来年の統一地方選挙の重要性

2月8日投開票の衆議院議員総選挙があっての「結果」だったので、次の国政選挙は2年後の2028年参議院通常選挙ということになるのが妥当だろう。
与党は、衆議院での歴史的圧倒議席数をみずから放棄するはずがないからである。

しかし、この間の来年、2027年には統一地方選挙があるのだ。

ここで参政党は、500人の候補を準備するとすでに発表している。
いま、200人ほどの地方議員がいるので、全員が当選してもあわせると700人となるが、それでもまだ少ない。

与党を圧勝させたとはいえ、参議院で少数与党なのは変わらないから、じつは高市自民党に勝たせすぎたことの「決戦の場」は、参議院選挙なのである。

その足腰の強化に不可欠なのが、統一地方選挙による地方首長と議員をいかに増やすか?にある。

今回の総選挙応援で、北海道に入った岸田文雄元首相は、「アメリカ共和党がトランプ派に乗っ取られてしまった」と講話して話題になった。

この人物が極左&戦争屋たる民主党の親派=子分としても、なぜに&どうやってトランプ派が「古き良き?共和党=やっぱり戦争屋」を乗っ取ることができたのか?については触れていないだろう。

そのヒントは、参政党を創設・組織設計した、渡瀬裕哉氏のコメントに詳しい。

従来から党員を主体とする共和党の構造(これをコピーして「参政党」がある)において、トランプ支持者を圧倒的としたので、党内予備選挙においてトランプ派以外から本選挙に出ることができなくなったのである。

これを、わが国の統一地方選挙に当てはめると、参政党の地方議員による応援なくして国政選挙に勝てない、という状況が出来上がると、参政党は最強となるように設計されていることがわかる。

しかも、旧来の議員は、参政党が自分達とおなじ議員主体の政党だと勘違いするだろうから、そこもまた「狙い目」となる。

なぜなら、参政党がとっくに構築・整備した、衆議院小選挙区289すべてに「支部」があることの意味、すなわち、支部長以下の党員による同意がないと、候補者になれない、仕組みが作動しているために、ぽっと出が許されないことを理解しないであろうことが挙げられるからである。

もしも、複数の候補者となれば、支部における「予備選挙」が実施されるので、まったくトランプ派がやったこととおなじ現象が、日本の各地で起きるのである。

なので、時間が統一地方選挙まで1年足らずではあるが、これからフル稼働して蓋をあけたら1000人以上の候補者が参政党から出てくる可能性があるとみる。

そうやって、できれば2000人規模の地方議員団がいる党となると、参議院選挙の後にくるはずの衆議院総選挙で、これまた高市メッキがボロボロに剥がれての状況から、大躍進が期待できるというものだ。

おそらく、その前のどこかのタイミングで、参政党は「政策」を、外部シンクタンクに立案させて、これをまた大々的に発表し、自民党のシンクタンクたる官僚群を論破することもイベント予定にするでのであろう。

まったく、「ウサギとカメ」のレースのような展開で、ウサギの自民党は、驚くほど自身の内部組織の近代化を進めることはない。
むしろ、従来通り議員個々人の後援会なる「組織」の強化を図る(利権構造の強化のこと)だけしかできない「馬鹿の一つ覚え」が、将来の自滅の道となっていることにも気づかない。

トランプ政権2.0がイランで画策している「体制転換」とは、具体的には「革命防衛隊」の解体を意味する。
この組織こそ、「ナチス親衛隊」とソックリな、国家と国民経済から独立した経済機構と軍事機構を併せ持つ巨大な運動体そのものである。

よって、よしんば革命防衛隊が解体されても、おおくの構成員は極秘地下活動に転じ、一般人から気づかれないような「潜伏」をしながら利権の確保に努めるのも、これまた「運動体」ゆえの生存方法となるだろう。

だからよしんば、体制転換が実現した戦後、でも、国内治安部隊による「革命防衛隊員逮捕」のための「狩り」は延々と続く可能性がある。

まったく、フレデリック・フォーサイスの『オデッサ・ファイル』のごとくだし、現実に南米には彼らの活動の痕跡が戦後80年経っても残っているばかりか、住民たちは現在も彼らについての質問に答えないのである。

ちなみに、本書冒頭にフォーサイスからの注意書きがあって、「オデッサ」とは、ウクライナ(訳文では「南ロシア」)にある都市のことではなく、本書でいう「オデッサ(ODESSA)」は、Organisation der ehemaligen SS-Angehörigen(ドイツ元SSナチス親衛隊のための組織)の略称のことである。

イランの軍事は「国軍」と「革命防衛隊」の二系統で、ナチスドイツの「国軍」と「ナチス親衛隊」があったのとおなじである。
なお、ソ連は共産党の「軍」としての「赤軍」が後に「国軍化」されたが、現代中共ではいまだ国軍はなく、党の「人民解放軍」がある。

この点で、自民党の「後援会」は、地域毎の「利権確保運動体」という性格があって、それが平和的な革命防衛隊ともナチス親衛隊ともいえるゆえんであるけれど、党本部からの直接支配ではなく、あくまでも「議員(国会、地方)の後援会」で、地方議員(組織)が地元選出国会議員(組織)にかしづく、ヒエラルキー型複合組織の「縦型自営業連合」が自民党の姿である。

なので、利権と縁のない共和党トランプ派型の党組織とは、まったく性格がことなる。

それで、トランプ政権2.0が徹底的な民主党潰しをやっても、絶えないようになっているから、自民党が将来よしんば解体しても、利権構造の根絶には延々と続くと予想できる。

そのために、「運動体」としての共和党トランプ派が構成されている。

つまり、イランのことは石油以外でわが国とは関係ないとおもっていてはまちがいで、支配構造という巨大だが見えないレベルでの強烈な攻防戦が、世界各地で同時にはじまっているのである。

ここから、わが国だけが逃れるすべはない。

イランの運命はいかに

2月28日、イスラエルとアメリカが合同でイランを攻撃し、トランプ大統領はハメネイ師について「死亡した」と発表した。

この後、日本時間の1日、イラン国営放送が「死亡確認」を発表しので、後継者選びがはじまっているはずだ。
ちなみに、シーア派とは、教祖ムハンマドの「血筋・血統」を重視する宗派なので、ハメネイ師もこれにあたっている。

