世論調査というものが、基本的にはウソでできていることをしれば、いちいち反応するのもバカバカしいのだが、そのウソの背景を勘ぐることでみえてくる「意図」というものもあるはずだ。
ウソとはそういうものだからである。
まちがった統計調査の、近年における傑作は、文科省が発表した「朝食を食べると頭がよくなる」というキャッチをつくって、各方面に張り出したことだった。
これは、成績優秀な生徒が朝食をきちんと食べている、という全国での学校調査の結果から、「因果律」をわざと逆転させたものであるから、統計的にはやってはいけないことの典型として有名になったのである。
しかも、統計を30年ぶりに授業に復活させる文科省がしでかしたので、話題になった。
いわゆる「先進国」、正確には当時のOECD加盟国で、わが国だけ、が統計を子供に教えない「ゆとり教育」をやっていたのである。
その期間が一世代まんま30年間にも及んだので、現在のわが国における「中堅」は、基本的に統計をしらない世界的な愚民となっている。
だが、それもこれも「国=文部省」がつくりだした愚民化なので、国民は被害者なのである。
しかしながら、文部省だろうが文科省だろうが、トップは「自・公・立憲」政権の政治家たちだったから、大臣、副大臣、政務官というひとだけでなく、彼らに党内決定の指示を出す、たとえば自民党の「文教族」なる議員団こそが「真の犯人」といえる。
7月の参議院通常選挙における「総括」が、9月にならないとできない、という自民党の劣化は、結党以来「終末的」ともおもわれる状態になっている。
そうかんがえると、むかしの「角福戦争」とかをやっていた自民党は、まだエネルギッシュだった。
あたかも赤色巨星が、自分の重力で球体の内側に崩壊をはじめて、最期は「超新星爆発」して宇宙にあたらしい星やらの材料をぶちまけるように、いまや自民党はその自己崩壊過程に入り込んだのではないか?
一応国政選挙である参議院通常選挙を終えたとたんに、各党の「支持率」は下がりはじめたのは、選挙の熱量が発散したからだという分析がもっぱらだけど、唯一、参政党の支持率は上昇をとめずにいまだに伸びているという珍しい現象があるそうな。
つまり、主たるエネルギー源は「既存野党」が提供しているし、また、「無党派層」から参政党への乗換も、ぜんぜんとまらないのである。
それでもって、参政党が野党第一党の位置につけた、という報道がされている。
しかしながら、この期に及んでもまだ、自民党の支持率の約半分という状況なのである。
もちろん、自民党の支持率凋落は、劇的なのではあるけれど、もとからが高かったので「踏ん張っている」かにもみえるが、実態は上に書いた「超新星爆発」の直前状態であろう。
そこにきての、アフリカ人のふるさとやら、メガソーラーやらでのカネの有力議員への流れとかといった国内問題と、トランプ政権2.0による関税と巨額投資の強要とで、内閣が存続している理由も定かではないなかで、妙な安定があるような錯覚にみえるのが石破政権という末期状態である。
石破氏がアフリカのことを無視して、こんどはインドから50万人を受け入れるといったのは、安易な移民に反対する参政党への強権的な嫌がらせにしかみえない視野の狭さを感じるのは、どうやら日本国民の多数となる状況を自分からつくりだしている。
まるで、平家にあらずんば人に非ず、なのである。
参議院通常選挙中にも終わった直後にも、参政党の神谷代表は、次期衆議院選挙には100人を擁立すると発言していたが、じっさいに何人になるかは不明である。
ときに参政党は、衆議院小選挙区の289のうち、すでに287支部を設立しているのは、結党僅か5年にしてのマネジメント成果なのである。
これから、選挙区では最大287人が、また、比例区での票をえるための「撒き餌」としての選挙区を参議院通常選挙での得票とあわせて考慮すると、比例区だけで30~50議席という驚異的な数となるのである。
神谷氏はまた、今後の予測として、議員になりたいひとが参政党に集まってくる、と言いつつも、党員投票で候補者をきめるシステムが参政党にあるので、かんたんに「元職」だからといって立候補できずに、党員からの厳しい吟味の対象になるのが耐えられないひとがでてくる可能性もある、としっかり党内システム設計のポイントについて語っている。
ちなみに、参政党は三代さかのぼっての戸籍提出義務たる「国籍条項」がある、日本人しか立候補できない唯一の公党なのである。
そんなわけで、参政党の常識が浸透すると、都合が悪い公党ばかりだというのも、有権者にバレだした。
その自爆行為が共産党に起きたし、自民党ですら、政策をやればやるほど参政党に支持が集まるようになっている。
つまり、「善政競争」で、参政党が独り勝ちしているのである。
公明党と共産党が高齢化で衰退しているという「説」よりも、よほど重い衰退の原因は、ブラックホールのような自民党に呑み込まれて、巨大自民党の「派閥」に堕ちたからである。
その自民党が、自滅の道を辿っているから、残るのは参政党だけになるというのは、もはや物理法則である。
「参政党政権」について倉山満氏が言及し、これを受けて、前参議院議員の浜田聡氏が拡散していることも言い添えておく。
ようは、「相似形」を見破ることができるのか?という数学的な問題を国民が解く番になっているのである。