イランからの無差別攻撃をうけて、「早期解決&戦争反対」だった湾岸6カ国の態度が急変し、いまやイランを「二度と戦争ができない国」にさせるよう徹底的に叩くことをトランプ大統領に望んでいる。
なんだか聞いたフレーズである。
「叩く」というのは、現代風に言い直せば、戦争指導部を壊滅させる、ということになるし、戦後の体制として「絶対的平和国家」にさせる、という意味となる。
まさに、日本化、なのだ。
ときに、ホルムズ海峡の封鎖は、アメリカがやっているのにあたかもイランがやっているように見せかけているのではないか?と書いた。
じっさいのところは不明だが、国際海峡は領海よりも優先するのが「国連海洋法条約」の規定にある。
これを、通過通航権、という。
わが国には5箇所の海峡がこれにあたる。
・宗谷
・津軽
・対馬(東水道、西水道)
・大隅
だが、イランはこの条約を批准しておらず、そのためにホルムズ海峡を封鎖してみたり、通行料を徴収する行為は、「違法」となるために、世界から袋だたきにあってしまう可能性がある戦略的ヤバさがある。
わたしの説だと、アメリカの自作自演となるのだけれども、もっと大きな戦略的価値(大アブラハム合意)を狙っているとおもうので、トランプ氏が矛盾している、ということにはならない理屈となる。
しかし、2日にベッセント財務長官が「X」に投稿した件を書いたように、実際は、ロイズがこの海峡を通過する船舶に対する保険を引き受けないことで、「動けなくなった」のである。
先月より、アメリカ政府は、新しい船舶保険を世界に提供すべく動いてロイズに対抗している。
戦後、実施的に戦勝国アメリカ(だけ)による日本統治の成功を、イラクでやろうとして失敗したのが戦争屋たちの歴代アメリカ政権の苦い経験である。
そこで、ちゃんと反省したのが、トランプ政権2.0だとすると、「委任統治」としての発想があってもおかしくない。
だれに統治させるのか?となれば、日本が候補にあがってもおかしくないであろう。
近くは、『おしん』の圧倒的な視聴率90%越の記録は、いかにチャンネル数が少ないとはいえ、ほぼイラン人の全員がこれを観て涙していたのである。
遠くは、奈良・平城京で発掘された木簡にペルシャ人1万人以上の役人名簿があったことから、嵩じて、「平家=ペルシャ人説」まである関係なのである。
トランプになびいた高市との主従関係構築に成功したつぎに、北京で行われる米中首脳会談で、おおくのイラン利権をもっている中共が、もしも日本によるイラン委任統治の提案に同調したら、「南洋庁」以来の海外領土統治がはじまる。
しかし、これは日本の危機でもある。
ようは、中共の日本分割統治論につながる。
・西日本人民共和国(首都は大阪なので、維新の大阪構想が実現する)
・関東ニッポン(首都は東京だが、一都6県の首都圏だけの実質米軍統治領)
・東北北越北海道ロシア(首都は新潟か札幌となって、ハバロフスクと同格になる)
以上の三分割の前哨となるはなしになりかねないからである。
そうなれば、イラン委任統治の主体は西日本人民共和国となろうから、「返還」に値して中共には痛みを伴わないで済む案なのである。
はたして実現性はどのくらいなのか?気になることではあるけれど、まったくゼロともいえず、なお、あり得るとして観ていた方がリスク管理上も「身のため」なのである。
まぁ、妄想ではあるが。