トランプ大統領は、本作戦の目的に、「イランの体制転換」があるとも発言しており、イラン国内に向けて「行動を起こす」よう呼びかけている。

なお、トランプ大統領の声明全文は、「Harano Insight Official Channel」さんが日本語訳してくれている。

ここであえて「陰謀論」をいえば、戦争と殺戮が大嫌いなトランプ氏が、ほんとうに「ハメネイ爆撃」をやったのか?とおもうのである。
昨年6月の、「核施設爆撃」も、イランとロシアとの事前協議の上で砂漠の無人山岳地帯をターゲットにしたのではないか?と疑っている。

なにせ、ハメネイ師はホメイニ師の後継者として1989年に第二代最高指導者になってすぐ、「核は宗教的に許されない」と発言した人物なので、核開発をしたい世俗政権との溝があったはずの人物なのだ。

それに、遺体を確認した者もいないで、「情報だけ」が走りまわっているのである。

ベネズエラのときもそうだったが、ハリネズミのようなはずの最新の防空システムがかくも容易に破られることの意味を、わたしのような一般人でもかんがえさせられるのである。
この攻撃で、最初に死亡が確認されたのは、イラン軍の最高指揮官であったが、イランには「国軍」よりも強力な「革命防衛隊」がある。

SNS上では、いつどこで撮影されたのか?が不明な動画が多数拡散されている。

このなかに、「本物」もあるかとおもわれるけれど、共通しているのは、黒い民族衣装に身を包んでいた女性たちがこれを脱ぎ捨てるやいなや、最新の西側ファッションの姿となり、「自由!」を叫ぶ、というもので、今回の攻撃直後には、外国にいるイラン人女性たちが「歓声をあげる」シーンが配信されている。

マドゥーロ夫婦の拉致は、おそらく「選挙不正の生き証人」の身柄確保=保護をしたのだろうし、今回のハメネイ師も、そっと保護をしてロシア領に亡命させるなりしてから誰もいない自宅を爆撃したのではないか?と疑うのである。

それが、イランの湾岸諸国無差別攻撃という「暴挙」も仕込んで、「アブラハム合意」も画策するのがトランプ政権2.0の目的ではないか?
この「暴挙」で被害を受けたことを理由に、あの、サウジアラビアが、イスラエル=アメリカ支持を表明する歴史的転換を発表しているのである。

1日、下野新聞には、国際政治学者にして東京外語大の松永泰行教授(イランを中心とした西アジア地域研究)のコメントがあり、「イスラム体制転換は困難 未完の作戦にリスクも」がタイトルとして載っている。

この記事も、デジタル・タトゥーになるのではないか?

それでいえば、アメリカ国務省=ロシア外務省の交渉(表向き)は低調である。

24日の「一般教書演説」で、大統領はマルコ・ルビオ国務長官を絶賛したが、ルビオ氏は浮かない顔をしていたのが印象的だ。
むしろ、傍聴席にいた娘婿のクシュナー氏が、身分不明のまま大統領特使と一緒に交渉しているのが「妙」なのである。

これも、米・露共に二重外交をすましてやっている意図がおなじだからであろう。

つまり、公式(外務省同士)と半公式(大統領特使同士)の使い分けによる責任と言い訳の分散である。
プーチン氏がこのテーブルに完全に一致しているところが、米・露によるシナリオが動いている証拠ともいえる。

一方で、イスラエルはネタニヤフ政権への絶望から、戦後に住みついたおおくのひとびとが国外に移住をはじめているのに、人口に極端な増減がない不思議があるが、それは単純に国外からの移入があるためで、その大多数がロシアからのものなのである。

つまり、いまのイスラエル政権は、アメリカだけでなくロシアの双方から支えられている。

なので、ロシアがいう「反対」は、正規の外交上の言葉であって、特使ルートでは別の対応をしているのであろうと推察する。
それで、上に書いたように、ハメネイ師を保護したと邪推するのである。

ここで、アメリカ国内におけるこの軍事行動の「憲法違反論」についてであるが、73年(ニクソン政権)での「戦争権限法」をもって、「合憲」としている。
アメリカ合衆国憲法は、「宣戦布告」の権限を議会に与えており、その決議によって大統領選は全軍を指揮することになっている。

しかし、この法で、大統領は48時間以内での議会への「報告」と60日以内での「議会承認」をもってすればいいのである。
実際に、今回トランプ大統領は、この手順よりも厳格に、事前に議会代表(上・下両院議長、与野党代表他)に報告していた。

では、イランの運命はどうなるのか?

おそらくではあるが、ロシアとの資源共同開発をもって、体制転換の実務をロシアに実行させるのではないか?
ここで、インドがちょっかいを出すかもしれない。

すると、プーチン氏が、2023年の「東方経済フォーラム」で述べた、インド洋への出口がうまれることとなって、中央アジア開発に拍車がかかるであろう。

わが国は、これをどうするか?になるが、能動的に関与することはいまの与党にはできまい。


誰一人取り残さず管理する

これは、一般観客が哲学的深掘りを理解できない=拒絶したのだと証明してしまったばかりではなく、そもそも興味がないことも支配者(アーキテクチャ)にしらせたのである。
つまり、グローバル全体主義を推進するエリートたちにとって、この上ない実験的な試みに、見事にはまりこんで彼らの自信を深めることに貢献した、ともいえる。

もう27年も前の1999年に公開された『マトリックス』の世界で、都合4作(最終作は2021年の『マトリックス レザレクションズ(再生・復興の意)』もあるシリーズを観るとそのよく練られた、しかも、現代と恐ろしいほどに社会構造がマッチしていることに気づくだろう。

ただし、作品としては徐々に内容が哲学的になって、SFアクション映画だとおもっていると困惑させられることに。
そのために、派手なアクションの連続期待を裏切られるので、最終作の興行は制作費(1.9億ドル)と比べても1.57億ドルと振るわなかった。

子供時分からの「単純明快さ」にだけ反応する訓練に、飼い慣らされた成果でもある。

ところが、反グローバリズムを掲げるトランプ氏とその政権が、現代の「パンドラの箱」たる「エプスタイン文書」を開陳してしまい、グローバルエリートたちが何をやっていたのか?が白日の元に晒されることとなった。

そこで、困り果てた連中の代表たるヒラリー・クリントンが、議会召喚前にも「トランプがまだ半分隠している」との、破れかぶれともいえる挑発をかましているのが一種の「哀れ」を醸し出している。

だが、この発言をトランプ政権2.0は待っていたのではないか?

