「X」をみるとうんざりする症候群

集中型=大手メディアに対抗する、分散型=個人発信メディア=「X」という構造変化が、まさに「地滑り的:Landslide」効果を発揮したのが、今年のアメリカ大統領選挙に象徴されたといわれている。

オーナーのイーロン・マスク氏も、あたらしいメディアの誕生に胸を張っている。

しかし、だからといって「いいことずくめ」ではないのは、「個人の感想」なのである。
この「ぼやき」を書いておこうとおもう。

当然ながら、「自由投稿」なので、「X」の投稿も「玉石混交」である。

結論からいえば、このことから生じる「不愉快」が、「うんざり」の主たる理由だ。
なにせ、不愉快が波状的に続くことがあるからである。

では、もっと深く「うんざり」の原因を掘ってみると、それこそが、「多様性」であると気づくのである。
誤解をおそれずにいえば、「ズレた意見」が多数ある、ということだ。

もちろん、全員がおなじ、を「気持ちいい」といいたいのではない。

なにがどうズレているのか?を問えば、たとえば「国家観」とか「思想の汚染度」といっていい。

国家観については、国境がないことの礼賛=グローバル全体主義のことだし、この「全体主義」を無意識でも受け入れようという「思想」が、すでに汚染されている、とかんがえていいからである。

また、政党についての意見でも、「保守」という用語あるいは概念がかなり幅広く使われているので、論理が破綻しているのにそうは思いもしない自信に充ちた投稿がある。
これに、やっぱり「うんざり」になるのだ。

そもそも、なんで「X」が世界最大のニュース媒体になったのか?を問えば、既存メディアが自殺したからである。

たとえば、「abcNEWS」は、1500万ドルと訴訟費用100万ドルの支払いで、トランプ氏と和解した、と「X」では速報があった。

これは、同局キャスターのジョージ・ステファノブロス氏(民主党クリントン政権で広報担当大統領補佐官)が放送で、「トランプ氏は強姦犯だ」という発言を繰り返したことへの裁判でのことであり、ステファノブロス氏は別途公式にトランプ氏へ「謝罪」することも余儀なくされたのである。

日本円にしたらザッと24億円の支払いであるが、アメリカで狂った裁判も「正常化」に向かっているとおもわれる。
それが、すべての「トランプ裁判の終わり」にも現れている。

結局は、大統領選挙での、民主党バイデン政権による「ネガティブ・キャンペーン」だったし、政権に日和った裁判所も「正常化」をはじめたようだ。

ひるがえって、わが国では、一般に報道されない「ニュース」も、「X」では大きな話題になる。
とくに、司法に関しては、行政の「検察」が寝ていることに連動して、「裁判所」も、なにやら不可思議な判決を出していて、まるでアメリカ民主党政権そのものの様相なのである。

これもまた、「うんざり」の原因になっている。

そんななか、トランプ政権2.0は、ようやく「日本大使」の指名を発表した。
もちろん、連邦上院での承認がないといけないが、現職の大使は、来年早々に帰国すると発表していたので、とにかく誰かに交代することは確実である。

あたかも、現職とは真反対の人材なので、来年にはわたしの「うんざり」は、やや質がちがって、アメリカ大使による溜飲を下げる話題と、どうにもならない「自・公・立憲」政権の、「うんざり」が交差することになるのだろうと覚悟している。

CIA日本支部が、こうした大使の配下として活動を開始したら、腐った日本のマスコミやら大手広告会社はどういった対応をはじめるのか?も、「うんざり」になるか?ならないか?を決める要素なので、「X」ウォッチに力が入るのである。

それにしても、大手メディアが伝えないことが多すぎるし、その内容がぜんぜん信用できないことが、なによりの「うんざり」なのである。

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