政治音痴が攻撃する恐怖

テレビを観ないので、タレントさんのこととかに詳しいわけではないけれど、ネット界隈でもバズった話題になっているので気がついた。

なんでも、アンミカというひとが出演した、カップ麺のCMが炎上して、出演者への大批判になっているらしい。
そうしたら、韓国からの密入国者ではないかという話にもなっている。

わたしは、このタレントさんがどんな芸能活動をしてきていて、どんなキャラクターなのかもしらないので、これから変なことを書くかもしれないが、それが変に思えることが変ではないか?とも思う。

なぜなら、アンミカというひとのことを直接話題にしないからである。

先ずは、大炎上したというCMだ。

おとななら、CMに登場したタレントさんを批判しないで、これを製作したひとたちを批判しないとおかしいだろう。
演出や台本を書いたのは誰か?

当然ながら、カップ麺メーカーが発注した「作品」なのだから、企画段階からカップ麺メーカーの担当者が同意したうえで放映しているはずでもある。

いいもわるいも、出演するタレントさんには権限はなく、台本通り、意図通りにどうやって自分の演技を完成させるのか?ということでしか仕事ができない。
ひらたくいえば、タレントとは、「お人形さん」なのである。

そうした意味で、このCMは、意図通りの大成功だったと評価できるのではないか?

それで、どういうわけか、コンビニからスーパーまで、対象のカップ麺が箱で山積みされて、大安売りになっているけど、これも最初から企画・意図されたものではないのか?と疑うのである。

CMづくりとは、心理戦を消費者に仕掛けるものだ。

だから、先ず炎上させて、目立ったところに大量の商品をあたかも投げ売りのごとく安売りとして仕掛ければ、それはもう、売れるに決まっている。

しかも、ラーメン系ではない、うどん・蕎麦系の『どん兵衛』なのである。

お正月を目前にして、最大手、日清がやらかした仕掛けである。
そうやっておいて、次は、「CM打ち切り」という話題にまで発展させたが、これもまた最初から企画・意図されていなかったか?と疑う。

ダラダラと年越し放映なんかしないで、暮れの「年越し蕎麦(うどん、もね)」需要のピークに短期決戦を仕込んだとかんがえるのである。

たまたまスーパーのレジで前に並んでいた御仁は、カゴふたつ分の「どん兵衛」を購入していた。
そんなに食べたら、身体に毒だろう、と思ったが、購入者の自由ではある。

わが国が、あたかも自由国家であるように見せかけているのは、利権だらけの政治がそうさせている「現象」にすぎない。
それは、「ぐみん」の歌の歌詞を噛みしめて味わえばよくわかることだ。

国民の健康と、食品の安全を司る役所は、分断していて、厚労省と農水省ということになっている。

あくまでも、業界の支配が役所設置の目的なのであって、本当の国民の健康とか、食品の安全を確保する気は、最初からない。

さらに、「密入国」という話になったら、法務省・入管ということになるけれど、これをアメリカの民主党・バイデン政権ようにあからさまではなくて、もっとずる賢いやり方でゆるゆるにしているのが、自公政権なのである。

その中の期待の星、河野太郎がいう、「新しい日本人」を、見事な実務能力でシラッとどんどん受け入れているのが、岸田政権なのだ。

この半世紀あまりのわが国の政権で、かくも実績を上げている政権はない。

ただし、まったく日本国民のため、とは乖離していることの恐ろしさがあるのに、だれもこれを言わないのも、しっかりつるんでいるからだろう。

そんなわけで、わが家の年越しは、八割蕎麦と決まっていて、カップ麺で済ますということは、夢にもかんがえていないのだった。

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