トランプの「いけず」な選挙介入

積雪の投票日になった。

5日、トランプ氏は自身が持つSNS「Truth Social」に投降し、「高市支持の選挙介入=あからさまな内政干渉」をおこなったのだが、あんがいと野党がこれを指摘したところで、ぜんぜん迫力がないのである。

唯一、昨年の参議院通常選挙において、「ロシアのボットが介入している」と根拠なき発言を国会でもされて不当な攻撃を自民党から受けた参政党の神谷宗幣代表が、街頭演説で「おかしい」と指摘していたのは、被害者としての立場が自民党と逆転したからであろう。

けれども、さかのぼれば、2016年アメリカ大統領選挙においては、アメリカ国内選挙法で「違反」とされる、外国元首による候補者訪問の「禁」を破ったのが、一方的にヒラリー陣営を訪問した安倍晋三首相の「愚挙」が思い出されるのである。

外務省がトランプ陣営へも訪問を打診したともいわれているが、結局は「選挙違反」を理由に断られたのだった。

しかし、当時は、ヒラリーの圧倒的勝利が信じられていた(左翼偏向報道のマスコミによる)ために、机仕事から離れないでいる在ワシントン日本大使も、外務省本省の分析も、ヒラリーの勝利と読んでいたために、トランプ陣営からの「おことわり」に気もとめなかった。

ところが、開票したら「まさか!」のトランプ勝利で、わが国外務省は、戦前の失敗よりも重大な歴史的判断ミスを犯したのである。
それゆえに、おそらくは与党・自民党幹部からの激しい叱責をうけたにちがいないお勉強エリートの外務官僚は、徹底的な「媚びを売る」方針で、安倍晋三首相の訪米を仕組んだはずだ。

むろん、ヒラリーとニッコリ握手してしまった安倍晋三首相は、初のトランプ氏との直接会談に相当の緊張をもって臨んだはずで、それは、当時の映像「緊張の顔」として残っている。
この日付は、11月18日であって、まだ「次期」大統領なのである。
よって、あんがいと日本のテレビニュースにおける解説が的を射ていることも興味深い。

それもこれも、御殿女中のような「外務省の失敗」をいいたいからであったろう。

だから、延々と続いた最初の握手(おそらく相当な握力で握られた)における、トランプ氏の左手が、あたかもソフトタッチに見せているけれど、そんなわけないと安倍氏の顔は正直な表情なのが印象的だ。

あたかも、カラヤンの「左手」のごとく、トランプ氏はこうしてビジネス界(生き馬の目を抜くニューヨークの不動産業)で、厳しい交渉を有利に進めてきた実績の自信なのである。

さてそれで、今度は確信犯として、トランプ氏が内政干渉を堂々とやってきたのには、どんな意図があるのか?

むろん、この人物の本性は「いけず」なのだから、もちろん「高市自民党政権への褒め殺し」があると読むのである。
それに、なんどもケンカしては和解している、イーロン・マスク氏の存在も重要で、わが国における「X」での選挙介入の実態も、彼らがしらないはずもない。

あいかわらず、YouTubeにおける言論統制も、さらには、デジタル庁がなにをやっているのか?も、在京のアメリカ大使館が把握していないはずもない。

とにもかくにも、アメリカファーストを追及しているのがトランプ政権2.0なので、このような「泳がし」からの、「恐喝」的な、あるいは、べつのいいかたでの「交渉」が、3月に予定の「高市訪米」で実行されるのが確実なのだ。

自民党は、「集めて配る」を得意にするが、トランプ政権2.0は、「持ち上げて落とす」のである。

そのまた交渉材料に、参政党があるのは、故チャーリー・カーク氏の「諸葛孔明」のごとき、死せる孔明、生ける仲達を走らす、の再現もあろうほどの期待すら涌くのである。

この意味でも、自民党の薄っぺらな戦略のなさは、とうていトランプ政権2.0の敵ではない。

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