自民党総裁選で、大手マスコミがなにかと話題にする候補者が信用ならないことは、あたかも民主党候補なら誰でもいいアメリカの大手マスコミとおなじ、まさに「相似形」にある。
日米の政治体制がぜんぜんちがうことを、アメリカ大統領選挙は4年に1回教えてくれているのに、まったく気がつかない日本人は、やっぱり脳(思考力)が破壊された奴隷以下の家畜になっている。
そもそもが、連合国軍(GHQ)の征服によってつくられた制度が戦後の日本、ドイツの政体なのだ。
とはいえ、これら「連合国(軍)」に世界経済フォーラムが上位に君臨しており、そのまた上位に「ビルダーバーグ倶楽部」が君臨している。
世界経済フォーラムの評議員に、日本人として唯一なっているのが、竹中平蔵だから、この一介の経済学者がわが国政界に睨みが利くのである。
しかしながら、ビルダーバーグ倶楽部に日本人会員はいない。
ようは、完全なる「肉食の思想」をもって世界に君臨しているから、堂々と毎年のサミットにあわせて、本当の支配者たる倶楽部の総会(内容不明の秘密会議)を開催しているのである。
つまるところ、竹中はビルダーバーグ倶楽部の「犬」だと解して差し支えないのである。
その竹中が仕切った、小泉純一郎政権の「郵政選挙」は、『B層』をターゲットにした戦略で歴史的大勝を自民党にもたらした。
これに貢献したのが、世耕弘成氏だったが、使い捨てにされたのは見てのとおりである。
郵政選挙こそ、日本人の8割、すなわち大半が、「B層=バカ」だとしれた瞬間であった。
「バカ」の習性として、まったく反省しない、という行動パターンがある。
だから、いまでもB層はわが国で幅をきかせ、マスコミのコントロールに盲従してはばからない。
ゆえに、何度でもおなじパターンで騙されるが、その理由が自分のせいだ、とはぜったいにかんがえないから「バカ」なのだし、これらのバカを利用して利益を得る者たちも彼ら彼女らに自覚を促すようなマネは絶対にしないのである。
それよりも「民主主義」という、魔語をもちいて、「バカ」をおだてるのである。
そんなわけで、めったに「金融機関」として利用しない「ゆうちょ銀行」に振込をしないといけない買い物をしたわたしは、おおいに驚いたのである。
なにせ、支払いのため、銀行で現金を払い戻して郵便局にいったら、通帳かキャッシュ・カードを入れろとメッセージがでた。
窓口で聞いたら、「現金での送金受付はできない!」と、21世紀にして想定外の「不可能」をしった。
地方のひとたちは、地元に銀行や信用金庫などがないから、おおむね「ゆうちょ銀行」を利用するしかない。
だから、通帳とキャッシュ・カードをもっていないのは、逆に「想定外」ということでのサービス設計がされたのだろう。
しかして、「郵便貯金(postal savings)」だったものが、「ゆうちょ銀行(Japan Post Bank)」に用語が変わっただけでなく、「全銀協システム」に加盟することになったのである。
日本語での表記変化よりも、英語表記の方がわかりやすい。
むかしは、「銀行協会」が毎年のように、「民業圧迫」をいって、巨大な郵便貯金(当時は、「世界最大」といわれた)にある資金が民間融資にまわらないことでの経済発展阻害要因だと非難していたものだが、この時代は、金融庁もなく大蔵省銀行局が郵政省と敵対していたというわかりやすさがあった。
いまは、その銀行も、融資先がなくて倒産しそうだから、統合して巨大化しての生き残りをはかる努力がされている。
なんだか、『進撃の巨人』のようだが、「地鳴らし」は外国の銀行にやらせるように、自民党が売国に集中している。
そんなわけで、「郵便貯金」のころは、独自の管理システムだったけど、銀行として「全銀ネット」に接続するために、「支店番号」やらの桁数一致が必要となった。
これに、「日銀ネット」という大問題もあるだろう?
銀行のビジネス・モデルとは、資金の貸し出しによる金利手数料の収入がなくてはならないが、「ゆうちょ銀行」のローン事業がこれまた中途半端なのである。
しかして、こんな郵貯にだれがした?
これをかんがえると、もう、夜も眠れなくなっちゃう、のであった。