍光灯用照明器具についている、放電のための「安定器」が電力を消費するためだ。
だから、既存の照明器具をそのまま利用してLED照明とするなら、安定器を回路から切り離す「工事」を要するのだが、これができるのは、国家資格たる「電気工事士」の資格保持者でないといけない。
さらに、LEDは波長が紫外線に近いので目に悪い。
2027年以降に子供の視力問題が起きる可能性もあり、深刻な「眼科バブル」となるやもしれない。
そろそろ、蛍光灯の買いだめをする方が、よほど安く上がるのである。
一連のスケジュール管理を、あたかも「思いつき」のように振る舞いながら、水面下では確実に検討を進めて、一気にぶちまける、これがトランプ政権2.0のやり方なのである。

