イーロン・マスクMSNBCを買収か?

トランプ.Jrが、「X」でなかば冗談でイーロン・マスクにつぶやいた、「 MSNBCの身売り話に乗らないか?」に、イーロン・マスクが、「いくらする?」と返したことが、大拡散されて盛り上がっている。

大統領選挙後、MSNBCのオーナーが視聴率の凋落に回復不能かもしれないことから、「売却を検討」というニュースが出たし、CNNは職員どころか高額報酬でも有名なキャスターたちの解雇をはじめている。

また、極左といって差し支えなかった「ロサンゼルス・タイムズ」は、オーナー権限で編集部の全員を解雇して、入れ替えを発表した。

もちろん、MSNBCとは、「MS:マイクロソフト」と、3大ネットワークの「NBC」とが提携してできたニュース・サービスのことで、「NBC」本体が売りに出ているということではない。

もしも、イーロン・マスクがトランプ.Jrと買収に成功したら、「MS」が消えるのか、それとも社名ごと、「ツイッター」を「X」にしたように変えるのかはわからない。
だが、ほぼ「大賛成」で拡散されているのは、そうなったときに唯一の「正しいテレビ」になることへの期待の大きさなのである。

例えば、兵庫県知事選や名古屋市長選挙での「X」への批判は、現職総務大臣が堂々と「言論統制=言論弾圧の整合性」の検討をすると発言したとおり、一部のひとにはたいへん都合が悪いのだ。
その情報ツールとしての性格が、自由な個人発信を旨としているためにコントロールが困難だからである。

しかし、「X」オーナーのイーロン・マスクにとっては、このことこそが「狙い」であるから、あくまでも平行線をたどる。

しかもMSNBCの買収による「X」との連携について、多くのひとが望んでいるのは、既存の情報空間が一部のひとにはたいへん都合がいいことがしられたからである。
アメリカ人の7割が、既存メディアの報道を信じないとの調査結果が、これを物語っている。

ここが、アメリカがまだ道徳的な「資本主義」を残している証拠で、わが国のように、完成された社会主義国とはことなる絶壁があるのである。
当然だが、「自・公・立憲(共産)」政権は、キッチリと唯物論の歴史段階をふんで、共産化させることに血まなこをあげている。

それもこれも、アメリカ民主党がコントロールしたGHQによる日本改造=実質的な日本滅亡による約80年の成果なのではある。

「ツイッター買収」の事例から、イーロン・マスクの決断は早いので、ほんとうに実行する可能性は高いだろう。

この意味だけを切り取れば、「ネットとメディアの結合」をいった、ホリエモンのフジテレビ買収劇は、先進的だった。
阻止に成功したフジテレビの凋落は、MSNBCの姿と重なる。

ほんとうならばどこだって「視聴率を稼げる」放送をやりたい。

もしも、MSNBCが、放送内容を一変させたら、潜在的需要の爆発的な実現で、他の既存メディアを破綻させる可能性だってでてくる。
おそらく、中途半端さがあるFOXニュースが、まっ先に比較対象になるのだろう。

それから、MSNBCと似ているあとの2大ネットワークが、どういったマーケティング判断をおこなうのか?という順番になるのだろうと予測する。

まったく別の場面になるが、イーロン・マスクは、英国で「総選挙を求める10万人超の署名」についても、「興味深い」とコメントした。
グズグズの保守党から、「小選挙区制」の弊害で、イヤイヤ労働党に政権交代はしたが、その驚くほどのポンコツぶりに、英国人が悲鳴をあげだしたのである。

笑っているのは、第三極にある、ファラージ氏の新党で、もしも総選挙となればおそらく候補者全員が当選するほどの大旋風になるかもしれないのである。
イーロン・マスクは、この動きをどのように支援するのか?

おそらく、「政府効率化」の手法を、英国でも実施するように仕向けるであろう。

すると、「第二次臨調:土光臨調」から40年経つ、わが国も、当然の対象になって、もうイーロン・マスクは、唐突感がありながら「日本好き」を表明している。
ならば、日本人が大好きなテレビをどうするのか?という具体策と関連して、MSNBCの買収の重大かつ儲かるモデルに変換させることの意義はおおきすぎる。

これぞ、情報戦なのである。

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