なにしろ、「立法府」に立法させて、つまり、仕事させて、トランプ氏自らも名前が載っているからと、様々な者たちが署名を「拒否する」はずといっていたのに、しっかり署名して「法として成立」させたのがトランプ氏だったし、法には「半分の公開でいい」とは書いていないから、残りの分の公開をどうするのか?が議論になる当然がある。

だから、バイデン時代にこの文書を「陰謀論」といって一切の興味を示さなかった民主党が、トランプ憎しの感情論が最優先で、「強力な公開論」に転換したのは、わたしはトランプ政権2.0による「罠」だとかんがえているのである。

むしろ、「文書」から、最初にFBIにエプスタインの悪行を通報したのが、まだ民間人(不動産業で富豪)のトランプ氏だったことが判明したことで、攻め手がなくなってしまい、逆に「詰んだ」のが反トランプ側だとはっきりした。

とはいえ、これら狂った民主党の幹部たちは、11月の中間選挙に向けてなりふり構わない「自党に有利な選挙区割(「ゲリマンダー」という)」のために、億ドル単位のカネをかけるとこれまた狂った表明をしているのである。

まったく、このやり方を真似ているのが自民党で、こないだの衆議院総選挙でも、あちらこちらに「あたらしい選挙区割」での選挙が行われているのだが、マスコミはもうこうしたことを報道しなくなった。

けれどもしっかりわが国に飛び火して、IT界隈では有名な研究者・事業者である人物と、やはりITで名を馳せた国会議員の名前が、エプスタイン文書から複数回も登場する「活躍ぶり」なのである。

むろん、こうしたことを報じるものがいない国になったので、世界潮流から離れていったんは「陰謀論」という扱いにしている。
そうはいっても時間の問題で、今回公開の350万ページの解析が進めば、これらの者どもの正体が明らかになろう。

しかも、ヒラリーがいうとおり、いけずなトランプ政権は、こうした発言を待ってましたとばかり、残りも全部公開すれば、ぐうの音も出なくなるのである。

何せ、エプスタイン文書の公開は、「法」として成立している。

だから、ヒラリーのいい分は、はなから矛盾しているし、トランプ派の強力な活動家でもあった、マージョリー・テイラー・グリーン元連邦下院議員とトランプ氏の急な軋轢は、DOGEのイーロン・マスク氏との大喧嘩のごとくに見えてしまうのである。

ようは、沼の生き物たちの「あぶり出し」作戦のための「囮」である。

そんなわけで、国民を一人残さず管理すると豪語したグローバル全体主義のエリートたちが、一人残さず管理の対象になりはじめているのである。

「ドルジバパイプライン爆破」でNATOは?

ウクライナが国内を通過するロシア産石油パイプラインを爆破したのは、昨年の夏だったが、復旧したかとおもいきや、再びウクライナが攻撃をはじめた。

さては、NATOはどうするのか?

欧州の集団的安全保障を約束している、加盟国への攻撃は、そのまま敵対国へのNATO参戦を意味するのが原則であるが、この攻撃をNATO非加盟のウクライナにやらせているのが、EUでありNATOだからややこしい。

つまり、パイプラインの先にある、ハンガリーとスロバキアが、ウクライナ支援に消極的・反対の立場を曲げないための、事実上の「内紛」なのである。
しかも、4月12日に予定されているハンガリー総選挙に、あからさまな介入(親EUの野党応援)ともみることができるのは、しろうとでもわかることだ。

ようは、なりふり構わない行動をEUはとっているし、カネのためなら何でもやるゼレンスキー政権の性格がよくわかるのである。

対して、ハンガリーのオルバン首相は、「EUに対して敵対勢力」と言い放った。

ときに、21日と22日、横浜市保土ケ谷区にある県立保土ケ谷公園内にある、「かながわアートホール」でヨハン・シュトラウス二世の傑作オペレッタ『こうもり』の日本語版による上演があった。
むろん、音楽の都ウィーンにおける当時の大人気作曲家が、ヨハン・シュトラウス(同名の親子)であって、そのウィーンとはハプスブルク帝国の首都である。

このオペレッタが傑作といわれるゆえんは、一般的に「軽い」作品ばかりのオペレッタにあって、深い芸術性も折り込まれているといわれているが、なかでも、劇中、舞踏会に参加するにあたってハンガリー貴族と偽ったロザリンデのアリアと通称される、「チャルダッシュ」の歌唱がひとつの頂点をなしていることにある。

なお、本作の物語設定が、大晦日から元日にかけて、であるために、欧州では年末に上演される作品としてしられていて、わが国の「第九」とは対照をなしている。
今年は17日が旧暦の元日なので、21日と22日の上演はそんなに日付が離れていることでもなく、むしろ公園内で「梅まつり」開催中の「新春」に相応しい上演だったともいえる。

ちなみに、ベートーヴェンの生涯を描いた『不滅の恋/ベートーヴェン』(1994年)では、あのイングリッド・バーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニが「ハンガリー」貴族夫人役で登場する。

なぜにハンガリーなのかといえば、いわずとしれた、ハプスブルク帝国(オーストリア=ハンガリー二重帝国)が当時の現実だったからであって、いまのスロバキアも1526年から1918年まではハンガリーの一部(ハプスブルク家の支配下)であった。

つまり、いまのオーストリアがはっきりしないなかで、旧ハプスブルク帝国のハンガリーとスロバキアが、ヨーロッパ中のイジメの対象になっているのである。

第一次大戦の敗北でオーストリア帝位とハンガリー王位をうしなってからの家長が、オットー・ハプスブルク氏(1912〜2011年)で、「汎ヨーロッパ連合会長」でもあった氏が生きていたらこの状況をどうみるのだろうか?

