ザッカーバーグの改心とドイツ

昨年の7月13日、ペンシルベニア州バトラーでの選挙集会における「暗殺未遂事件」は、生中継されていたためにおおくのひとたちが、「目撃者」となった。
それはあたかも、日米で初めての「衛星中継」がされた、ケネディ暗殺事件の衝撃と似ていたが、トランプ氏の拳をあげての三度の「Fight!」に誰もが本物の迫力をみたのであった。

これに感動を覚えたひとりが、マーク・ザッカーバーグで、2020年の大統領選挙では、反トランプ=民主党への莫大な寄付(3億ドル)が、あのヘンテコな選挙結果を生んだ元凶だともいわれてきた人物であるし、彼の細君が中華だということも様々な憶測を呼んだものだった。

しかして、この事件直後に、彼はトランプ氏へ直接電話連絡し、その「感動」を伝えたと報じられたものの、その時点ではまだ態度の変化におおくの疑いの目がかかったのである。
もちろん、「身から出た錆」ではあるが、とうとう直接トランプ邸を訪問するまでになったのは事実である。

現代のイエス・キリストを自認しているはずのトランプ氏であるから、おそらく「懺悔」し、「許しを請う」人物を前にして、あっさりと「許した」のではないか?

以来、ザッカーバーグは、トランプ派に転向する。

そうして、新年7日、先輩にあたるイーロン・マスクの「X」に倣って、「Facebook」、「Instagram」、「WhatsApp」に「Messenger」を運営する「Meta Platforms社」として、今後一切の検閲行為(ファクトチェック)をしないとし、「X」同様に「コミュニティノート方式」とすることを発表した。

また、本社もカリフォルニア州からテキサス州に移転させることとし、上の「変更」には数週間のシステム上の準備を経てから実行するという。

さらに、民主党バイデン政権からのこれまでの様々な介入命令(検閲)があったことを、連邦議会に報告書として提出もした。
議会は、行政機関への捜査権を行使してこうした「憲法違反=政府の犯罪」を追及することはまちがいない。

これに、左派系のマスコミが一斉反発しているが、ユーザー目線からしたら「歓迎」するのが当然であろう。

政治的には、トランプ政権2.0は、「X」と「Meta」の二大プラットフォームを抑えたこととなり、残るは「アルファベット社」の「Google」、「YouTube」に注目が集まっている。
ただし、「抑えた」といっても、「言論の自由を確保した」という意味なので、これまでの「異常」が改善されただけではある。

なお、アップル社によるiPhone・Siriを通じてのユーザーに対する「盗聴」も、賠償金の支払いという事態になって、イーロン・マスク氏が、自社でアップル社製品の使用禁止を行ったことの正当性が証明された。

ところが、言論の自由を嫌う者たちは世界に沢山いる。

そのうちのドイツでは、「X」の排除運動が大学を中心に広がっている。
この理由は、イーロン・マスク氏が「AfD支持」を明言したことへの政治的な反発である。

旧西ドイツを中心に、「AfD」は「ネオ・ナチ」だという議論があるからだ。

一般に、ヒトラーのナチス・ドイツとムッソリーニのファシスト党・イタリアが同盟したのを、一括りに「ファシズム」といって、「ナチズム」を薄めてきた。
その「ファシズム」とは、さらに「全体主義」と認識されて、これが逆転して、「全体主義=ファシズム」という意味へと変換されて定着した。

しかしこれは、共産主義者からしたら都合のよい解釈変更なのである。
全体主義の本家・本元たる共産主義を、マイルドなイメージにすることができるからである。

ナチスであろうがファシスト党であろうが、根本にあるのは共産主義なので、「共産主義=全体主義=グローバリズム」であると、気を確かにして認識しないといけない。

そしておそらく、「X」を排除したいドイツの大学は、ウクライナのゼレンスキー政権を支持・支援しているはずで、この政権が、「正統ナチス」であることをしらないはずがない、という暴かれたら困る問題も隠している。

すると、こうしたドイツの大学とは何ものなのか?となるのだが、日本における「自・公・立憲」政権の「X」排除の動きとも、しっかり連動していることにも注意がいる。

「肉食の思想」には、「血の思想」すなわち、優生学があって、ナチもファシストも、「血統」を重視した。
この近辺に、「LGBT」があって、それがまた「家族解体」の共産主義に連結している。

ようは、ドイツの大学も、共産主義者によって管理されているといえようし、日本の「自・公・立憲」政権も、共産党のかげが薄くなるほどに共産化しているのである。

さてそれで、ザッカーバーグは今度は、「アップル社」を敵に回した。
すると、「次」はマイクロソフトか?それともビル・ゲイツ(財団)か?

イーロン・マスクとタッグを組んで、あたらしい「プロレス」がはじまったようである。

共産主義の為政者が「X」を排除しても、「Facebook」、「Instagram」が続くようになったので、いくら必死の形相で「モグラたたきゲーム」をやっても勝ち目はない。

それがまた、「言論の自由」というものの本質だと、一般人の方が理解を深めているのである。

人の口に戸は立てられぬ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください