9日、「自民圧勝」ばかりが話題を独占している中、ひっそりと「減税TV」が重要な情報を提供していたので書いておく。
タイトルは、『創設者が語る 参政党の 凄さと恐ろしさ』だ。
ここでいう「創設者」とは、この「減税TV」を主宰する、渡瀬裕哉氏のことである。
参政党の創設メンバーは、神谷宗幣氏(現代表)、渡瀬裕哉氏、篠原常一郎氏、KAZUYA氏(YouTuber)の四人で、これに、松田学(元代表、現議員会長)氏がいた。
なかでも、アメリカ政治(とくに共和党)の研究者たる渡瀬氏がブレーンとしての役割が強かったのだろう。
その渡瀬氏が参政党から離れたのは、2020年アメリカ大統領選挙における、「不正」の解釈で、「不正があった」という側と、「不正なんかあったとしても重大な結果になり得ない」との側に分かれて、後者が渡瀬氏だったと記憶している。
むろんこれだけ、ではないのだろうが、わが国初の「本格的近代政党」組織制度設計にあたった指導的人物がいなくなったことの損失は否めない事実であったろう。
なので、初期設定を語る渡瀬氏の解説は、しごくもっとも、なのである。
政党だから、党勢拡大戦略がないといけない。
そこで、参政党がどのような設計になっているかといえば、アメリカ式党員中心主義をもって、地方議員を1000人〜2000人規模にする。
これだけで、選挙運動を支える党員数は数十万人以上の規模感となる。
それが支えで当選させる、国会議員(参議院でキャスティングボートを握り、衆議院で与党と連立)によって、最後は与党・自民党を「乗っ取る」という作戦なのである。
なぜ乗っ取ることができるかといえば、党員数が自民党をはるかに上回る規模になっていることを想定しているからである。
この意味で、今回の15議席という結果は、道半ば、なのは当然だ。
そこで問題になるのは、党としての「政策立案能力」なのである。
これを、渡瀬氏は、たとえば「マッキンゼー」やらの外部シンクタンクに、「大枚はたいて」でも業務依頼することを提案している。
自民党は、党外のシンクタンクを官僚組織に依存したのであるが、それで官僚に頭が上がらなくなったのである。
アメリカ式では、民主党であれ共和党であれ、政党なら複数のシンクタンクにカネを払って各種提言を求めているから、それをさしている。
そして、提言のなかから政策を組織決定として選ぶ手順をどうするか?が、決定的に参政党にはない、と厳しく指摘している。
むろん、自民党以外の政党にもかつてなかったことである。
そんなわけで、この指摘をかつての創生期に、しっかりと神谷氏と議論したというから、これから神谷氏が党内でどうするか?がはじまるのだろう。
衆・参両院でそれぞれ15議席の30人だ。
いよいよ、そんな段階になった、ということなのである。

