27日で調整しているという報道が流れ出した。
果たして、「新政権樹立後」のタイミングで、むかしなら「初外遊先は米国」と決まっていたが、向こうからやって来る(乗り込んでくる)、という逆手順になっている。
名目は、31日から韓国で開催の「APEC:Asia Pacific Economic Cooperation:アジア太平洋経済協力」の首脳会議への出席途中、となっている。
なお、参加国には、ロシアも、香港も、台湾もある。
15日だとされていた首班指名のための臨時国会が、党利党略のグダグダで21日に招集がきまったようだが、ほんとうに首班指名選挙が行われるのか?という、フラフラの状況にあるので、「数合わせ」に終始している。
与党が議会での過半数をもたないのは、絶対安定多数から転落したからだけでなく、公明党の連立離脱と自民党内の離反とで、「少数与党」ではすまされない状態にあるためだ。
それで、票読みができなくなった。
だから、かつて「第二自民党」を恥もなく自称した極親中の「維新」と数合わせしても「2票足りない」ために、3票ある参政党に秋波を送っているが、肝心の自民党からどのくらいの票が減るのか?が不明なのである。
つまり、わが国も、フランスと似た、「組閣ができない」状態におちいっている。
にもかかわらず、マスコミは「自・維政権」ありきのコメントどりを恥ずかしげもなくやっていて、恥ずかしげもなく東大やらなんとか大学やらのエセ政治学者に、「左右の分断がすすむ」とか、「事実上の第三次安倍内閣」とかという、漫画のようなコメントを報じている。
社会の左右分断を推進してきたのが、左翼側だということをいわない輩が東大教授だということに、迷惑だとハッキリいいたいし、ステルス極左の高市氏が「社会主義経済政策のアベノミクス」をより強化してほんとうは「共産化」する方針のはずだとも絶対にいわないのである。
ようは、心のなかで高市極左政権を望みつつ、国民を口先三寸で騙して生計を立てている卑怯者たちなのである。
この極左性をしっているのに、知能が低い国民に真逆の解釈をさせることの悪辣さは、立憲共産から維新までが自分たちの本性を隠す伝統の延長で、あたかも小政党の参政党にキャスティングボートがあるように「高市政権樹立」のための圧力をかけている。
ほんとうはアベノミクスで、いいおもいをした高齢者なのに、「安倍政治を許さない」といった紙をリュックにつけて街を歩いていた、気の毒な左翼に利用されるだけの知能の低いひとたちは、こういった「仕掛け」に気付かずに人生を終えるのであろう。
もっとマイルドにいえば、「嫌い嫌いも好きのうち」なのである。
ときに、トランプ政権は、民主党からプレゼントされた「政府閉鎖」の裏をかえして、国務省とかCIAとかの終身官僚:SESの大量解雇を絶賛実施中である。
ところで、閉鎖はいつまで続くのか?の期限が18日過ぎまでとわかっている。
当日開催の「NO KING」運動の大規模集会を乗り切るためである。
誰が「乗り切る」のかといえば、上院リーダーのチャック・シューマーやらの民主党幹部たちの「保身」が優先されているからだと、「カナダ人ニュース」さんが解説している。
それで、より左翼のマスコミが、今回の政府閉鎖の批判先を民主党(幹部)においているのである。
トランプ大統領は、この構図を逆用し、余裕で訪日する。
また、活動を止めた政府官僚のなかに、「ジャパンハンドラー」と呼ばれた、日本をあやつる「人形師」がいるのである。
あたかも、『シン・ゴジラ』で凍結はしたが、次の進化を画策する者たちの息の根を止めるのが、トランプ政権2.0という構図になっている。
だから、今回のトランプ訪日は、その人形師たちを凍結させ力を削いだなかで行われる、おそらく「戦後初」となる、日米首脳会談が想定されている。
象徴的なのが、16日、トランプ政権1.0で大統領補佐官を務めたジョン・ボルトンを起訴したことだ。
コーミー元FBI長官の偽証罪での起訴に続く、SES大量起訴の狼煙があがっている。
すると、「有職故実」しか頭にない外務省やらの日本の官僚は、どうしていいかもわからない「出たとこ勝負」を仕掛けられている、ともいえる。
それもこれも、トランプ政権2.0にスケジュール管理されているとかんがえるべきである。
脳みそが退化している日本の官僚は、とにかく誰でもいいから「新政権」ができていればいいとおもっていることだろう。
しかし、トランプ大統領は、戦後一貫してきた「日本征服」の過去とはちがう思考で、日本をシンの独立の方向で操作しようとするにちがいない。
そのための「いけず」が、だれが首相になろうとも新政権に対して炸裂するはずなのである。
それがどんなものか?が見もの、なのである。
トランプ政権2.0がやっているチェスの局面における中東の次は、東アジアだからである。