日本語にすると、コンピュータ・ネットワークの解析・改造・構築をする行為をいう。
これを行える、高度な技術者のことを「ハッカー:hacker」と呼ぶので、ハッカー即ネット犯罪者、という意味にはならない。
ときに、イランのハッカーが、イスラエル秘密警察モサドの秘密ファイルにアクセスし、なんと3テラバイトもの情報を奪取したと「X」で、「トッポ:@w2skwn3」さんが伝えている。
元は、「TPV Sean」の動画である。
これによると、軍事情報ばかりか、VIPたちによる児童虐待ビデオやらのいかがわしいものがあって、どうやら「エプスタイン」はこの活動の一部だったらしい。
また、イスラエルがイラン空爆をきめた理由が、この情報の拡散防止だったともいう。
もちろん、イスラエルはこれをもって当事者を脅迫していた、と。
真偽のほどは不明だが、「陰謀論」と決めつけることも、「信じる」ことも、受け手の自由ではある。
ただ、火の無い所に煙は立たぬ、ことを念頭におけば、はたしてどうなのか?ぐらいは気にしていいとおもう。
それもこれも、「肉食の思想」が、彼らのベースにあるからで、「コメと魚食い」の日本人とは、まったく発想・思考回路がちがうからである。
こうしたことを栄養面でいえば、現代の栄養失調=ミネラル不足がいわれて久しい。
キレるのは子供だけでなく、おとなにもみられるのは、脳内物質のアンバランスによる興奮制御ができないことも一因だと指摘されているのだ。
食の洋風化とは、思想の変化をも促す。
こういった面で、われわれは何を食べさせられているのか?をよく吟味しないといけないが、一方で、「供給側の意図」についての情報がない。
この意味で、ハッカーに期待したくなる。
アメリカ厚生長官のRFK.Jrは、食品安全面でもかなり突っ込んだ政策を実施しているのだが、ほぼ日本のマスコミが報じない。
これは、スポンサーたる企業への忖度なのだろうとおもわれるものの、こうしたことが可能なら、放送免許の認可と剥奪について、もっと議論があってしかるべきなのである。
さてそれで、本稿冒頭のハッキングが事実なら、イランはなぜにすぐさま公表しないのか?という疑問がたつ。
あたかも、最高指導者の安全をトランプ大統領のひとことが「守った」ような情報もあって、イラン側はこれに恩義を感じているという説もある。
それで公表を控えているなら、これはこれで「しっているが、いまはいわない」と発表すればいい。
ゆえにガセネタの可能性は多分にある。
「酒池肉林」とは、司馬遷の『史記』にあるエピソードであるけれど、イスラム教でいう「天国」のイメージに近い。
それで、現世では酒も(ブタ)肉も禁じているのは、最後の審判による「天国」に行くことが許される「我慢」なのだともいえる。
ユダヤ、キリスト、イスラムという『旧約聖書』を原典とする、唯一絶対神の宗教は、「神」という存在がすべてを決める。
そこへいくと、「仏教」は、自分の精神の分身=鏡たる「閻魔大王」が決めるから、自分で自分を裁くし、「神道」にいたっては全員が「御霊=神様」になる。
すると、イランのハッカーが奪い取った情報とは、現世での酒池肉林であって、イスラム的には「早すぎる」ことが問題になる。
タイミングだけの問題か?と日本的な道徳感からツッコミを入れたくなるが、彼らの宗教・道徳的にはそのタイミングが大問題となるのだ。
むろん、『旧約聖書』における大衆の横暴は、あのモーゼすら激怒して「十戒」の石板を投げ捨てたエピソードにつながる。
つまり、ユダヤ教からしても「背教」なのである。
そもそもが、イランの「核(兵器)開発」がことの発端である。
しかるに、「核」は、究極の防衛手段であって、使用できない「守護神」の役割をもっている。
だれもが、「核による報復」をおそれるからだ。
つまるところ、イランは、『続・猿の惑星』にあった、ミュータントたちが崇める「核ミサイル」をもって、宗教化した、といえるし、ユダヤ教徒=イスラエルは、すでに保有している。
サウジアラビアが、「ペトロダラー」を破ってBRICs側に回ったのも、「核」がからんでいた。
しかし、それもこれも、「肉欲」による人間のすがたをハッカーが捉えてしまったとすれば、映画どころのオチではないのであった。