「ヨーロッパピクニック」の名目で、東ドイツからハンガリーに逃げてきたひとたちを、オーストリアとの国境を開けて西側へ逃がし、それで「ベルリンの壁」が崩壊するに至った大事業をやったのが、オットー氏だった。

いまや全体主義のEUからハンガリーに逃げ込むようなことになっている。

さてそれで、カネのないEUにかわって、高市政権が強力に戦争継続のためのウクライナ支援をする事態(人道的に罪がある)となっているなかで、ゼレンスキー政権の命運が尽きるのはいつなのか?=戦争終結時期、となりそうな気配が漂いだした。

これを否定したいグローバル全体主義の戦争屋たちは、やっぱり反省のまったくないBBCは、国際編集局長のプロパガンダ記事「ウクライナは今も果敢、敗北が近いとは思えない」なるデジタル・タトゥーを愚かにも26日付けで世界に「オピニオン」として配信した。

終わってみれば、敗北したのはEUであり、NATOであった、という歴史となることはまちがいないから、スターマー政権に寄り添ったトンデモ記事である。

記事に付いている「地図」(米戦争研究所とアメリカン・エンタープライズ研究所の「重大脅威プロジェクト」日本時間2月19日午前6時時点)とわざわざつけた「出典」にあるとおり、ロシア軍は「特別軍事作戦」の当初目的のままの占領成果をあげていることは、誰の目にも明らかなのに、である。

しかも、地図上にある港湾都市オデーサも、すでに事実上の港湾施設破壊と海上封鎖で、機能が著しく低下していて、もうウクライナは「内陸国」になっているのである。

わが国の与党・自民党は、道徳なき敗戦国連合のなかに自分から飛びこむ愚策をずっとやっていて、トランプ政権2.0の警告を無視しているのはなぜなのか?にさらされることはまちがいなく、「戦後検証」と「戦犯さがし」がはじまれば、自民党政権が無傷でいられる可能性は少ないのである。

あの「ソ連」がそうであったように、なのだ。

トランプ政権2.0が、歩みを止めたがごとくの「ウクライナ和平の停滞」は、ひとえに、ウクライナの敗戦=ゼレンスキー政権の崩壊を決定づけるまで、「待つ」という作戦に相違なく、わが国は「国富の浪費」に増税がまっているだけの状況に陥った。

それで、NATOは、ウクライナに核の供与を画策していると、ロシアの諜報機関に見破られて、世界を核戦争の悪夢に引き込もうとしていることがバレた。

いまや世界秩序が、冷戦時よりも厳しい綱渡り状態になっている。

24日のあぶり出し一般教書演説

トランプ大統領による、2026年一般教書演説は建国250年を意識した、格調高くもいつのもようなトランプ節もあって、わかりやすいものであった。
ただし、歴代最長?ともおもわれる、1時間50分に及ぶ長さも語り継がれることであろう。

これを、日本時間25日、「THE CORE」で同時通訳付き生中継があったし、「Harano Insight」さんがダイジェストにまとめているので参考になる。

以上の2.0本の動画を基点にすれば、日本の「翻訳メディア」は、そもそも信頼性に欠くので、「X」への投降を参考にすると、民主党の側の劣性は明らかで、道徳的にも批判の対象となったことは昨年と変わらない。

むしろ、トランプ演説の構成が絶妙なので、光を照らすトランプ共和党と、闇をイメージさせる民主党という区分の刷りこみ作戦は成功したといえるだろう。
なにせ、本場アメリカの大手左派メディアさえ、トランプ75%、民主党25%、と視聴者の支持割合を発表せざるを得ないこととなった。

事前調査から、事後に10ポイントも上げた、という報道なので、じっさいはもっとすさまじい数字なのだろうと共和党トランプ派はみているだろう。
トランプ氏は、「一般教書演説」でのスタンディングオベーションによる「投票」を促すという「多数決」をもって、アメリカ人に「悪の民主党」イメージを注入するのに成功した。

むしろそんな民主党議員たちが、トランプ大統領も意外と発言した、「国会議員のインサイダー取引禁止法成立」を呼びかけた場面では、ほぼ全員がスタンディングオベーションをしたので、おそらく原稿にはない「ナンシー・ペロシも立っているか?」と、これまた「いけず」な骨髄反射をしてみせた。

だが、これは案外と「意外ではなく」て、民主党の「頭でっかち」と現実を無視した「政治優先」の、まるでむかしの貧乏書生が『資本論』に傾倒したように、とにかく、「ソ連」とソックリ似ていて、「綺麗事」が大好きなのである。

むろん、法案を可決すればそれで問題は解決される、とは、さしもの民主党議員もかんがえてはいないだろう。
ようは、さんざんこれまで市場がしるよりもはるかに早い、政策決定の場からの情報をつかったインサイダー取引で稼いできたのは、ナンシー・ペロシだけではないからだ。

このことは、MAGA派の最前線にいて、司法長官候補となったが「辞退」したばかりか、連邦下院議員も辞して政界を去った、マット・ゲイツ氏が現役議員時代から訴えていたので、「国会議員の闇稼業」であることをしらないものはいないから、民主党議員といえども「スタンディングオベーションをするしかない」追い込みが行われているとかんがえるべきだろう。

それにしても、能面顔で身を固くしていた民主党議員たちの、なんと晴れやかな笑顔での拍手であったか。
トランプに絶対にシンパシーを送らないとの決心が、一気に解けた瞬間であった。

これを、解放、という。

そしてまた次の瞬間に元に戻る彼らの姿を、生中継で観ているアメリカ人はしっかり悟ったことだろう。

むろん、民主党を支えるマスコミ報道を信じるアメリカ人は少なくなった。

それで、トランプ氏が最後に触れて「ホゥ!」とわたしが感じたのは、アメリカにおけるキリスト教の復活、しかも若者世代でのことだというのは、事実上キリスト教を「国教」とするアメリカ合衆国の「復活」を宣言する意味が含まれていることにある。

「無宗教=共産主義」の民主党議員の面前でこれを言い放つ、トランプ大統領の心の強さに、79歳とはおもえない執念すら読みとることができた。

むろん、「関税」についても、最高裁判所裁判官たちを目前にして、ハッキリと「残念な判決」というところもまた、トランプ節の炸裂なのであって、別の方法でやってやる、との「いけず」丸出しなのであった。

ちょっと歌舞伎チックなので、日本人にはえらくわかりやすい。

日本の国会での論戦におけるかつてない与党の傲慢ぶりも、しっかり本国に報告されていて、来月の日米首脳会談のネタにされることもまちがいない。
かつてアメリカで民主党議員のインターンとして世話になった高市早苗氏の情報網は、ろくでもない、ということもトランプ政権2.0は把握していることだろうし。

