オデッサ市長解任とウクライナの決着

15日、黒海随一の港湾都市、オデッサの市長が「ロシア領になりたい」旨の発言をして、ゼレンスキー政権から解任される事態となった。

臭いものに蓋をすることが、もうできなくなっているのだろう。

戦線では、東部4州のロシア軍による占領作戦は終了しつつあり、「ウクライナ軍有利」という情報は、ほとんど「デマ」となっている。
じっさいに、いつゼレンスキー政権が降伏するのか?という時間の問題になりつつある。

にもかかわらず、NATOは相変わらずの「戦争継続」を画策しており、ぜんぜん平和を求めていない。
次のステップして、「モルドバ(人)」を犠牲にする準備がすすめられている。

そのために、EUは、隣国のルーマニアの大統領選挙にあからさまに介入したのであった。

トランプ大統領とプーチン大統領との電話会談は、どのような頻度で行われているのか?さえもニュースにならない「日常茶飯事」になっている。
それで、アラスカでの会談に続いて、ハンガリーで実施されることが決まった。

それもこれも、反EUのオルバン政権のもとでやる一石二鳥で、両大統領による反EUの意思表明になっている。
面従腹背の英国スターマーが、またなにをたくらんでいるのか?はあるが、英国の政情も労働党に有利な展開ではない。

一応保守党のボリス・ジョンソン元首相が、外国への情報漏洩疑惑で騒がれているのも、日本における新政権が「スパイ防止法」に取り組むように仕向けるための仕掛けになっているとかんがえると、トランプ政権2.0の「いけず」具合がわかるだろう。

逆に、「いけず」を前提とすれば、上の説も納得ができるというものだ。
なにしろ、ウクライナ和平をまっ先に潰した張本人だからである。

とにかく戦争が好き、これが英国の本質で、いまもむかしも世界のガンなのである。

じぶんたちは安全な場所から高みの見物をしながら、しっかり戦争利権で金儲けをする。
これが、英国貴族とその親類たる西ヨーロッパ貴族たちの人でなし実態なのである。
かれらの頭には、東ヨーロッパの「農奴(serf)」たちが何人死のうが自分たちには関係ないという発想しかない。

わたしが「啓蒙主義」を疑うのはこのためである。

こんな者たちに与した日本政府の堕落は、「自・公・立憲共産」政権の社会主義によるもので、高市政権が期待できない理由がここにもある。
しかも、あろうことか「親中」まるだしの維新と組む節操のなさは、逆に反維新の参政党を引きつけて、はなから不安定さを露呈した。

戦略的に優る参政党は、甘い誘惑に乗らなかったが国民はこれから「保守と信じた」高市氏の裏切りに愕然とするのだろう。
自民党は、堕ちるところまで堕ちた、と国民がしったときに、いまのままを引きずって総選挙をやる自爆となるはずなのである。

石破氏も高市氏も、冒頭解散をしなかったことが、ブーメランになるのである。

おそらく、ゼレンスキー政権内部も混乱しているはずなのは、「戦後」の責任回避に走る者たちとの亀裂が修復不可能になっているとかんがえられるからで、そのひとつがオデッサ市長解任になって現れたのである。

選挙で選ばれた者を、大統領が解任するというのは、もはや非常事態なのである。
それもこれも、戒厳令下にあるからだけど、戒厳令を解除した瞬間に政権崩壊となるために、とにかく「わかっちゃいるけどやめられない」、状態なのである。

それと、わが国の状況もそっくりで、選挙をしないで組閣することの矛盾なのである。
念のため高市政権の特徴をいえば、「参議院議員への依存」である。
衆議院議員にロクなのがいないという、衆・参の逆転が顕著なのである。

何度も書くが、ロシアの戦争目的に、ウクライナのナチス(=ゼレンスキー政権)打倒がある。
降伏させて政権を交代させるのは、80年前の日本で経験済みである。

ドイツは国家滅亡の認定(1945年の「ベルリン宣言」)による。

ウクライナを、日本方式あるいはドイツ方式のどっちで始末するかが、ブダペストでの協議の主題なのだろう。
EU&NATOの邪魔が執拗なので、日本方式ではないか?と推察するが、いったん滅亡させるドイツ式も検討しているはずだ。

どちらにせよ、次の政権をどうするか?なのであるが、英国大使に飛ばされた元ウクライナ軍総司令官では、ロシアには具合が悪い。
宣戦布告した相手国で断交したはずなのに、なぜか英国大使だった、吉田茂を据えるのとはわけがちがうのである。

ちなみに、戦時中、アメリカは駐日大使を継続させて「断交」はしなかったが、日本は駐米大使を召還して「断交」し、英国は駐日大使を召還して「断交」したが、日本は駐英大使をおいて「断交」しなかった。

口では鬼畜米英なのに、やることがちがうのである。

では、その日本をどうするか?は、選挙でないとはなしにならないのは横にして、来週27日の月曜に日本にやって来るトランプ大統領が、褒め殺し的「いけず」を爆発させることだけはまちがいないのである。

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