25日付け、毎日新聞の世論調査として公表された数字である。
トランプ氏は、わずかに16%だという。
もちろん、調査元が「毎日新聞」だということから、ほとんど信用ならぬと切り捨てることも可能だが、この記事のマズイ点は、調査の基本中の基本にあたる、調査方法もサンプル数も有効回答数も公表していないことにある。
つまり、ぜんぜん「社会調査」に値しないものなのだ。
もっといえば、毎日新聞がてきとうに創った数字かもしれないが、それを読者に無条件で押しつけたともいえるのである。
世界のプロパガンダ機関に変貌した、BBCは、22日の民主党大会における「候補受諾」をおおきく伝えて、とにかく「ヨイショ」の口火切ったことの、追従だともとれる。
対して、すこしでもはやく、日本企業経営者たちにカマラ・ハリス有利を擦り込む努力をしているのが、20日付けJETRO(日本貿易振興機構)という、政府系機関という名の犬である。
何度も書くが、アメリカ大統領選挙は、「州ごとの勝敗」で決まるのであるから、それゆえに、「全米世論調査」は役に立たないのをしっていてこうした記事で誘導しようとするのは、もはや悪質としか評価のしようがない。
25日の、ケネディ.Jrとトランプ氏のコラボは、いまでは日本政府の情弱な役人たちをパニックにおとしめた痛快がある。
日本人は、「英国」とか、「BBC」とかと聞けば、なんとなく信用してしまうように訓練されている。
80年前までの「鬼畜米英」を、完全に消去されたのである。
わが国の萬世一系とちがって、ヨーロッパの王朝はどれもがいかがわしい歴史をもっている。
そもそもが3000家族程度の支配者たちが、あのエリアを分割統治していたのである。
英国とは、1066年に大陸のウィリアム征服王(W. the Conqueror)が上陸して、まさに征服された島である。
ようは、それ以前は、ケルト族、ローマ帝国(ラテン)、アングロ・サクソンといったひとたちが治めていたから、なんにせよ「いろいろ混じっている」国だ。
えらく長かったエリザベスⅡ女王の「ウィンザー朝4代目」が終わって、「マウントバッテン朝」に移行した初代王が、いまのチャールズⅢ国王である。
この人物は、若いときからいろいろあるが、あんがいと芸術家の側面があって、カメラではなく即興でスケッチを描くのを得意としている。
皇太子時代の1991年には、『英国の未来像: 建築に関する考察』という、なかなかに鋭い批判を展開した本を出版していて、日本語版もあると前に書いた。
ちなみに、「皇太子」といういい方は「皇帝の跡継ぎ」なので正しくなく、「王国」であれば「王太子」が正しい。
しかして、「チャールズ」という名前をどうしてつけたのかしらないが、Ⅰ世(清教徒革命で処刑)も、Ⅱ世(王政復古時代を築くが名誉革命で終わる)も、「吉兆」にはならない名前である。
なんにせよ、エリザベス女王時代の終わりから、BBCは偏向をはじめ、英国をかつての社会主義の国に変貌させるのに役立っているのである。
ネット時代の日本人は、スマホからのニュース受信をしているのだろうが、これらのソースがみな汚染されている。
いまや、世界最大のニュース源は、「X(旧ツイッター)」になっているのだけれども、相変わらず汚染されているニュースを読んで洗脳されているのは確かだろう。
「鬼畜米英」とは、うまいいい方だが、いまの日本人はこれをナンセンスと笑い飛ばすようにさせられたので、その真実を訴えても心に響かない。
まさに「鬼畜」による、日本人洗脳の成功がここにある。