ようは、世界各国の政権も、この演説の反応による「あぶり出し」の対象なのである。

これに、日本側がしらないふりができるのは、いまどき「情報鎖国」が成功していると信じる与党議員たちのリテラシーが低すぎるからである。

埼玉県八潮市陥没事故報告書

19日、埼玉県は、『「八潮市で発生した道路陥没事故に関する原因究明委員会」の委員長から知事に最終報告書が手交されました』との、「県政ニュース」を発表した。

本件に対し、YouTubeで「もへじ」さんが、驚きの解説をしているので、内容についてぜひチェックしてほしい。

本稿では、「もへじ説」に基づく、民主主義下におけるポピュリズムが愚民政治になったときについての考察を試みたい。

さて、「もへじ説」によると、結論は、埼玉県が県民に必要な下水道インフラ整備費を請求しなかった、ことが原因だという。
つまり、上水道代と一緒に請求される下水道使用料の値上げ、あるいは、一般予算措置をしなかったことであっての、「人災」と結論づけられていて、本稿タイトルの「報告書」とは真っ向対立する。

この動画を観ていて、「横浜市の市民サービスカット」やら「横浜市営バス」のことをおもいだした。
とくに、市営バスの減便については、「世界まる見えずんだもん」さんの解説が容赦ない。

このブログでは、アメリカだと「議会に予算編成権がある」ことを強調してきた。

とくに、二元制(首長と議会)の地方自治体には、行政府の代表としての首長選挙に対しては、行政機能のチェックだけを議会に委ねるのではなくて、加えて議会には、予算編成権を付与すべきとかんがえるのである。

そうなると、八潮市の道路陥没事故のことも、横浜市のことも、第一に管轄するのは「議会」となって、どの政党やらの議員がどのような言動をもって対処したかの検証が、「議事録」を通して実施できるから、「透明性」もよくなる。

たとえば、パワハラ問題を指摘されている横浜市長が、4日に開催された毎年恒例の各国駐日大使写真展「にっぽんー大使たちの視線」の開会セレモニー(皇族も参加)に、「庁内会議=公務」を理由に欠席したことが、市議会でのあいつぐ質問にさらされているのであるが、副市長は「この会議に議事録はない」と答弁し、自民党を含む様々な党派の議員から「ありえない」と反発をよんでいるのである。

アメリカなら、即座に議会から「召喚状」が出て、宣誓供述を求められるのであろう。

残念ながら、欧米の「肉食の思想」なる低級な文化に侵略されてしまったので、わが国でもこうした「アメリカ方式の導入」をやらないと、機能不全となるのである。

それがまさに、八潮市陥没事故だし、横浜市の問題にもなってみえてきた。

さらに深刻なのが、「もへじ説」をとるなら、「原因究明委員会」の行政=首長への忖度となるので、行政が依頼する「原因究明委員会」なども、議会が依頼する形式にしないといけないことがわかる。

それでも、「専門家=学者」への不信が消えるか?は、彼らの研究予算(文科省の役人が関与する)とのかねあいから、難しいのだろう。
この意味で、今回の「原因究明委員会」は、自ら「陥没事故」的な状態に陥ったのであって、救助隊はこない、のである。

ときに、18日に出た、最高裁判所の「憲法違反判決」であるが、敗訴した「国」とはどこのことなのか?についての報道がないし、法廷で争った「国」はだれなのか?の報道もないのである。

続く22日には、アメリカ連邦最高裁が、トランプ大統領=行政府の関税に対して、「違憲」と判断しているからわかりやすい。
つまり、原告は、行政府を訴えていたのだから、法廷にも行政府の代表&代理人が立っていたのだろう。

しかし、上のように、わが国では、行政府=内閣に対しての違憲なのか?立法府=国会に対してなのか?が曖昧にとれるばかりなのである。
ようは、国民に「国」とは、「内閣」と「国会」がおなじに見えるようになっている。

「絶対安定多数」も吹き飛ぶ議席数を得たので、自民党総裁=首相兼多数派衆議院議員となったから、じつは、トランプ大統領よりもはるかな権力を得たのが高市首相である。
25日(現地24日)の「一般教書演説」では、民主党議員が12人もボイコットする中で、トランプ氏は言葉を選びながら「議会に法案成立のお願い」をしているのである。

こうした手間を要しない高市(歴代自民党)政権は、あたかも似たもの同士のゼレンスキー・ナチス政権と連携するために、あっという間に2兆円もの追加支援を国際約束できるのは、行政府=内閣に予算編成権があるためであるが、ここまで議席数があると、議会に予算編成権があってもおなじとはいかない。

なぜならば、決定に至るプロセスは、議事録に残るのだ。

これが、歴史に対する後世への責任となる。

それゆえに、近代は、政治が堕落する国ほど、国民に歴史を教えないのである。

そんなわけで、「八潮市陥没事故報告書」も、歴史を畏れない阿呆共の記録として、後世の評価を待つことになっている。

3月19日高市訪米のハラハラドキドキ

ミュンヘン安全保障会議でのマルコ・ルビオ国務長官による演説について書いたが、読解力のないヨーロッパ首脳の知能だけを疑っているわけではない。

一応念のために補足すれば、マルコ・ルビオ国務長官は会議での演説後、EU首脳との会談をキャンセル(なぜかダブルブッキング)し、その後は、スロバキアに飛んでロベルト・フィツォ首相と会談し、ハンガリーに飛んでオルバン首相と会ってからアメリカへの帰国の途についたのだった。

つまり、EUにとっての邪魔者ふたりと、わざわざその国にまで訪問して会談する親密さを演出しており、グローバル全体主義者とは会わないというボディーランゲージで世界に意向をわかりやすく示したのである。

はたして、こううした行動の源泉に、昨年12月に発表した、「国家安全保障戦略」がある。

何度も書くが、名著とされる『組織は戦略に従う』を、そのまま実行しているのがトランプ政権2.0なのである。
なので、トランプ氏の悪い癖といわれている、「反対者を取り込む人事」で、ネオコン(戦争屋)政治家のマルコ・ルビオ連邦上院議員を国務長官にわざと据えたとみられていた。

しかし、ミュンヘン安全保障会議でマルコ・ルビオ自身が、強烈なネオコン批判を展開したのである。

これぞ、トランプ氏が「反対者を取り込んだ」瞬間だったといえる。

逆にネオコン側からしたら、裏切り者、となった「事件」なのである。

したがって、「国家安全保障戦略」と完全リンクしている「ミュンヘン安全保障会議」、あるいは、1月の「世界経済フォーラム」でのトランプが引き連れた300人の団体が示した言動も加えれば、どこにも矛盾点がない一貫性があることは明らかなのである。

