トランプ大統領による、2026年一般教書演説は建国250年を意識した、格調高くもいつのもようなトランプ節もあって、わかりやすいものであった。
ただし、歴代最長?ともおもわれる、1時間50分に及ぶ長さも語り継がれることであろう。
これを、日本時間25日、「THE CORE」で同時通訳付き生中継があったし、「Harano Insight」さんがダイジェストにまとめているので参考になる。
以上の2.0本の動画を基点にすれば、日本の「翻訳メディア」は、そもそも信頼性に欠くので、「X」への投降を参考にすると、民主党の側の劣性は明らかで、道徳的にも批判の対象となったことは昨年と変わらない。
むしろ、トランプ演説の構成が絶妙なので、光を照らすトランプ共和党と、闇をイメージさせる民主党という区分の刷りこみ作戦は成功したといえるだろう。
なにせ、本場アメリカの大手左派メディアさえ、トランプ75%、民主党25%、と視聴者の支持割合を発表せざるを得ないこととなった。
事前調査から、事後に10ポイントも上げた、という報道なので、じっさいはもっとすさまじい数字なのだろうと共和党トランプ派はみているだろう。
トランプ氏は、「一般教書演説」でのスタンディングオベーションによる「投票」を促すという「多数決」をもって、アメリカ人に「悪の民主党」イメージを注入するのに成功した。
むしろそんな民主党議員たちが、トランプ大統領も意外と発言した、「国会議員のインサイダー取引禁止法成立」を呼びかけた場面では、ほぼ全員がスタンディングオベーションをしたので、おそらく原稿にはない「ナンシー・ペロシも立っているか?」と、これまた「いけず」な骨髄反射をしてみせた。
だが、これは案外と「意外ではなく」て、民主党の「頭でっかち」と現実を無視した「政治優先」の、まるでむかしの貧乏書生が『資本論』に傾倒したように、とにかく、「ソ連」とソックリ似ていて、「綺麗事」が大好きなのである。
むろん、法案を可決すればそれで問題は解決される、とは、さしもの民主党議員もかんがえてはいないだろう。
ようは、さんざんこれまで市場がしるよりもはるかに早い、政策決定の場からの情報をつかったインサイダー取引で稼いできたのは、ナンシー・ペロシだけではないからだ。
このことは、MAGA派の最前線にいて、司法長官候補となったが「辞退」したばかりか、連邦下院議員も辞して政界を去った、マット・ゲイツ氏が現役議員時代から訴えていたので、「国会議員の闇稼業」であることをしらないものはいないから、民主党議員といえども「スタンディングオベーションをするしかない」追い込みが行われているとかんがえるべきだろう。
それにしても、能面顔で身を固くしていた民主党議員たちの、なんと晴れやかな笑顔での拍手であったか。
トランプに絶対にシンパシーを送らないとの決心が、一気に解けた瞬間であった。
これを、解放、という。
そしてまた次の瞬間に元に戻る彼らの姿を、生中継で観ているアメリカ人はしっかり悟ったことだろう。
むろん、民主党を支えるマスコミ報道を信じるアメリカ人は少なくなった。
それで、トランプ氏が最後に触れて「ホゥ!」とわたしが感じたのは、アメリカにおけるキリスト教の復活、しかも若者世代でのことだというのは、事実上キリスト教を「国教」とするアメリカ合衆国の「復活」を宣言する意味が含まれていることにある。
「無宗教=共産主義」の民主党議員の面前でこれを言い放つ、トランプ大統領の心の強さに、79歳とはおもえない執念すら読みとることができた。
むろん、「関税」についても、最高裁判所裁判官たちを目前にして、ハッキリと「残念な判決」というところもまた、トランプ節の炸裂なのであって、別の方法でやってやる、との「いけず」丸出しなのであった。
ちょっと歌舞伎チックなので、日本人にはえらくわかりやすい。
日本の国会での論戦におけるかつてない与党の傲慢ぶりも、しっかり本国に報告されていて、来月の日米首脳会談のネタにされることもまちがいない。
かつてアメリカで民主党議員のインターンとして世話になった高市早苗氏の情報網は、ろくでもない、ということもトランプ政権2.0は把握していることだろうし。
ようは、世界各国の政権も、この演説の反応による「あぶり出し」の対象なのである。
これに、日本側がしらないふりができるのは、いまどき「情報鎖国」が成功していると信じる与党議員たちのリテラシーが低すぎるからである。

