「ウクライナ」が終わりそうなので、「次に」戦争屋が仕掛けるのは「中東」というお決まりに、トランプはさっさと手を引いていた。
ただし、めずらしく「弱気」の発言で、「自信がない」といっていたのがその通りとなった。
日本時間で13日の午前9時頃、イスラエルはイランを空爆した。
当然だが、原油と金価格が爆上がりした。
また、イランはイスラエルに向けて7000機のドローンを報復発射したが、到着・着弾に7時間ほどかかるらしい。
前日、ロシア原油への価格上限規制をアメリカ抜きでヨーロッパが解除したばかりだったのが、マヌケすぎてかえって意味深なのである。
プーチン氏はイラン及び中共とどんな協議をしているのか?
戦争屋たちがかんがえているのは、中東の混乱の「次」は、東アジアというシナリオだ。
アメリカが下手を打つと、いきなり「日本有事」という事態があり得る。
アメリカでは、「反トランプ暴動」が予定通り広がっている。
しかし、一般市民は冷静で、カリフォルニア州でのことの発端を、若いYouTuberが「計画的犯行」だと解説しているのだ。
さらに、暴動参加者へは日当$150~$200が支給されるとバラされている。
資金源の捜査で、いよいよ「あの人物」のシッポをつかむことになるのだろう。
さて、イランとの核合意をしたのは、オバマであった。
この御仁の二枚舌、三枚舌は、かつての英国よりもえげつない。
中東における英国の二枚舌外交で歴史に汚名を残すのは、ときの外務大臣アーサー・バルフォア卿(伯爵)であった。
内閣首班は、ロイド・ジョージだった。
いまに続くパレスチナ問題の根は、「バルフォア宣言」(1917年)にある。
これで、パレスチナのイスラエル統治と、アラブ人には独立の承認を約束した。
しかして、バルフォアは、パレスチナのシオニズム支持を表明した手紙を、貴族院議員だったロスチャイルド男爵に託して、アメリカの「シオニスト機構」へ送ったのである。
これから100年以上が経過するも、英国はお家芸たる「二枚舌」「三枚舌」をやめないし、「バルフォア宣言」についての修正コメントも一切ない。
英国が関わると、とんでもないことになる典型例なのである。
いまのスターマー政権をみても、なんら反省がないばかりか、むしろ当然という態度なのは、英国という国柄がそのまんまの戦争屋だからである。
ときにロスチャイルド家は、初代が息子たちを分散させて、ヨーロッパにネットワークを構築した。
フランクフルト家、ウィーン家、ロンドン家、ナポリ家、パリ家の五家である。
なんだか「五摂家」のようなのだが、日本ローカルとはレベルがちがう。
さてそれで、15日から17日まで、第51回先進国首脳会議がカナダのアルバータ州で開催される直前の「空爆」である。
おなじ日程で、真の世界トップが集う、「ビルダーバーグ倶楽部」の総会が開催される。
例によって、トランプとプーチンの両首脳は、サミットよりもこの倶楽部の会議内容に興味があるだろう。
もちろん、イスラエルもイランも、しかり、であろう。
上に書いた「トランプの弱気」は、この倶楽部からなんらかの通知があったやもしれない。
核開発施設への空爆で、「黒煙が上がっている」では、ニュースにならぬ。
放射線の異常が検出されているのかも伝えないマスコミは、当然に倶楽部の命を受けていることだろう。
その意味で、政治家も無力なのである。
EU委員長のフォン・デア・ライエンは、「ケンカはやめて、いまこそ外交の場で話し合いを!」とSNSに投稿し、「ワードサラダ」だとして大炎上している。
まことに、ヨーロッパの堕落を自己表現してはばからない愚人がトップの悲劇である。
それはまた、イスラエルの首相・内閣にもいえるし、イラン側にもいえることだ。