ところが、EUのグローバル全体主義者たちには、驚くほど読解力がないばかりか、完全に思想統制のなかで、かえって反発しているのが実態である。
日本的な基準からなら、超巨大汚職が次々と明らかになっているのに、まだウクライナ支援をいうのは、まったくどうかしている。

これに、日本政府=自民党高市政権も乗っかっているのである。

すると、あたかも初訪米で「凱旋」するかのごとく書きたてるわが国マスコミによるプロパガンダに、愚かにも高市自身がその気になっているようにもみえるから、ハラハラドキドキなのである。

当然だが、いつものように、外務省の無能がこれに乗って、トランプからどやしつけられても知らんぷりを通して高市に大恥をかかせるのは、まったく無能なカヤ・カラスEU外相と似てピエロ化している。

それでもって、内閣人事局が外務省に報復するかといえば、外務省側がおそらく平気の平左でいられるのは、官僚組織を挙げて徹底したグローバル全体主義をやりたいからに相違ない。

ここが、反グローバリズムを装った高市の政治的矛盾、すなわち弱点なのである。

つまり、仲間から裏切り者のレッテルを貼られているのが高市なのである。
一方で、高市を保守だと信じ込まされた愚民も裏切っているので、さっそく議席の数にあぐらをかく自民党は、かならず反旗をもって、高市降ろし、を画策する。

だから、外務省の内務省的な、もっといえば内向的政治力学予測の判断で、高市を見殺しにすることが「保身」になるというわけなのである。

そんなわけで、気の毒にもみえるが、あらゆる方面から攻められて、身動きがとれなくなるのは、まったくもって身から出た錆ではあるけれど、これ以上ないほどの屈辱を高市に課すことで使い捨てにされるのが関の山なのである。

しかし、こんな内政と関係なく、さらに容赦なく、トランプ政権2.0は、ヨーロッパ向けとおなじ理屈で、日米同盟の再構築を要求してくるにちがいない。
それは、「強い(日本との)同盟」であることは、もう、ミュンヘン安全保障会議でも繰り返していることだ。

ここでいう「強い」とは、アメリカが日本(ヨーロッパ)を守る、のではなくて、対等の関係として、日本もヨーロッパも自分で軍事強化せよという前提のことだ。
もっと単純化すれば、アメリカが一方的に軍事負担できない、と悲鳴をあげているのがドル防衛を優先させねばならぬどうにもならない現実なのである。

むろん、ドル崩壊はアメリカ国債の紙クズ化に相違なく、わが国も破産の憂き目をみる(国民は飢餓に陥る)一大事である。

この点で、憲法9条の見直しは必須だが、緊急事態条項を入れたがる自民党内のグローバル全体主義者が、どう出るのか?が問題になって、高市がこれをいったん引っ込めて9条だけに搾れば、国民にも、アメリカにもハッピーだが、おさまらない多数派が高市降ろしをやるきっかけになるやもしれぬ。

より穿ってみれば、立憲と公明の合併での歴史的大敗北は、れいわと共産党も巻きこんで、9条改定の反対者撲滅シナリオに進んで協力した結果とみることもできる。

それでもって、読売とサンケイ、朝日と毎日、日和る日経と、ようやくマスコミがむかしのような色を出してくるのだろうけれど、そこはまたこの選挙とおなじく在日アメリカ大使館(CIA)のコントロール次第なのである。

なんにせよ、3月19日高市訪米は、これから先の歴史を変える(=これまでの歴史を変える)こと必定なので、ハラハラドキドキなのにかわりはないのである。

詐欺師高市を見抜けないから

騙すより騙される方が悪い、というのは中世からの常識であるから、いまも中世なのである。

資本主義の前の時代たる中世を「前期資本(あるいは「前資本」)」と定義した大塚久雄は、冒険と詐欺、掠奪がふつうにあった時代、と書いている。

英国艦隊も、はじめは「海賊」だったから、「海賊旗」を突然掲げて敵国商船の掠奪に励んだ(私利私欲の艦隊)のだし、それがまた、ウクライナ(だけでなく、ヨーロッパ全体)が得意とする「偽旗作戦」となって現代でも通用している。

日本なら、紀伊国屋文左衛門の紀州から江戸まで、暴風の中みかんを運んだ冒険譚で一夜にして富豪になった話があるし、源平合戦から戦国の世も「旗の数」で敵を混乱させた史実はあっても、騙すために敵の旗を掲げるような卑怯なまねをすることは「武士(もののふ)の名にもとる(悖る)」としてやらなかった。

しかし、明治になっても、さらに大戦バブルで沸きつつもその後の不景気と関東大震災で壊滅した大正期のデカダンス的な不道徳は、やっぱり昭和を乗り越えていまに続いているのである。

これを、文化的西洋化=退化、というのである。

しかし、いまは、つい30年前までとはちがって、外資による掠奪を日本人が手引きするという、より悲惨でかつ不道徳に退化が進化している。
それがまた、「エプスタイン文書」にもあらわれて、とうとう18日、世界最大級のハッカーの国際大会「DEFCON(デフコン)」は、日本人1人を含む3人を「参加禁止」と発表した。

記事によると、この日本人とは、現職の千葉工業大学学長たる伊藤穣一氏で、氏がトップを務めたマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長の座も、おなじ理由で退任となっていた。
しかしながら、氏の「優秀さ」は半端ない人脈を形成していて、デジタル庁の初代次官職も検討されたというが、やはり「エプスタイン文書」の件で見送られたともいう。

そんなこんなで、自民党や政界ばかりか財界や学会との関係も今後の注目の焦点となろうから、千葉工業大学HPにある「学長メッセージ」は今後削除される可能性があるので、念のためデジタル・タトゥーとしてスクショ保存したひともおおかろう。

この大学内で、いま、どんな議論が交わされているのか?興味深いが、たとえば、横浜市長によるパワハラを現職人事部長が告発して、とうとう二期目には現職を「支持」した自民党からも、はては共産党からも厳しい追及が市議会ではじまっているが、のれんに腕押しの厚顔無恥がこのところの日本人エリートの特徴にまで堕落しているので、当該大学でも似たような議論となっているにちがいないと邪推する。

