金、プラチナ、銀、あるいは銅とかの、金属類が高騰(乱高下)しているようにみえる。
一般的な投資対象としてみれば、あくまでも「高騰」だが、金やプラチナ投資のパンフレットにある「永遠に不変の価値」とあるのを素直に信じれば、金やプラチナが高騰しているのではなくて、各国の中央銀行が発行する「紙幣」が、「暴落」しているのである。
たとえば、新一万円札(渋沢栄一)の原価は、20.4円だと公表されている。
すると、発行元の日銀の粗利は、10,000円ー20.4円=9,979.6円である。
つまるところ、暴利を貪ってきた、のである。
これを、日銀は自らのHPで、極アッサリと解説している。
ウソではないが、さすがに「ボロ儲け」とは書けないので、エリート意識丸出しの表記としたのだろう、と穿ってみたくなる。
ただし、純利益から「配当」を除いた残りは、「国庫」に納付されるようになっている。
ところが、「国庫」とはなにか?をかんがえると、この「管理事務」を行っているのが、日銀なのである。
つまり、日銀は自分の利益を「国庫」に入れて、自分で管理している、ということになっているから、国民からすると「はぁ?」になるのである。
むろん、その前に支払われる「配当」とは、株主への配当のことだ。
しかしながら、日銀は東証上場企業なのに株主構成について一度も公表したことがない、という驚くべき企業体で、東証はこれになんのペナルティー対応をしていない。
もっと、基本的なことを書けば、日銀は、上にあるように、上場(民間)企業なのである。
これを、教科書では、「政府・日銀」とあたかも一緒のように子供に教えて、日銀=政府=職員は公務員、といった刷りこみをしている。
だが、日銀の職員は、全員、「民間人」である。
さてそれで、ソ連が崩壊する前の70年代終わりから80年代の東欧衛星国では、タバコの「ケント:KENT」が通貨として流通していたと前に書いた。
カートンボックス、一箱、1本、という「通貨単位」であったし、誰もこのタバコに火を着けてタバコとして消費するものはいなかった。
そしてなによりも、なぜに「KENT」だけであって、「MARLBORO」ではなかったのか?をわたしはしらない。
とにかく、自国通貨の価値を、国民が「認めない」という社会現象から、「紙幣」が「紙切れ」だとひとびとが認識した瞬間に、ほんとうに「紙切れ」になるのである。
これは、第一次大戦後のドイツにおけるハイパーインフレで、マルク紙幣が薪よりも低価値になったために、焚きつけ用につかわれたことでもわかる。
以上から、円やドルの代わりになる通貨はなにか?が気になる今日この頃なのである。
禁煙がファシズム化した現代、いまさら「タバコの銘柄のなにか?」になるのか疑問だ。
でも、単位の扱いができるので、ややかさばるがあんがいと「KENT」は合理的だった。
かさばるのはそのままに、「ティッシュペーパー」はどうだろうか?
これなら、箱と枚数での単位があるが、ただ「安すぎる」ので厳しい。
そうやってかんがえると、「チョコレート」とか「キャラメル」も候補となる。
板チョコよりも、粒状のもの、たとえば不二家の「LOOK」とかが便利だろう。
すると、世界的なネスレの「KitKat」のAmazon限定ボックスとか、袋詰めもいい。
ネスレとAmazonがその気になれば、「世界統一通貨」になることもあるはずだが、「購買力平価」で、国力がバレるので嫌がる政府と中央銀行を抑えられないかもしれない。
残念だが、これまでの購買力平価の世界指標だった、「ビッグマック」は、生ものなので「通貨」にはなりえないから、「ブロック:積み木」に変換されるのか?
さて、何になるかは、突如、何かのきっかけで決まるにちがいない。
事前に買いだめするのもムリなのである。

