大規模な農民一揆がパリに集結し、マクロンが住まう住宅の壁に牛の糞が塗りたくられている動画が「ニコラ 葉山のフランス人」さんによってアップされた。
ことの発端は、2022年のオランダでの農民一揆とおおきくはかわらない。
世界経済フォーラムとそれに命じられるままのEU委員会とマクロンをはじめとする、クラウス・シュワブが認定した「若手リーダー」の悪政が原因である。
この「若手リーダー」には、コオロギ食を推奨した河野太郎も含まれているし、日本人で評議員なのは竹中平蔵だ。
オランダでは最長を誇っていたルッテ政権が倒れ、ルッテはNATO事務総長へ昇格した。
選挙をしたら負けるのがわかっている、いまのマクロンは、EU委員会委員長の座を狙っていると噂されているが、EU自体が継続できるのか?はなはだ疑問な情勢である。
結局、アメリカの支援がなくてはEUもNATOも存続できないことが、ウクライナで明らかになったし、アメリカの国家安全保障戦略ではEUを見棄てているのである。
これに、J.D.ヴァンス副大統領を筆頭に、EU内の言論統制をもって、「価値観をおなじくしない」と明言して突き放している。
ブッシュ父からバイデンまでの戦争屋たちが仕切った40年が終わったことに気づかない「甘え」と「貴族社会の奢り」が、致命的なのである。
オランダのときとちがうのは、外国からの農産物輸入を「解禁する」という条件が加わったことにある。
「解禁=ほぼ無条件」というのは、農薬もなにも安全性について輸入規制の対象外、というあり得ない条件なのである。
ただし、EU域内の農家は、従前からの規制の対象がはずされることはないばかりか、アフリカからの牛の伝染病に対して、「鳥インフルエンザ」と同様の処分を適応すると定めてしまった。
つまり、オランダのときの「農家潰しの目的」はおなじだが、手段がより厳しくなった。
なぜにこれまでして農家を潰したいのか?
それは、人類の個別(栄養)管理=全体主義の徹底、のためであるし、破たんした農家からの農地を資産運用会社が格安で購入して、現場職員として自由農民や不法移民を採用し、安価な労働力として「農奴」の地位に転落させることも意図しているとみられていることにある。
日本政府の悪辣さとはレベルがちがうが、わが国の「農政」における方向性は、EUとかわりがない50歩100歩だから、「米不足」の本質がヨーロッパの農政からも理解できるというものだ。
そういえば、「若手リーダー」には、小泉進次郎の名も、高市早苗の名前もある。
その高市政権は、驚異的な70%越の支持率を維持しているとの「世論調査結果」がマスコミ各社から発表されているけれど、まったく信じるに値しない。
もし信じるならば、日本人はヨーロッパの「元農奴」たちよりも悲惨な知的問題をかかえているといえる。
はたしてマクロンは、ドイツのメルツがいいだしてフォン・デア・ライエンがその気になった、ロシア凍結資産の無断使い込み(所有権の侵害)をちゃぶ台返しして、恨みを買っている。
メルツは、資産運用会社で世界最大の「ブラックロック社」におけるヨーロッパ本部会長だった人物だ。
それと、メルケルに見出された医者がフォン・デア・ライエンだから、ドイツ人のふたりが揃ってフランスにしてやられたのである。
この手柄で、モスクワに乗り込んでプーチン氏との単独会談を画策し、アメリカ和平案を潰せたらナポレオンのごとく英雄になれるとでもおもっているとしら、プーチンにどんな言葉を浴びせられるかも現代史に残る「おマヌケ」となるだろう。
すでに、プーチン氏はこれらヨーロッパのおマヌケたちを「子豚ども」と呼んでいる。
ロシア語でいう「子豚」とは、やっぱり「おマヌケ」のことなのである。

