あのTwitter社が、あのイーロン・マスク氏によって買収されることが決まった。
既存役員たちがもっと抵抗するかと思ったら、なんだかあっさりとあきらめたことに不信感を持ってしまう。
「出来レース」を疑うからである。
いま、世界情勢に詳しいひとほど、これを「プロレス」と呼んでいる。
ひとつは、「検閲」されて、発言ごと「削除される」ことの「防止」としての「隠語的比喩」だ。
しかし、ほんとうに「事前にシナリオ」がある「プロレス」と、構造が同じだからそう言うのである。
では、これらの「事件」を、事前に計画して実行している、「主催者」は誰なのか?
もちろん、世界的プロレス組織「ではない」けれど、もっと巨大で強権的なトップ集団がいる。
それが、「陰謀論」でお馴染みの、「国際金融資本家たち」なのである。
興味深いことは、このブログでも何度か書いた、「世界経済フォーラム:ダボス会議」や、コロナのことなら、「イベント201」という組織体が、積極的に「公表している」のに、「陰謀論」と決めつけるひとたちがいることだ。
もはや「陰謀論」ではなくて、もっと「あっけらかん」として、主催者たちは「顔出し」して「陰謀」を語っているのに。
これは、「脳科学的」には、自分の思い込みが否定されたときの、「自己防衛反応」だと解説できる。
「陰謀」をまじめに語るのは、「学者」として学会から相手にされなくなる、という社会的恐怖も、自己防衛の中に含まれる。
つまり、「保身」だといえるのであるけれど、それが「一定社会の掟」として、歴然として存在すれば、多くのひとが「保身」を選ぶから、大上段に語っても意味はないのである。
それで、「陰謀」が公表されて、とっくにただの「シナリオ」になっているものを、「陰謀論」として扱うことで、結果的に一般人をミスリードする。
これが一般人をして、専門家への不信となって、ついにはそんな「専門家の意見」ばかりを伝えるメディアも、信用をなくすことになった。
ならば、こうしたメディアの「動機」は何か?
それこそが、「ポリティカルコレクト」(ポリコレ)なのである。
メディアは、メディアの役割をかなぐり捨てて、「活動家になった」のである。
では、どうしていまなのか?
世界革命の千載一遇のチャンス到来、と判断したからに相違ない。
それが、既存メディアにとっては、自己否定にもなる、「ソーシャルメディア」の創始者たちが、「ここ一番」での「活動家」としての顔と牙を剥き出しにしたからだ。
このことだって、ダボス会議はちゃんと「グレートリセット」(世界政府樹立の革命)をすると、「発表」している。
さて、ソーシャルメディア創成期における、「保護」と「育成」をもって、情報産業における覇権を狙ってできたのが、「通信品位法」である。
しかして、まったく不可思議なのは、この法律は、アメリカ合衆国の法であるにもかかわらず、世界中で「適用」されてしまっている。
つまり、アメリカ合衆国の「国内法」が、世界基準になっているのだ。
ゆえに、我が国においても、プラットフォーム企業が勝手に策定する「規約」だけで、もっとも重要な国民の権利であるはずの、「言論の自由」が制限されても、国家はこれを取り締まることを放棄している。
それが、行政権の問題ではなくて、立法府の国会でも議論されないことが、あたかも「常識」にまでなってしまったかのようだ。
そこで、現代の大富豪のひとり、イーロン・マスク氏が自己資金にて「買収」するに至ったので、もしや「氏」が、「言論の自由の回復」をさせるなら、それは、国家権力の上を「個人」が保証する、という「革命」に他ならない。
もちろん、Twitter社が「どうするのか?」は、氏の心根に依存することになったのである。
これは、言論の自由という「普遍的価値」の、富を持つ「個人への拡散」を意味する、歴史的事件なのだ。
さて一方で、マクロン氏が「再選」されたという、フランスでは、早速に暴動が起きている。
これを一切伝えない我が国の既存メディアを見るだけでは、国民は「鎖国状態」に置かれているのと等しい事態にもなっている。
しかして、「予想通り」、グローバリズムの代表選手たるマクロン氏を、全力で支えたのは、世界経済フォーラムを中心にしたひとたちに相違ない。
しかも、開票速報での、「マクロン・ジャンプ」なる、どこかで見たような「票操作」が出現したのは、やっぱり「偶然」でも「陰謀論」でもなくて、しっかり「公表した」ということだ。
フランス大統領選挙の後、というタイミングでのTwitter社買収だって、全体スケジュール調整の結果とも見えなくはない。
世界は、「右」と「左」の対決を装って、「ナショナリズム」と「グローバリズム」の戦いになっている。
この戦いは、「国民主権」と「国民支配」の戦いでもあるから、「国」を越える。
何がなんだかわからない世の中だから、いろいろと考え事が増えるのである。