上に書いたとおり、公表までしっかり時間をかけたためにかえって不審を呼んだ「エプスタイン文書350万ページ」を世界に放ったトランプ政権2.0は、こうした事態を想定済みだとおもわれるし、この政権のスケジュール管理の緻密さは何度も指摘してきたが、しっかりと「冬期オリンピック」の時期にあたるようにしている。

それで、先月にはノーベル平和賞の選考委員長だった人物についで、ちょうどいま当事者のオリンピック委員会の理事も大会中に疑惑に晒されてしまい、世界から不名誉な注目となるのも偶然を装いながらのことだとかんがえる。

なにせ、次期オリンピックは、2028年7月14日から30日までの期間で、民主党の牙城カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されるのである。
この年は、大統領選挙の年であるから、トランプ政権2.0にとって、有力候補とみなされる極左のニューサム知事に当てつけてオリンピックの不名誉は格好の政治的な材料になる。

さてそれで、議席数にあぐらをかく自民党の慢心からの言動がとっくに出てきていて、22日の「竹島の日」式典に、閣僚の出席はなく政務官で、党から有村治子総務会長の出席でバランスをとった格好に「なった」のだが、「した」というのが正しい表現だ。

はやくも、期待が裏切られているわけだが、近々もっとわかりやすい「詐欺師:女狐」だとの正体がバレるのも時間の問題であろう。

しかし、大衆はけっして反省しない、という法則がはたらいて、なんどでも騙されるし、ヨーロッパ中世に戻った(じつは単純に継続していた)現代でも、騙すより騙される方が悪い、と、すくなくともエリート層がかんがえていることは確かなのである。

この意味で、ざっと明治からの160年、大正115年、昭和100年の時間をかけて、ヨーロッパ中世の堕落につきあってきた「ツケ」を払わされているのが、現代日本人なのである。

それで、化けの皮がはがれても、数を背景に居座ろうとすればどうなるのか?なのであるが、それはまた3月の訪米でひとつのヒントがえられるにちがいない。

英元王子逮捕の激震

「女王」を立てて、それが「一代限りの女帝=女性君主」ならまだしも、「家系=女系」としてその地位が相続されると、ややこしくなるのはなにも「天皇」ばかりの議論ではなく、ヨーロッパの君主・貴族制社会における「先行事例」なのである。

たとえば、スウェーデン王国は、1980年に王位継承法を「男女を問わない長子相続」としたことで、たまたま「長女」が二代続いたので完全に女系に転換することとなった。
あるいは、オランダ王国も1983年にスウェーデン王国とおなじく「長子制」を採用したが、現国王の曾祖母ウィルヘルミナ女王 ⇒ 祖母ユリアナ女王 ⇒ 母ベアトリクス女王と3代女系が続き、次代も長女なので女王が決定的となっている。

なかでも、ユリアナ女王の王配(夫)が、あの「世界経済フォーラム」の上位にあるという、極秘組織「ビルダーバーグ倶楽部」の創設者としてしられる、ベルンハルト殿下、であった。
つまり、立法府を選ぶ国民ばかりか、王室そのものが「グローバル全体主義」によって支配されている国で、英国が真似した「東インド会社」をつくった国らしがわかるのである。

ただし、ヨーロッパの君主制とそれを支えた貴族制は、ハプスブルク家がそうであったように、政略結婚を何重にも繰りかえしので、おおむね「血縁者同士」であるから、この点でもわが国の天皇家は異質なのである。

そんなオランダではあるが、「保守」のはずのルッテ政権(現NATO事務総長)の強権的食料供給潰しなるグローバル全体主義に辟易した農民が先に立ち上がってルッテ政権を倒し、以来、オランダにも保守勢力が台頭をはじめているのは、まったくドイツのAfDや、英国のリフォームUKとおなじ構造的な傾向なのである。

それで、とうとう英国(「ハノーヴァー朝」から代わって1901年のエドワード7世即位からエルザベス2世逝去までたった4代ではあるが「ウィンザー朝」)の「廃王子」(アンドリュー:マウントバッテン朝初代・現国王チャールズ3世の実弟で、正しき名前をアンドリュー・マウントバッテン・ウィンザーという)が、、トランプ政権2.0が放った「エプスタイン文書350万ページ」を証拠に、逮捕されたのである。

だが、容疑は王子が英国政府貿易特使をやっていたときに知りえた「機密情報」を、エプスタインに渡していたことのメール記述がみつかったことにあるから、本件では下半身問題が問われているものではないところが奥深いのである。

なお、ちなみに、英国でも「朝」の名称が変わるのは、「父君=王配側の家名となる」からである。

スウェーデン王国やオランダ王国は、代替わりの度に「朝」が変わるので、これだけでもややこしくなるようになっているのに、基本的に「王政廃止論=共和制」を志向するマスコミはこうしたややこしさを一切報道せず、「女」王や娘の「プリンセス」を一方的に称えて、褒め殺し、をすることで「王家の権威を薄める」努力をしているのである。

さてそれで、わが国では、アンドリュー廃王子の逮捕というビッグニュースに、とうとう「エプスタイン文書」のことを報じるようになった皮肉がある。
その隠蔽の第一の「被害者」が、13日の中道改革連合2代目代表となった小川淳也氏であった。

就任記者会見で、記者から「エプスタイン文書」について質問されたのに、そもそもその「文書名」さえしらなかったことがバレて、一般紙の子会社である「スポーツ新聞」で、常識がないと皮肉られるということになった。

なぜだか分不相応なのにミュンヘン安全保障会議に登場して、大恥をかいたアレクサンドリア・オカシオ=コルテスなるアメリカ民主党連邦下院議員(ニューヨーク州)と似ている。
彼女は、「台湾危機」についての質問に、カマラ・ハリスのお家芸「ワードサラダ:意味不明」をそのままパクって、期待であつい満員の会場をドッチラケさせたのだった。

むろん、彼女が大応援した、地元ニューヨーク市長マムダニ氏の「暴政」が、さしもの左翼民主党のかたまりたるニューヨーク市民をあきれさせて、かえって共和党トランプ派の人気が高まるという「覚醒」がはじまる始末なのである。

小川氏もワードサラダが得意技であるようで、憲法9条に関する質問に、オカシオ=コルテス張りの意味不明でこたえ、べつに中道改革連合を支持しなくとも、あるいは、元から立憲民主党=社会党の支持者であっても、知能があれば自滅の結党であることの本質的な「人材不足」に肩を落とすことになった。

