8月27日、アメリカ合衆国厚生福祉長官のRFK.Jrによって、CDC(Centers for Disease Control and Prevention:アメリカ疾病予防管理センター)の所長が解雇され、この「暴挙」に抗議して、複数の幹部職員たちが連鎖的に辞職をしている、という。
これで、CDCが機能不全になる、といった報道がされているけれども、「逆神」だと気づいたアメリカ国民は動じることがなく、むしろ支持しているという。
Dr.ファウチの犯罪を暴くことも行われているが、行政長官としてのRFK.Jrの立場からしたら、足元の大掃除を優先させているとかんがえられる。
もっとも、解雇された所長を指名したのは二期目のトランプ大統領であった。
明らかにRFK.Jrの方針とことなる人物をあてたのはなぜか?から、「思いつき説」が拡がっているけれど、バイデン政権から現職までのCDC所長には一貫した組織内の政治色がある。
だから、わたしは「根こそぎ排除」を狙った、恐るべき人事だったとみる。
つまり、あたかもトランプ大統領ひとりの「思いつき」に見せかけて、スタッフたちが仕込んだシナリオ通りのことになったのだとかんがえるのである。
トランプ政権2.0における、用意周到なチームワークを侮ってはいけないし、そうしたチームをつくる名人がトランプ氏なのだ。
連鎖的な辞任が続いているのは、RFK.Jrからすれば自動的に掃除が進む、喜ばしくも効率的な事態となっているのである。
それもこれも、左翼の行動規範を逆利用したのではないか?と推理する。
その行動規範とは「偽善」であって、まさに左翼の世界的なスタンダードである。
別のいい方をすれば、腐った「頭」を切り落とすことで、周辺部の腐敗も処理できるという、組織構成上の常套手段でもある。
こうした動きに、えらく鈍感なのが、いまの日本である。
昨年の2月5日に、アメリカ大使館内に、「CDC東アジア・太平洋地域事務所」が開設されている。
つまり、民主党の重鎮で極左の、ラーム・エマニュエル大使が巣くったアメリカ大使館であって、いまのアメリカ大使とは分けてかんがえないといけない。
なんにせよ今回の解雇劇は、かならずわが国にも影響すること絶大なのである。
しかし、マスコミは無視を決めこむ。
この都合の悪いニュースは、日本国民にとって都合がいいからだ。
さてそれで、RFK.Jrの役所とどのような連携が日本でとれるのか?となるのだが、「自・公・立憲」政権では、動かない、のが確実なのは、解雇された側と同じ穴のムジナだからである。
そんなタイミングのなかで、今月7日にはトランプ政権2.0誕生に大貢献した、チャーリー・カーク氏が初来日して、講演をすることになっている。
これはけっして偶然ではないとかんがえる。
「同盟国」と口先ではいいながら、トランプ政権2.0にあくまでも反抗するわが国の現政権をどうするのか?は、トランプ政権2.0にとって重要な課題であることは間違いないからである。