全米一の肥満都市

テキサス州の最南端、マッカレンという町が6年連続で全米一の肥満都市と認定されているらしい。

この町のふつうの食生活を、BAPPA SHOTAさんが詳細リポートしてくれている。

日本人には異常としか見えないけれど、町民の全員がこれを「ふつう」だと認識しているらしいし、それがいかほどか健康を蝕むものなのか?という疑問すらないというのでただ驚くのである。

しかし、案内人を務めてくれた人物は、目覚めた小数派のひとりで、自身の兄弟姉妹も、糖尿病によって失明や死亡の憂き目にあっていて、本人も糖尿病であると告白している。

食の改善(食事療法)によって30㎏痩せたというが、インスリン注射などの薬物療法での経済的負担が重すぎるために、食事療法と運動療法に依存しているという。

なお、保険によって医療機関に行けば、大量の薬物を与えられるだけで、飲めば体調が却って悪くなり、別の医療機関にいっても追加で別の薬物が与えられるらしい。

テキサスはアメリカ合衆国で唯一の独立国が連邦に合併した州だ。
それでも、一度離脱して再び合併していまがある。

なので、独立の気運というものが強く、共和党の支持者が多数だと思っていた(州政府は共和党)が、民主党の邪悪な魔の手は、着々と浸透しているらしい。

げに政治とは、こちらから関わらなくとも、向こうからやってきて、個人が絶対に逃れることができないものなのである。

どんな善政でも、法律や制度をつくられて、社会に強制するのが政治だからである。

もちろん邪悪(悪魔)さは、誰にでもわかりやすいあからさまな方法をとらず、じわーっと個人の生活に浸透するように設計・計画されるという特徴がある。

それで、まさに糖尿病のように、症状のないままに潜伏し、ある限界点を超えた途端にとんでもない合併症(失明や神経症、腎臓病など多数)が本人の自覚となって、気がついたときには概ね「手遅れ」なのである。

わたしは、糖尿病を「血管破壊病」と言い換えた方がいいと想っている。

甘いジャムがそうであるように、なぜに腐敗しにくいかといえば、大量の砂糖が果実の組織内に入り込んで、極度の糖尿病状態になっているためなのである。
つまり、細胞組織が糖によって破壊されたので冷蔵庫がなかった時代の冬の保存食となるのである。

だから、生身の人間の血管細胞が、糖によってジャム化するのが超尿病なので、全身の血管が破壊される。
血管に神経がないから、これを自覚することがなく、毛細血管が集まった網膜とか腎臓がやられる症状となるのだ。

日本には学校教育における給食で、「食育」をしていると錯覚させられているけれど、もっと酷いのはこの町のように、なにも情報がない状態に置かれることである。

いまどき、情報がないのはおかしい。
ネット検索もしないのか?

と思うだろうが、なんの情報も与えられないと、アクティブ(自分からの能動的)な検索すらしなくなる。
この状態がすでに異常だが、それは為政者や食にかかわる経営者、そして医療業界によってつくられているからである。

自分たちさえ儲かれば、他人はどうなっても構わない。

すると、この町の住人たちは、「飼育されている」状態にあることがわかるのである。

しかして、低所得者ほど、病気になる。

低所得者ほど、高価なオーガニック食材は買えないし、健康保険に加入していないのは、日本とちがって公的健康保険がないからだけど、ここで日本人が「国民皆保険制度はやっぱり素晴らしい」とかんがえていいのか?も問題なのだ。

なぜなら、大不評だった手厚い公的健康保険制度の「オバマ・ケア」が、どうして大不評だったのか?をかんがえないといけないからだ。

いわゆる、福祉国家とは社会主義化・グローバル全体主義と直結することを自覚できていないのが日本人だからである。

上記の小数派のひとが、公的保険制度を求めずに、自己責任における治療を自ら課している姿に、感銘を覚えるのはこのためだ。
ゆえに彼は、絵本を製作して、食と健康についての教育を町の子供にやっているのも、素晴らしい。

世界的ハンバーガー・チェーンやらフライドチキン店が、子供をターゲットにした宣伝に注力するのは、「味の記憶操作」によって、一生涯を通じて購買させるためである。

国民を病気に追い込み、その間に儲かるひとも巻きこんで、最後はグローバル全体主義に誘導する。

まことに、おそろしいことが現実のレポートになっているのだけど、その制度が完成しているわが国の方が、よほど恐ろしいことになっているのである。

昔のように「藪医者」がいなくなったのは、健康保険点数表に従うシステムが、本当に電子化・システム化されたからで、この点数表(価格表)に外れた治療は、保険機構から医師への入金がなくなるから「ムダ」なことはできない。

こうして、藪医者も名医もいなくなったのである。

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