まったく国政政党の代表が「エプスタイン文書」の「エ」の字もしらない情報リテラシーとは、逆にいまどきどうしたらなれるのか?が不思議なのである。
新聞とテレビしか観ない稀有な存在に、新聞社が慮って「スポーツ新聞」にだけ掲載する配慮をしてくれたのだろうけど、スポーツ新聞の読者は誰か?といえば、ねぇ、なのである。

だが、情報鎖国の出島が、この元王子のニュースとなった。

そんなわけで、日本人の名前も出ていることが確認されていて、これから、あたかも「大発見!」したように、報道各社もエプスタインの関連情報を世界標準にするしかなくなった。

その「驚きぶり」をどう書くのか?が楽しみではあるが、圧倒的な議席数に国民も唖然として、次は絶対に現有議席を確保できない政権として、その日本人たちの名前が公になると、いきなり「反自民」の世論形成へと転換するのも、トランプ政権2.0の対日政策に折り込まれているにちがいない。

むろん、検事長官(日本的に「検事総長」)をやった、スターマー政権の内務省が、良くも悪くも元王子に縄を掛けるしかないのも、政権内部の高官が先に名前がバレてしまったことでの危機を、超大物の逮捕でなんとかしたいということではあろうが、トランプ政権2.0に逆らい続けるスターマーの命運は、やっぱり風前の灯火なのである。

もう、世界は、「次は誰か?」になっているのである。

ニューヨーク市長の公約違反と自民党

そもそも、共産主義者なのに「自分は社会主義者である」とマイルドなウソをついた、初のイスラム教徒がマムダニ市長である。

むろん、イスラム教徒、であるかも怪しいのは、道徳的にちゃんとしているのが本来のイスラムの教えだからである。

この意味で、現代のイスラム教も、キリスト教並みに堕落して、教義についての厳格性を失ってしまっているのか?

逆に、正統派ユダヤ教徒たちは、イスラエル現政権の思想基盤である「シオニズム」に反対しており、シオニズムはユダヤ教と関係ない、とまで発言していることが注目される。

さてそれで、民主党極左といえるマムダニ氏を応援したのが、地元ニューヨークで圧倒的な人気の極左アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員である。
彼女は、自称社会主義・共産主義者だが、自身の資産形成に熱心なバーニー・サンダース連邦上院議員(じつは無所属)と組んで、2028年大統領選挙に挑むという。

だが、サンダース氏は1941年生まれの御年85歳なのである。

しかして、民主党の左派(極左ではないらしい)から、前職のスキャンダル辞任によって州知事を引き継いだ現ニューヨーク州知事とは、マムダニ市長はあわない関係で、「選挙公約」にしていた政策がドン詰まっている。

わが国の地方自治法の適当さ・曖昧さとはちがって、州の権限と市の権限に明確な線引きがあるためである。
なので、マムダニ市長の公約実現には、ニューヨーク州知事の承認ばかりか、州議会の承認も必要な項目が多々あるのである。

すると、おなじ民主党で、格下の市長候補があげる「公約」について現職知事との事前協議がなかったことが露呈して、市長選挙に投票した有権者が面食らっているという。
ところが、極左のマムダニ氏を支援する極左の連邦下院議員がいるので、あたかも間にある州知事が槍玉にあがる構造になっている。

しかし、まさか勝とは思わなかったこともあるだろうけれど、たとえば、市内の賃貸住宅の家賃値上げを禁止するとか、市営の公共交通(バス)を無料にするとかいう政策の財源には、富裕層への所得税増税で対応すると「公約」したのであるが、知事は「ありえない」とは発言していた。

なにせ、民主党の大口ドナー(政治資金提供者)たちは、ニューヨークに住まう富裕層だからである。
ここが、共和党トランプ派とのおおきなちがいで、トランプ派のドナーはほぼほぼ「数ドルからの小口」ばかりなのである。

つまり、本来なら日本のマスコミが「庶民派」として持ち上げるはずなのはトランプ派で、金持ち優遇をやり続けている民主党ではないはずではあるが、「思想」が、民主党は左翼・進歩主義な点だけで、総じて民主党を高く評価し、共和党を低く評価している。

これは、かつての共和党主流派が金持ちたちの倶楽部だった歴史を踏まえてのことではあろうが、先の衆議院総選挙で岸田文雄元首相が北海道で公演したように、「共和党がトランプ派に乗っ取られた」ことを悪くいう人物が自民党の本音だとわかるし、これを黙って聞いている聴衆のリテラシーの低さが、なかなかに不気味なのである。

マムダニ市長に投票したひとたちの「乞食根性」が、おなじ党の知事からチコちゃんのごとく「叱られる」ことになっている。

一方で、ニューヨーク市内で孫が不法移民によって亡くなった黒人女性が、ホワイトハウスに招待されて、大統領から慰めと犯人たちをなんとかするという言葉に、「地元の民主党は被害を訴えても誰も相手にしてくれなかった」と涙で語っている。

これもひとつのプロパガンダではあるが、トランプ氏の朝の日課として、新聞の社会面にある悲惨の被害者に、かならず連絡をいれることの「ふつう」の結果であろう。
哀れむ、だけでなく、おそらくこうした悲惨に、あらためて「社会的に撲滅の誓い」をたてる強いリーダーとしての意志の確認をしているのだとおもわれる。

そんなわけで、「乞食化」した市民の発想のなかに、「福祉国家」なる「独立自尊」に対する強力な甘い誘惑が、じつは糖尿病による血管破壊のように自分たちの生活を蝕むことに少しは気づきはじめるひとが増えているという「マムダニ効果」が出始めている。

ひとは痛いめにあうことでようやく気づくのである。

この点で、圧勝したという中身をみれば、得票数ではそうでもない自民党だが、今回はじめて落選した「選挙の達人」で、総裁を凌ぐ幹事長として権力の絶頂を経験した小沢一郎が設計した、「小選挙区比例代表制」の制度による議席の獲得であったことは明らかである。

ために、「いまのうちにやっちゃえ!」の組織心理をもたらしているにちがいない。

これが、かつてない「悪政」を招くのであるが、自民党がこれをチャンスとやればやるほどに、痛めつけられる国民感情が無視されるばかりとなるのである。

よって、マムダニ市長の末路が自民党の末路にひとしくなるといえるのだった。