歴史的「意見広告」の常識

6月15日付け、日本経済新聞12面の「意見広告」が素晴らしいと評判を呼んでいる。
福岡市の「昭和食品工業株式会社 代表取締役社長名」での全面広告である。

この会社は、うどん、そば、ラーメンの飲食店を31店舗、それに工場を経営している創業53年の「中小企業」だと自己紹介している。
HPの会社概要によると、資本金360万円で昭和44年9月に設立したとある。

「もう黙っていることができません!」

と大書した、その下には、「根拠」が羅列されている。
他紙を愛読されている方のために、項目をあげよう。
・感染者数とは?
・しかも今のCt値は、何の意味もない!
・緊急事態ではなく、緊急課題
・スウェーデンの対策から 真実を学び 共生の道を歩むべき!

上記項目の「参考図書」として、以下の3冊をあげている。

  

「意見」は、
主権は国民にあるのです。
政治家や閣僚にあるのではないのです。
国が悪いのでも、世間が悪いのでもなく、
国民が正しいことを知ろうとしないことが諸悪の根源ではないでしょうか。

報道だけを鵜呑みにするのではなく、確証を得るまで情報を収集し、科学的に客観的に整理できたら、あとは「知行一致」です。
行動あるのみです。
一度きりの人生を他責で終わらせないように…。

お見事である。

当ブログの発信主として、全面的に同意する。
あえていえば、「当社は従業員に職域接種を強要しません。ワクチンパスポートにも賛同しません。」が加えてあったらもっとよかった。
ただし、原稿〆切上、精いっぱいの内容であったろう。

以下、わたしの「見解」である。
第一に、日本経済新聞が選ばれた理由を推測するに、一種の「一般紙への見切り」があったとかんがえる。
読売、朝日、毎日、サンケイへの「決別」ともいえる。

でも、日本経済新聞が「積極的に選ばれた」ともかんがえない。
この新聞の記事も、ほとんどが「政府広報」で埋まっているからだ。
せめてもの希望を、「読者に託した」といえるだろう。
いまどき「一般紙」を購読する読者層に訴えても、効果が期待できないと発想したとかんがえるのが妥当だとおもわれる。

第二に、「単独行動」の「見切り」だ。
業界に声かけしても、「賛同者がいなかった」ということだろう。
ここに、代表取締役社長の「孤独」をみる。
けれども、「いわずにはいられない」衝動との葛藤が見てとれる。

もしや、会社の「重役陣」あるいは、先代からの「番頭」に、再考を何度も促されたかもしれない。
「社長、御上に逆らってはいけません」と。

「福岡」といえば、本社所在地と選挙区こそ違えども、麻生太郎副総理の大地盤である。
もしや、気の利いた番頭さんが、麻生事務所に「事前通知」ぐらいはやって、仁義はきっていたやもしれないと「妄想」する。

「中小企業の分際なのでお見逃しを」とかいって。

第三に、「正論」ゆえの「おそろしさ」を参考図書で打ち消したことの巧妙さがある。
「政治権力」には「権威」で対抗し、根拠なき専門家の「権威」には、根拠の「権威」というふたつの対立構造を一石二鳥で処理していることだ。

政治家や閣僚(おそらく、「経済担当大臣」と「行革担当兼ワクチン担当大臣」のふたりを狙い撃ち)の、民主主義を無視した強圧的態度にも「我慢できない!」だけでなく、「科学者」のはずの「専門家会議の代表者」が、一切の「科学的根拠をあげない!」ことの「ぶち切れ」を、同時にぶった切る痛快がある。

まさに、麻生太郎氏がだいすきな「劇画」の構成になっている。
一刀両断ではなくて、一刀で三人を始末したのだ。

第四に、わが国「マスコミぜんぶ」をこき下ろした。
スウェーデン、ドイツ、イングランドなどの「外国の事例」を引き合いにしたのは、マスコミ全社が、ほぼ「報道しない自由」を発動したから、ネット情報をみない国民には何のことか理解しにくい。

これらの国に加えて、スペインやアメリカでさえも、「目覚めた」国民は多数いる。
それが、ドイツやイングランドでの大規模デモでのスローガン、「マスクを外せ!コロナは詐欺だ!」という記述である。

ちなみに、「知行一致」とは、幕末に大ブームとなった「陽明学」の「知行合一」のことである。
吉田松陰の松下村塾も陽明学によっている。

はてさて、勇気のある中小企業の頑張りに、大企業はどうするのか?
このような「骨」のある経営者と「協働」する労働組合は存在しないのか?

問われるのこのことだ。

もはや、日本政府・内閣・与党・野党そして、地方政府が、こぞって、国民を支配したがる「支配者」としての欲望をむき出しにしてきたのである。

これは、「共産化」なのだ。

自由民主党は、共産主義を取りこんだ。
政党として存在する、日本共産党は、自民党の「一派閥」と化した。
他の「党」もみな同様である。
「55年体制」のなれの果てが、新・翼賛政治=中共化なのだった。

コロナはその道具に過ぎないと、「意見広告」が主張している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください