イランとの戦で、ホルムズ海峡が封鎖され、アラブ湾岸諸国の原油と天然ガスが行き場をうしない、減産どころか「採掘中止」の事態となっている。
よって、価格は跳ね上がり、原油については1バレルあたり100ドルの壁を越えるに至っているし、天然ガスについては原油より早く価格で反応したのは、冬期による消費にともなう消費各国の「在庫」が少なかったことも影響している。
とくに、天然ガスの貯蔵には「液状の維持」のための冷却にエネルギーを要することもある。
ふつう、価格上昇局面なら、産油国は価格維持のために動くのだが、今回はそうはいかない。
それで、ロシア産原油の価格が、サウジアラビア産の価格をはじめて上回る異変となっている。
これは、アメリカのベッセント財務長官がロシア制裁の緩和を緊急で発表したことを受けてであるけれど、事実上、ロシア産原油を購入していたインドへの購入支援が名目になっている。
しかし、当然ながら、ウホウホなのはロシアである。
このブログでは、いつロシアが登場するのか?と書いてきたが、9日、とうとうトランプ氏から電話をかけることとなって、おそらくプーチン氏へ「仲介のお願い」をしたのだとおもわれる。
これについて、「ニキータ伝~ロシアの手ほどき」さんが、的確な動画をアップしている。
わたしからすると、やっぱりなぁ、なのでとても共感できる解説である。
しかして、イランは、最初の攻撃で死亡したというハメネイ師の次男が後任の最高指導者に選出されたというものの、公式に一切姿をみせてはおらず、生存しているのか?との疑問がわいているし、革命防衛隊のトップが公開処刑された現状でだれが軍事作戦の指揮をとっているのかも不明ななかで、外務大臣がひとりで頑張っている構図となっているのである。
これはこれで、統一国家としての異常事態である。
すると、アメリカは交渉(ディール)先を見失っている可能性がある。
これが、プーチン氏に電話をかけた最大の理由ではないか?
つまり、イラン政府内に関する情勢の「探り」を、ロシアにはかってもらうなりの依頼をした可能性が高いし、あるいは、ロシアがしる情報をトランプ氏に提供した可能性もある。
それで、見返りは?といえば、プーチン氏は早期終戦を促したのだろう。
むろん、ウクライナ終戦の件もある。
だから、トランプ氏はこの電話会談後に、「アメリカの完全勝利=終戦」を口にしたのではないか?
つまり、すでにイラン政府は存在しない、ことの言質を得たとかんがえるのである。
そうなると、イランの実態はより厄介だということだ。
高度な武器をもった者共が、勝手にふるまっているとは、まったく「応仁の乱」のごとき無政府状態であると想像できるからである。
トップなき革命防衛隊は、もはや単なるマフィアの分裂状態だといえるので、利権を死守したいグループの資金源となる石油貯蔵施設を攻撃したことの意味もわかる。
だが、彼らは民間人に溶け込んで地下組織化してしまうのは、ナチス親衛隊の末路とおなじなのである。
プーチン氏にとってのウクライナゼレンスキー政権へのイメージも、ナチス親衛隊そのものの現代の生き残り集団でしかないから、なんといまのアメリカはロシアと似た敵に向き合うことになったのである。
よって、両国による共同作戦の必要性で一致した、ともかんがえられる。
バイデン政権は、ロシアと中共の接近を促す愚策を展開したが、いまのグローバル全体主義者たちは、頑張れば頑張るほどに、米・露を蜜月に追い込んでいるから、囲碁・将棋でいうおそるべき「悪手」の連続で、まったくチェス世界チャンピオン級のプーチン氏にかなわないことが歴然としてきた。
なかでもスターマーとマクロン、そしてフォン・デア・ライエンの「へぼさ」は、歴史的である。
これに、高市・自民党が加わって、補助金による弥縫的施策、かつ、GX(グリーントランスフォーメーション)推進なる阿呆政策をやると国会で表明し、まったくの無策・無能を自ら示して胸を張る愚行に終始している。
プーチン氏に1本でも、電話をかけた方がいいのに。

