25日、高市首相の「アメと無知」の反トランプ政権宣言(ほぼ宣戦布告)の一方で、ジョン・ラトクリフCIA長官が、米空軍の大型輸送機(C−17AグローブマスターⅢ)でモスクワを電撃訪問したことが話題になっている。
そもそもこの大型輸送機は70t以上の重量物(人員なら最大134人)を輸送できるものだが、閣僚級の高官が自ら搭乗するには、ずいぶんと速度は遅いし、乗り心地はトラックの荷台同然だったろう。
本人のための装甲乗用車を積載していたというが、「それだけ?」という疑問も話題になっている。
それで、アンドリューズ基地から飛び立って、中継地のラトビアに23日に到着し、25日に離陸後同日モスクワに到着している。
ようは、ラトビアでなにをしたのか?も不明なのである。
つまり、この旅の公開情報は、大型輸送機で目立つように移動したこと、だけで、目的から何からが秘密の中にあるためにさまざまな「憶測が報道されているのである。
よって、ほとんどが「ガセ」だとおもわれるので、本稿では切り捨てる。
むろん、どうでもいい話をしにいった、とはかんがえられない。
むしろ、現地ではプーチン氏が25日の予定を二日目のラトクリフ出発時に急遽変更しているので、「電撃訪問」であることはまちがいない。
ここで妄想をふくらませれば、「人質交換」ではないのか?
つまり、ロシアに亡命中のエドワード・スノーデンの身柄引き取り、かもしれないとおもうのである。
中間選挙を目前とした時期なので、「一発勝負」の段取りだとすれば、スケジュール管理が厳密なトランプ政権2.0らしい行動となる。
スノーデンを追放したのは、オバマであるから、オバマ逮捕にいたる工程の重要な一歩、ともいえる。
そこで、目くらましのために、カナダへの関税を蒸し返したのだろうが、これにはアルバータ州のアメリカ編入住民投票を控えてのことだろうから、それなりの一貫性がある。
低能で有名な、カナダ首相マーク・カーニーの狼狽ぶりが、これまた阿呆丸出しなのである。
なんだか、トランプがバッハにみえてきた。
この音楽史上に金字塔をうちたてた人物の得意は、複数の声部(ポリフォニー)をもって一曲をなす、まったく超人的な作曲技法にある。
おそらく、大後輩のブラームスが、その交響曲4番で、交響曲のなかに交響曲を描いたのは、バッハをいかに凌駕するのか?に取り憑かれてのことではなかったか?
この意味で、トランプ政権2.0は、まったくバッハのポリフォニーを政治で表現しているとしかおもえないのだ。
あの哲人プーチンをして、トランプの行動は読みにくい、といわしめたのは「これ」だろう。
なんにせよ、わざわざ大型輸送機で向かったのだから、なにかを運んでいくのか積んで帰国するのだろう。
結果としてなにが起きるか?は、お楽しみ、なのである。

