「みんな平等に(=自由をなくして)貧乏になりましょう!」とは、上野千鶴子東大名誉教授のお言葉である。
もちろん、ご本人様は、高級ドイツ車を乗りまわし、都内高級マンショにお住まいであるが、ついでにフェミニストの鏡として「結婚反対」が持論のはずだったのに、余命いくばくかの男性と結婚もしてしっかり遺産相続していたことが話題になった。
自分は別、の典型的な共産主義者である。
安芸高田市長として、旧態依然とした議会と対立し、この対立に民主主義を壊すのか?とかみついた中国新聞の次長様と記者との終わりのないバトルは、結局、見世物であったことが、都知事選に立候補してバレてしまった。
この御仁は、なんと、男性でありながら上野千鶴子の信奉者であることをカミングアウトしたからである。
この意味は、自身がフェミニストであることをいいたいのではなくて、共産主義(親派)だということのである。
ついでに、やはり共産主義者の橋下徹をも信奉していると明言して、完全にそのイカれた頭脳を披露した。
「維新」が保守だと信じる、イカれた頭脳の有権者がいるのも、異臭の戦後教育とセットになった大阪人の節操のなさを明らかにしている。
京都大学でのエリート銀行員だと喧伝されたが、河上肇門下の流れにからめ捕られてしまった田舎者だったのかもしれないし、ニューヨーク勤務で、バリバリの民主党全体主義に染められたのかもしれない。
逆に、ニューヨーク生まれのバリバリ・ヤンキーである、トランプ氏に影響されなかったのは一生の不覚か?
さて南米といえば、むかしは一色の左翼政権ばかりだったけれど、さいきんはエルサルバドルやアルゼンチンで右派政権ができて、これら二国の成功を日本には伝えない方策がとられているために、元来地球の裏側のはるか遠い地域だから興味の薄い日本人には、それで通しても話題にならない。
それでいて、政府が棄民した日系移民のことは、たまに思い出す悪い癖がある。
エルサルバドルは、治安が南米でも最悪といわれていたものだが、いまでは南米で最安全になり、アルゼンチンは経済破綻からのインフレが強烈であったのに、あれよといまは2%台に落ち着いて、わが国よりも低いのである。
わが国の悪政がハッキリするのは、これらの国をみれば容易だ。
バラマキができる石油がでるベネズエラでは、国民を乞食化することに成功して、あらゆる補助で国家経済がおかしくなった。
まさに、上野千鶴子がいう政策、「みんな平等で貧乏になりましょう!」をやったら、ほんとうに予定通り貧乏になったのである。
この状態から、社会主義政府が政権転覆されないように、国民監視システムを「便利だから」と国民を騙しながら導入した。
電子政府とあらゆる個人情報を組合せたのである。
サラリーマンなら月給の支給における銀行口座から、家族構成、買い物履歴、それに物不足によるインフレ対策としての「買い出し指定日」の設定などである。
これは、事実上の配給制に近い。
自分の一家がいつ買い物ができるかは、政府から指定されるメールで通知される。
スーパーへの入店時に、この許可を電子確認・認証しないと、そもそも入店できない。
あたかも、空港のパスポート・コントロール状態になっている。
それで、入店したら好きなものを好きなだけ買える、というものでもない。
たとえば、世帯に割り当てられた上限しか買えないのは、しっかりレジで拒否されるからである。
それで、一家五人家族でイワシの缶詰が2個まで、だという。
さらに、おむつを購入するのには、子供の出生証明をレジに示さないといけない。
転売を防ぐためという。
平日であろうがなかろうが、政府の指定日にしか買い物ができないので、この日は一家で休業する。
子供の学校を休ませるのは、登下校の送迎ができないと誘拐やらの事件に巻きこまれるかもしれないし、夫婦で休業するのは、買い物後に襲われて物品を強奪されるおそれがあるからだ。
もちろん、選挙をやっても、なにもかわらないのは、選挙も電子的な方法になったからである。
そんなベネズエラの治安が、「最悪」にならないのは、最悪の犯罪者たちがアメリカへ不法移民として移動したからだ。
つまり、バイデン・民主党全体主義政権は、そんな社会主義・全体主義体制を支えている。
ゆえに、いまのアメリカはベネズエラとの国交を回復させないで、犯罪者情報の交換をしないで済むようにしているのである。
しかし、スペイン語圏のなかにあって、エルサルバドルとアルゼンチンの変化を、ベネズエラ人もしらないはずがない。
いつか、爆発する火種を育てている。
しかして、自分の発言でどんな苦しみを世界のひとびとが受けようが、知ったことじゃないのが、上野千鶴子なのである。