「ドルジバパイプライン爆破」でNATOは?

ウクライナが国内を通過するロシア産石油パイプラインを爆破したのは、昨年の夏だったが、復旧したかとおもいきや、再びウクライナが攻撃をはじめた。

さては、NATOはどうするのか?

欧州の集団的安全保障を約束している、加盟国への攻撃は、そのまま敵対国へのNATO参戦を意味するのが原則であるが、この攻撃をNATO非加盟のウクライナにやらせているのが、EUでありNATOだからややこしい。

つまり、パイプラインの先にある、ハンガリーとスロバキアが、ウクライナ支援に消極的・反対の立場を曲げないための、事実上の「内紛」なのである。
しかも、4月12日に予定されているハンガリー総選挙に、あからさまな介入(親EUの野党応援)ともみることができるのは、しろうとでもわかることだ。

ようは、なりふり構わない行動をEUはとっているし、カネのためなら何でもやるゼレンスキー政権の性格がよくわかるのである。

対して、ハンガリーのオルバン首相は、「EUに対して敵対勢力」と言い放った。

ときに、21日と22日、横浜市保土ケ谷区にある県立保土ケ谷公園内にある、「かながわアートホール」でヨハン・シュトラウス二世の傑作オペレッタ『こうもり』の日本語版による上演があった。
むろん、音楽の都ウィーンにおける当時の大人気作曲家が、ヨハン・シュトラウス(同名の親子)であって、そのウィーンとはハプスブルク帝国の首都である。

このオペレッタが傑作といわれるゆえんは、一般的に「軽い」作品ばかりのオペレッタにあって、深い芸術性も折り込まれているといわれているが、なかでも、劇中、舞踏会に参加するにあたってハンガリー貴族と偽ったロザリンデのアリアと通称される、「チャルダッシュ」の歌唱がひとつの頂点をなしていることにある。

なお、本作の物語設定が、大晦日から元日にかけて、であるために、欧州では年末に上演される作品としてしられていて、わが国の「第九」とは対照をなしている。
今年は17日が旧暦の元日なので、21日と22日の上演はそんなに日付が離れていることでもなく、むしろ公園内で「梅まつり」開催中の「新春」に相応しい上演だったともいえる。

ちなみに、ベートーヴェンの生涯を描いた『不滅の恋/ベートーヴェン』(1994年)では、あのイングリッド・バーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニが「ハンガリー」貴族夫人役で登場する。

なぜにハンガリーなのかといえば、いわずとしれた、ハプスブルク帝国(オーストリア=ハンガリー二重帝国)が当時の現実だったからであって、いまのスロバキアも1526年から1918年まではハンガリーの一部(ハプスブルク家の支配下)であった。

つまり、いまのオーストリアがはっきりしないなかで、旧ハプスブルク帝国のハンガリーとスロバキアが、ヨーロッパ中のイジメの対象になっているのである。

第一次大戦の敗北でオーストリア帝位とハンガリー王位をうしなってからの家長が、オットー・ハプスブルク氏(1912〜2011年)で、「汎ヨーロッパ連合会長」でもあった氏が生きていたらこの状況をどうみるのだろうか?

「ヨーロッパピクニック」の名目で、東ドイツからハンガリーに逃げてきたひとたちを、オーストリアとの国境を開けて西側へ逃がし、それで「ベルリンの壁」が崩壊するに至った大事業をやったのが、オットー氏だった。

いまや全体主義のEUからハンガリーに逃げ込むようなことになっている。

さてそれで、カネのないEUにかわって、高市政権が強力に戦争継続のためのウクライナ支援をする事態(人道的に罪がある)となっているなかで、ゼレンスキー政権の命運が尽きるのはいつなのか?=戦争終結時期、となりそうな気配が漂いだした。

これを否定したいグローバル全体主義の戦争屋たちは、やっぱり反省のまったくないBBCは、国際編集局長のプロパガンダ記事「ウクライナは今も果敢、敗北が近いとは思えない」なるデジタル・タトゥーを愚かにも26日付けで世界に「オピニオン」として配信した。

終わってみれば、敗北したのはEUであり、NATOであった、という歴史となることはまちがいないから、スターマー政権に寄り添ったトンデモ記事である。

記事に付いている「地図」(米戦争研究所とアメリカン・エンタープライズ研究所の「重大脅威プロジェクト」日本時間2月19日午前6時時点)とわざわざつけた「出典」にあるとおり、ロシア軍は「特別軍事作戦」の当初目的のままの占領成果をあげていることは、誰の目にも明らかなのに、である。

しかも、地図上にある港湾都市オデーサも、すでに事実上の港湾施設破壊と海上封鎖で、機能が著しく低下していて、もうウクライナは「内陸国」になっているのである。

わが国の与党・自民党は、道徳なき敗戦国連合のなかに自分から飛びこむ愚策をずっとやっていて、トランプ政権2.0の警告を無視しているのはなぜなのか?にさらされることはまちがいなく、「戦後検証」と「戦犯さがし」がはじまれば、自民党政権が無傷でいられる可能性は少ないのである。

あの「ソ連」がそうであったように、なのだ。

トランプ政権2.0が、歩みを止めたがごとくの「ウクライナ和平の停滞」は、ひとえに、ウクライナの敗戦=ゼレンスキー政権の崩壊を決定づけるまで、「待つ」という作戦に相違なく、わが国は「国富の浪費」に増税がまっているだけの状況に陥った。

それで、NATOは、ウクライナに核の供与を画策していると、ロシアの諜報機関に見破られて、世界を核戦争の悪夢に引き込もうとしていることがバレた。

いまや世界秩序が、冷戦時よりも厳しい綱渡り状態になっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください