ハリス敗因分析の大ウソ

過半数の勝敗ラインが270の「アメリカ大統領選挙選挙人選挙」は、「激戦」だったはずなのに、312をとったトランプ氏の「圧勝」に終わった。
しかし、前にも書いた通り、「郡」レベルだと、その「圧勝」のすさまじさがより具体的に可視化されてよくわかる。

民主党カマラ・ハリスが勝ったという州さえも、かなり危ない勝利だったし、なによりもこれらの州は、ほぼ投票者のIDを確認しないで投票できるという選挙ルールを可決・適用していたことがバレて、トランプ政権2.0では、この州法の是正もテーマにあがっている。

もちろん、「ちゃんとIDを確認する州民」からしたら、怒りの声があがっていることの方がより強い圧力になっている。

ただし、州は独立国同然なので、州法の選挙法を変えるには州議会の決議と州知事の署名がないといけないから、連邦政府からしたらかなりハードルは高い。

とはいえ、この「歴史的大敗」を受けて、民主党内が揺れはじめた。

極左に寄りすぎたのが「敗因」だと分析しはじめたのが、CNNやニューヨークタイムズという、左翼偏向報道でしられたメディアだから、その異変ぶりがわかるのである。

この点、周回遅れの日本のメディアは、まだ誰かの応援演説やらなにやらが原因だという作り話が主流だから、どれほど民主党に忠誠を誓っているのかがわかって、そのトンチンカンな健気さが知能の低さを連想させてより涙ぐましくも鬱陶しく迷惑なのである。

共和党は、2016年の大統領選挙に向けて、つまり2014年あたりにトランプ氏が初めて立候補をいいだしてから、だれもが「泡沫候補」だとバカにしていたものだ。
ニューヨークで成功した不動産屋という見た目と、テレビのコメンテーターというエンタメタレントが大統領だって?(笑い)というのがふつうだった。

あたかも、売れない映画俳優のレーガンが登場したときと似ているのである。

しかし、トランプの本性は、ピューリタン革命のピューリタンで、その信仰心は強固であることが、軍産複合体をして彼をバカにしていた根拠なのである。
ようは、いまどき道徳に真剣に価値を置く者がいるはずがないという、不道徳に染まった者たちからの「偽物」評価だった。

ところが、いまどき道徳に重きをおくのが本当だった。

これが、2020選挙で、トランプを降ろして不道徳の代表、バイデン・ハリスを当選させた。
不道徳者(主に不道徳ゆえに稼いだ富豪たち)が結束して、トランプを排除したのである。

共和党内の不道徳な者たちを、「主流派」と呼ぶならわしがあったが、トランプは党内で彼らを「非主流派」にする活動をやって、実質的に党内浄化に成功した。
ただし、連邦上院に残るRINOを完全除去できていない(参議院同様3年に一度の選挙)ために、RINOの代表、ミッチ・マコーネルの後任選挙がいま注目されている。

片や、はるか以前に、スターリンからソ連を追われたトロツキー派が乗っ取った民主党にあって、今回の「大敗北」は、トロツキー派の排除という浄化ができるのか?否か?という根源的な問題が自動的に提起されたのである。

わが国に「LGBT法案」を可決させ、石破内閣でやるというさまざまな「ジェンダー」にまつわる強引な虹色政策推進も、これらトロツキー派による強制なのである。
トロツキーは最強の「国際共産主義革命」を主張したひとゆえに、自民党が国際共産主義革命の一端を担うことになって、わが国における共産主義の「本家」から、お株を奪った。

いまや、この国際共産主義革命の司令塔は、国連であり、その参謀本部が世界経済フォーラムとなっていることは明白な事実だ。

公明党と共産党が不仲なのは、共産主義の解釈と支持母体のちがいからのことであって、創価学会に国際活動(SGI)があるように、公明党は元からトロツキー派で、日本共産党はスターリン派なのである。

なので、自公連立がながく続いている。

そんなわけで、アメリカ民主党にもしもの自浄作用が働いて、トロツキー派の排除に成功したなら、共和党トランプ派にとっては強敵になるのではいか?との疑念が生まれるが、そうはいかないとかんがえるのである。

この鍵を握るのは、「言論の自由」という基盤である。

これを曲げて統制に走ったトロツキー派の民主党に嫌忌したのが、イーロン・マスクであり、RFK.Jrであり、トゥルシー・ギャバードだ。
もちろん、トランプ氏も元は民主党員で、「ヒラリー・クリントンに献金したことがある」と明言している。

ようは、トランプ氏のもとに集まっているのは、「反トロツキーの民主党員」ばかりなのだ。

すると、「トランプ政権2.0」による革命とは、トランプ派共和党だけによるものではなくて、本来の民主党支持者も巻きこむことが確実だから、この意味で「アメリカを統合する」というトランプ氏の言葉の真実がみえてくるのである。

つまるところ、共和党と民主党の統合=軍産(含むビッグファーマ)複合体の排除、すなわちDSとの戦い、という構造になる。

これが、トランプ革命の常識を越えた「真実」なのである。

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