チャーリー・カーク氏の件について、FBI長官の発表によると、複数のアカウントで、「予告」とみられる発信があったとして捜査中であるとのことである。
これにくわえ、狙撃現場からは、過激なメッセージ入りの薬莢と同様の書き込みがある実弾数発が発見されている。
この子供じみた行為はなにか?
クリントン&オバマ時代から熱心に対ロシア戦争を煽って、ウクライナ支援の大盤振る舞いをしていたバイデン政権時代、ゼレンスキー大統領が訪米した際に訪問した砲弾工場では、彼らがその胴体にメッセージと名前のサインを嬉しそうに書いていたことがニュースになったことがあった。
この砲弾が炸裂したときに、敵が確実に損害を被りますように、という祈祷じみたことをやる意図よりも、その精神構造を疑う。
その真似なのか?どうかはしらないが、一個の人間を対象に、まさに有害動物駆除の感覚と似ていることに、異常性を感じるのはわたしだけではあるまい。
デジタル・ネットの本質は、いったんアップしたら絶対に消えない、という永遠性と、書き込んだ本人のコントロールが及ばないという、疎外性にある。
まさに、デジタル・タトゥーなのだ。
もちろん、このブログも同様なのは承知している。
今回の捜査対象にある書き込みには、「殺人教唆」の内容もある。
たとえばトランプ氏に対してのさいきんの動画では、とある白人女性が同様の自撮りビデオを顔出しで挙げていて、もしも「成功」して当局に拘束されたら、ご褒美として自分からのエッチな手紙をあげる、と明言して大炎上している。
こうしたことができるのはなぜか?
一つに、キリスト教の信仰崩壊と、もう一つに家族との隔絶が挙げられている。
もちろん、アメリカにおいてだから、「フランクフルト学派」なる極左思想に基づく教育の成果であることも重要である。
カーク氏の死をあからさまに喜んだ、在米日本人評論家が挙げた書き込みに、トランプ氏が「(外国人なら)ビザ取消」と発言したら、あからさまに「削除」したことも、しっかりデジタル・タトゥーが残されていて、ネット界隈での晒し者にされる不名誉となったが、これもひとつの「戦後教育」と「人間宣言」による「虚無の結果」なのである。
今回、犯人として逮捕された人物の父親は、現職の保安官だったし、この一家は熱心なモルモン教徒だという。
しかし犯人は、家族から離れて、信仰も捨てていたし、同居する「彼女」はトランスジェンダーの元男子だったのである。
手配写真から息子が犯人ではないかと気づいた父親は、牧師に相談し、この牧師が当局に通報したという。
なんだか、1968年に東京・府中で起きた「3億円事件」の警官の息子犯人説と似ている。
ただし、この事件は公式には「未解決事件」となっている。
時効までの大捜査は、当時盛んだった学生運動に及んで、公安による活動家の身元調査の大義名分になったとの説もある。
トランプ政権が、「赤狩り」の大義名分とすることも確かにかんがえられないことではない。
現実に、トランプ氏は国内の左翼撲滅を宣言した。
ために、「マッカーシズム2.0」だという指摘がはやくもされている。
昔から、地下に潜って活動する者には、「承認願望」が強く、ために派手な犯罪行為をして、「犯行声明」を出すことに人生をかけるものもいる。
けれども、被害者には迷惑千万な話であるし、それがネットでの「お手軽さ」であるのだから、子供のいたずらの延長にも見える。
「幼児化」という言葉が、恐怖となってはねかえる。
「間抜け」ではすまされないことが、一方の世界標準になっている。