岸田氏がバイデンに倣っての辞退を決めて、自民党総裁選がなんだか盛り上がってきている風情だが、そもそも自民党総裁が総理になることが、今どきどうかしている。
それもこれも総選挙をやらなかった岸田氏の置き土産で、芯から日本をダメにしているのがこの政党の存在そのものなのである。
もちろん、組織として、岸田氏に反旗を翻すものが存在しなかったことがその理由であるから、見事な一体感がある。
立候補を示唆している議員たちの顔ぶれは、まことに残念ながら一国を背負う気概も能力もあるとは思えない人たちばかりで、「本社」にあたるアメリカ民主党の人材枯渇とまったくもって歩調をあわせているのが情けない。
カマラ・ハリスとパートナーのティム・ウォルズ氏の両者の特性は、完全なる共産主義者であるから、支店の自民党もそうなったのである。
当然に、日本総督のエマニュエルとかいう人物が、大手を振って自民党を共産化させるのに一枚も二枚もかんでいる。
なので、本気で恨み節をいいたいだろうと推測するのが、日本共産党だろう。
半世紀も前からしたら驚天動地の状態がいまの日本の政界で、これをまた、狂った経営者たちの集団「経団連」が支えて「ソ連化」を推進しているから、わが国の経済衰退が止まらないのである。
興味深いことに、カマラ・ハリスという人物には、これといった政治的実績がない、という驚きがあって、それが映画『チャンス』よりひどいと前に書いた。
しかし、ウォルズという人物はミネソタ州知事として、州法をして州を共産化させた実績がある。
しかも、軍歴詐称など、あたかも民主党らしい狡さをもって平然としていられる、典型的な「肉食の思想=差別意識」をもった白人種である。
なお、「肉食の思想」の初出は、会田雄次の『アーロン収容所』(中公新書、1962年)で、この歴史学の大家は自身の体験をもとにして、様々な文化的・民族的特徴の分析を試みている。
さて、さいきんでは、カマラを「カムアラ」と発音すると民主党支持者は子供のように大騒ぎしているし、あだ名つけ名人のトランプ氏は、ウォルズ氏を「タンポン・ウォルズ」と連呼している。
その理由は、公立高校のトイレに生理用品を無料で配置する州法案で、共和党は「女子トイレに設置」との限定修正案を提出したが、知事と与党の民主党はこれを拒否して、「男子トイレ」にも設置することを義務付けたからである。
こうしてみると、まともな共和党コンビを「異常」といい続けるマスコミの異常が目立つばかりで、わが国における「拝米保守」の片方のDNAをもつ麻生太郎が高市氏を推すことの安易さが、ますます吉田茂より酷い日本にしても構わないという無責任なのである。
それでも、この低脳な人物は、あたかも自身がキングメーカーになったかの錯覚をマンガの主人公のように楽しんでいるにちがいない。
なお、同様の低脳に、菅義偉がいて、こちらはもっと狭い神奈川県内の阿呆を推している。
もしこの両者が妥協したら、同じく神奈川県のクルクルパー、河野太郎が出てくることになる。
ただし、河野のカネの源泉は平塚にある弟が社長の「日本端子=中国」なので、この夏の「北戴河」でなにが起きているのか?が、えらく影響するにちがいない。
習氏の身になにが起きているのか?が、もしも現状の噂通り本当なら、それもこれも、「確トラ」の影響にほかならないのだろう。
ロシアからではなく、先手を打って西側に迎合しようというのが「長老たち」の意向だというのが本当かどうか?は今後あらためて判明するだろう。
ただ、経済がボロボロで、人民ではなく幹部たちの個人資産の減少が「焦り」になっているとすれば、習氏からしたら笑止だったろうにとはおもう。
どちらにせよ、アメリカ民主党に与するとの「判断」があったやに噂されているのだ。
この「確トラ」の影響は、地上の多くの地域で化学反応的に起きている。
しかし、とにかく想像することも、かんがえたくもない日本の外務省は、かつてヒラリー優勢を信じて疑わず、ときの安倍総理を選挙中のヒラリーと面談させた(トランプ氏を無視した)失態は、歴史的であった。
この屈辱に、阿呆ではないトランプ氏は恐る恐る前に出た安倍氏を、逆に異様なまでに優遇したから、ハラハラドキドキの外務省の御殿女中たちも安心させる演技を貫いたのである。
いまでもトランプ氏が安倍氏を慕っているように見せるのは、わたしにはどうかんがえても阿呆な日本人を抱き込むための方便としかおもえない。
わたしはトランプ大統領再選を待望するけど、彼を「神」だとはおもっていない。
むしろ、徹頭徹尾ビジネスマンであるために、ビジネス経験をバカにすらする外務省の自称エリート官僚・役人たちには、トランプ氏がなにをいいだすのかの「読み」がぜんぜんできないのだ。
さらに、日本独立のための必要条件が彼のような「各国ファースト:ナショナリスト」の思想の持ち主でしかないからである。
ところが、ヒラリー勝利予想の大失敗でも反省をするはずもない阿呆集団が外務省だから、日本を賊国扱いし続ける民主党の支配が続くことを願ってやまない。
それが、日本を本気で独立させようとするトランプ氏よりも、ずっと楽して国家予算で私腹を肥やし遊んで暮らせるからである。
ところで、このブログではなん度も批判してきたのが高市早苗という人物である。
彼女の得体の知れぬ不気味さには、麻生太郎のような単細胞には理解不能な邪悪があるからである。
もちろん、拝米保守という亡国・売国の論者たちが彼女を推す理由も、彼女の正体が、バリバリのアメリカ民主党すなわち、トロツキー派だということをしっているからだ。
地味な上川陽子なる売国奴も、高市と同じなので、もしも高市と上川が組んだら、最強の共産主義推進がこの国で実行されるはずである。
お里が知れるのを防ぐためか、この両名は意識して距離を保っているようにしかおもえない。
そんなわけで、だれがなろうが自民党はとっくに賞味期限が切れていて、すでに食中毒が発生して超過死亡がとまらないでいる。
安倍政権が長く無駄に続いたことも、いまの食中毒の原因だ。
ナショナリズム政党は、日本では参政党だけなのに、組織運営に失敗して党勢を落としてしまった痛恨がある。
まこと、組織運営のためのマネジメント・セオリーを日本人がしらないことが、絶望感を高めているのである。