あんまりいかがわしいやり方がふつうだったので、「フェアトレード」という概念が生まれた。
いかがわしいやり方とは、掠奪、とも、強奪、とも、あるいは、奴隷労働のことをいう。
その最たる実行者は、ヨーロッパ地域に住んでいた「肉食」を基本とするひとたちで、肉系の栄養に依存して構成される脳からでる彼らの野蛮な発想は、とうとう有色人種(とくにアフリカ大陸に住むひとたちやアジア人など)を人間として認めないところにまで進んだのである。
キリスト教に教化する宣教活動で、彼らを人間化した、というのはウソである。
すると、このような野蛮なヨーロッパ文化から、ヨーロッパ文明へと発展したものの、それらの根本にあるインチキ性に気づく、シュペングラーやニーチェのような突然変異があらわれて、「(ヨーロッパの)衰退」を必然とする論理を展開することになる。
けれども、華やかさと支配者たる貴族の不当に得た富を基盤とする有閑すぎる生活を、「優雅」だと勘違いしてしまったのが、極東の島国=明治以降の日本人だった。
それで、古い明治以前の日本人を絶滅させたのが、各地に起きた「士族の乱」での殲滅戦であって、自滅をもって明治を完成させた、西郷隆盛をもって静まったのである。
はたしてほんとうに、西郷隆盛は逆賊なのか?このように困難な彼の「定義」では、公式に靖国神社に祀られないことで妙なバランスをとっているのが近・現代の日本なのである。
つまるところ、近・現代の日本とは、西洋かぶれの果てにある、価値観喪失の偽善国家である。
だから、綺麗事、が大好きで、『水戸黄門』やらの「洗脳ドラマ」によって、「勧善懲悪=白黒二元論」に染められたのだった。
こうして、複雑怪奇な世の中を、白か黒かと単純化しないと理解不能な脳にさせられて、わからないばあいには、思考停止する安易さのなかで生きさせられる人生の線路を引かれている。
なんと、こうした「線路」は、幼稚園の入園前からはじまっていて、生涯にわたってこの線路の上を安全走行するように教育訓練されるのが、ふつうの日本人の人生になったのである。
スマホのゲームに何時間も興じる小・中学生の「ふつう」は、まったく人間的な日常とかけ離れている。
まさに、家畜化の連鎖、なのだ。
ゆえに、支配者は家畜にあたかも選挙権を与えているように見せて、そんなことはしていない。
ただし、しっかりとエサを与えないといけないという、義務感だけはもっているので、生活全般に介入してくる社会主義・共産主義=全体主義(税を集めて配る)が主流となる。
この先行事例が、現代ヨーロッパにおける支配=EU委員会の強権運営である。
気づけば、アフリカやらアジア・南米から強奪することだけで繁栄してきたのがヨーロッパ文明の本質だから、そのアフリカやアジアが独立して不如意となると、やっと自分たちヨーロッパ(大陸)に資源がないことに気がついて、東につながっているロシアの資源をどうやったら強奪できるのか?と根本思想を改めず無反省で思案したのである。
ちなみに、ヨーロッパの支配者=貴族たちは、平民=元農奴たちも人間とはおもっていない。
そんなわけで、アメリカの戦争屋と結託して、どうでもいいウクライナ(ウクライナ人が絶滅しようが気にしない)をテコにして、ロシア強奪戦をはじめたら、トランプがでてきて邪魔をする。
いまいましさは募るが、美辞麗句しかいえないのが貴族の貴族たるゆえんだ。
それで、そんなヨーロッパ貴族支配を滅亡させる仕掛けとして、トランプとプーチンはイランをダシにすることを目論んで、イスラエルを先兵とした。
誰がやっているかしらないが、ホルムズ海峡を封鎖したら、天然ガスと石油だけでなく、窒素・リン酸・カリの三大農業資源がみな、ロシア産であることに世界が気がついて、おそらく今後、「ロシア詣で」の時代がやってくるとは前に書いた。
なお、むかしのように戦況分析を専門とする「従軍記者」がいなくなったので、戦況についての正確な情報がないのがいまの戦争報道の実態なのである。
なんと、軍や戦争省の公式ブリーフィングが、記事のほとんどなので、どの媒体も同じ内容になっている。
わたしは、ホルムズ海峡を封鎖しているのは、アメリカ軍ではないかとうたがっている。
そのロシアは、奴隷(slave)の語源たる「Slav民族」の国だから、強奪させない「フェアトレード」を要求する当然がある。
世界は、21世紀にして、はじめて中世ヨーロッパ以来の「掠奪の常識」から脱却して、道徳のある、親の資本主義時代にやっと到達できるチャンスを迎えているともいえるのである。
しかして、ロシアの資源を使えるようにするには、「投資」がありき、だから、投下した資本の回収があってこそ、となるのが「フェアトレード」のスイッチ回路なのである。
この回路の構築を、トランプ政権2.0が手を着けだしていて、それにイランの石油収益も利用する魂胆だろう。
このために、アメリカとロシアは互いに「特使」をもって窓口としていて、国務省・外務省の外交ルートを用いていない。
トランプはビジネスマンではなくて、ビジネスマンが政治をやっているのである。
これに、西洋かぶれしたままの日本人政治屋は、ぜんぜん気づいていないし、家畜にされた国民は、思考を巡らすこともしないでテレビ・ニュースを観ているのである。

