「アメリポン」の転換

カナダが「CHINADA」になったのは、イケメンだけの中身がやばいトルドー政権の仕業であった。

そのトルドーも、辞任を表明したが、かといって「即座」でないところが、やっぱりトルドーらしいとカナダ国民は呆れている。
日本的な言い回しで、「党利党略」を優先させたばかりか、議会を休会にするという荒業で自党「自由党」の議席激減をなんとかする策に打って出た。

とはいえ、今年の11月までに絶対にある選挙対策としては、もはや弥縫的に過ぎず、予想される保守党への政権交代は確実なのである。
むしろ、現与党筆頭の自由党が、泡沫政党(「国政政党」として認められない)に陥る可能性の方が高い。

さて、1990年代に流行ったのは、「アメリポン(アメリカ+ニッポン÷2)」であった。

これは、いまでいう、「拝米保守思想」のことだ。
最近の日本におけるだいたいの「保守論者」とは、この拝米保守(思想)論者のことをいう。
境界に、こないだ亡くなった西尾幹二氏がいて、このひとを最後に、拝米でない「保守論者」は絶滅した。

もちろん、敗戦を契機とした、「戦後保守」には、拝米保守も混じっているから、セパレートタイプのドレッシングもように、ハッキリと分かれて見えるものではないから、「保守」とは厄介な区分なのである。

なお、もっと厄介なのは、戦前・戦中の「右翼」で、おおくは社会主義者を指すから、混乱するのである。
近衛文麿内閣で大量採用された、「革新官僚」とは、全員が社会主義・共産主義の全体主義者だったことも、「右翼」とあわせてなんだかわからなくなる。

たとえば、革新官僚の親玉は岸信介だし、革新官僚から戦後自民党副総裁として君臨した典型が、椎名悦三郎だった。

すると、GHQがつくった自由民主党は、はなから「アメリポン」なのである。

しかし、その自民党がEUに吸引されて、実質的にアメリカを裏切った。
これには、戦争屋のアメリカ歴代政権も暗黙の了解をしていたので、なんだかまたわかりにくいのである。

だがこれは、国民を騙すための欺瞞工作だろう。

いわゆる「日米構造協議」から、日米がとれて、「構造改革」となったのは、90年代からのことで、加速したのが小泉純一郎=竹中平蔵政権からのことだった。
ブレーンである竹中は、あの世界経済フォーラムで唯一日本人評議員という地位にいて、事実上の日本のトップに君臨している人物だ。

だから、世界経済フォーラムを「世界政府」とすれば、アメリカの上位にある団体だし、ヨーロッパが本拠地だから、日本がEUと組むことになっても誰からも文句は言われる筋はない。

それゆえに。30年以上かけて、世界経済フォーラムのアジェンダを実現すべく邁進してきたのが、日本とEUであるし、クリントン・ブッシュ・オバマ・バイデンの民主党とRINOの戦争屋政権だった。

これらと根本的に異なるのがトランプ政権だから、ソビエト化したEUと日本との間で、「新冷戦」が勃発しているのである。

その世界経済フォーラムが推す、カナダのトルドーと、メキシコのシェインバウムは、本丸の前の露払いとしてトランプに「報復関税」で挑んだが、なんとたったの1日で陥落して果てた。

懲りないマスコミは、トランプのメチャクチャな関税経済とバカにするが、トランプの要求の目的が、「麻薬フェンタニルの製造・密輸の禁止と捜査要請」と「不法移民対策実施」なのに、これに応じないから受けた関税制裁だったとは報道しない。

つまり、両国のトップは、これらの当たり前の要求にぜんぜん応じなかったのに、たったの1日で応じたから、「何だったのか?」になっているのである。

こうして、トランプの進軍は続き、EUが攻められるのは時間の問題だし、それが済めば日本にやって来るはずだったのに、焦る石破の訪米が6日となって、EUよりも早く日本が攻められることになった。

帰国の政府専用機内で寝込むこと必至で、いきなり政権を放棄するかもしれない。

なんにせよ、「アメリポン:アメリカ+ニッポン」になれ、と命令されて、EUと裏切ったこれまでの構築してきた体制を土台からやり直すようにされるのを、拒否できない、のである。

その第一弾が、消費税廃止要求ではないか?

日本製鉄のUSスチール買収の失敗で、経団連は真っ青だろうが、もっとすごい原爆級がこれだ。
同時に、「自・公・立憲」政権の歴史が終わる。

受け皿としていまいちだけど、国民民主が政権につくのは、トランプ政権2.0がコントロールするという意味だし、トゥルシー・ギャバードが上院で承認されれば、本格的に日本のマスコミも方向転換を強いられる。

いまは、旧体制の(CIA)残党たちが日本の情報操作をやっているだけで、フジテレビ問題はそのほころびの一部が表にでただけなのである。

そんなわけで、トゥルシー・ギャバードの上院承認こそが、「山」であり「峠」なのである。

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