昨日の、直前話から、今回は結果の話である。
結論から先に書けば、予想通り、のトランプ優位で、視聴者へのアンケートでトランプ氏が「まとも」だったとの回答が圧倒的だったと報じられている。
日本ではどう報じられたのか?を少しだけ観察したけれど、あんがいと予想したトランプ批判一辺倒ではないのことに、「行間」として余計に、民主党のパニック状態が伝わっている。
モデレーターをつとめたふたりも、中立的な立場を堅持する努力をしたけれど、これは、反トランプをもって人気があった女性司会者の旦那様が、ハンター・バイデンの「地獄のパソコン」に関する偽情報の作成に直接かかわっていたことが、議会の正式報告書になったことが影響しているのは、誰の目にも明らかだろう。
5日間もキャンプ・デービッドにこもって、この討論会の準備・練習をしていたはずのバイデンだけど、やっぱり精彩を欠くのは隠せなかった。
英語が不得意であっても、何を言っているのか聞き取れないのは、英語が母国語のひとには観るに堪えない状態だったはずである。
合衆国大統領として、また、「核のボタン」を押す権限をもつひととして、これ以上の不適格はないと、逆宣伝になったからである。
これで、民主党が割れた。
主流派(トロツキー派)は、バイデン以外を選ぶことに動きそうだし、バイデン派は、覚悟を持っての「任期延長」を図っているからだ。
なぜに「覚悟」がいるかといえば、これまでにやった司法の武器化による、トランプ狩り&魔女裁判の報復(ブーメラン)を受けることを畏れるからだ。
トランプ勝利とは、彼らが監獄に入ることを意味すると信じているからだろう。
そんなわけで、民主党側の「バイデン押し戦略」は、完全に行き詰まったかにみえる。
しかし、「バイデン押し戦略」には、ウルトラCがあって、それが「緊急事態=戦争など」による、大統領選挙の中止、という手だ。
プーチン氏が先月から波状的な外国訪問をして、その都度、西側を意識した警告を述べている。
また、それには戦術核の使用を含めた、「ロシア核ドクトリン=法的縛り」の存在と、これの改正問題にも言及している。
当然だが、ウクライナへの「特別軍事作戦」における、「目的」については、当初から一文字も変更はない。
何度も書くが、ロシアはウクライナを緩衝地帯とするために、ウクライナ政府の非ナチス化を要求している。
西側は、この「非ナチス化」がのめないのである。
国民にいい訳ができないからである。
それでもって、NATOは50万人もの兵力をすでに集結させて、ウクライナへの直接介入を図ろうとしているが、これはすなわち「第三次世界大戦の開戦」を意味する。
バイデン政権が仕込んだ「NATO首脳会議」は、ワシントンで来月9日から11まで開催の予定で、わが国の岸田首相も参加することが決まっている。
まさか、わが国がNATOに加盟することはないとおもうが、とにかく日本を滅亡させたい自公政権だから、「もしや?」もありうる。
日本の加盟で、ロシアを二正面作戦にさせる、という単純明快な戦略の発動だ。
すると、9月の自民党総裁選も中止になるかもしれない。
バイデンとどこまでも心中したい自民党なら、日本国が露・中の二カ国によってどうなろうと、知ったことじゃないという最悪のシナリオである。
なるほど、それで都知事選を「7日」としたのだ。