米国政府ネット検閲の終了

旧ツイッター改め、イーロン・マスク氏が買収した「X」における言論の自由回帰は、排除された旧ツイッター社幹部への召喚状による議会宣誓証言で、バイデン政権ホワイトハウス(大統領府)高官からの執拗な圧力が原因だったと判明している。

これから、Facebookが「X」に追随したものの、GoogleとYouTubeといった、「アルファベット」傘下の世界的サービスが検閲を残していた。
そこで、アメリカ連邦下院の政府監督委員会が、さらなるバイデン政権からの圧力をかけた証拠を公開して、とうとう検閲をやめると宣言するに至ったのである。

これで、経営者も株主も民主党支持を曲げないで検閲を継続していた努力も尽きた。
かんたんにいえば、邪悪さが耐えられなくなって降参したのである。

いまさらだが、YouTubeの運営者は、「X」とおなじく、政府からの圧力に屈した被害者だとの言い分を述べているが、もうだれも聴く耳はない。

こうした動きに、バイデン政権の元高官が、自身が「オートペン」をつかった大統領の署名を管理していたと自白して、しかも、恩赦の会議に恩赦対象の大統領子息ハンターも参加していたことも証言して、たいそうな話題になっている。

トランプ政権2.0の司法省は、前政権の憲法違反を視野に、いよいよ動き始めるのだろう。

いまやアメリカでは、民主党支持、そのものが崩壊の危機にあるのに、日本の自民党やドイツの政権党は、いまだ民主党の忠実な下僕なのである。

検閲の話にもどると、あたらしく設定した「内規」によって、数々のYouTuberにチャンネルごとバンして消していたことにも改めて社として謝罪しており、復活の約束も公にしたのである。

これはこれで、トランプ政権2.0からの圧力ともいえるが、合衆国憲法に準拠した圧力だから、文句をいう筋合いはない。
だが、EUや日本政府による、民主党とおなじ政府からの検閲要請をどうするか?についての話はここにはない。

あくまでも、アメリカ国内の問題解決なのである。

つまり、トランプ政権2.0は、ヨーロッパ、日本へ向けた政権交代を暗に促している。
日本の場合は、参政党の招聘による東京でのイベントに出演したチャーリー・カーク氏が、そのわずか数日後に暗殺されたことをもって、追悼式における演説も引き受けたトランプ大統領が、この事情をしらないはずもない。

だが、当然だが、チャーリー・カーク氏暗殺の深い事情について、トランプ氏は一切を語らず、むしろタブー視しているようにもみえる。
個人的にも親しかったというタッカー・カールソンが事件後に述べたように、カーク氏は昨今のガザ問題で、現在のイスラエル政権に反旗を掲げていたことがどうにも気になるからである。

それもあってか、スケジュール上では、先に、「国連総会」の日程が決まっていたこともひっかかる。

それで、世界が注目する中、総会に出席し嫌がらせを受けたトランプ氏は遠慮なく思いきり「国連批判」の狼煙を上げて、鼻息を荒くしているのも、なんだか過剰な演出にみえるのはわたしだけか?
かえって姑息な嫌がらせが、トランプ氏の過剰反応の理由を隠蔽する援助となっている。

何度も書くが、この政権は1.0から、とにかく「用意周到」なのである。

そこへもって、世界がしっているとっくにレームダックのわが首相が国連総会に出席し、なんと演説をぶちかます予定になっているから、さぁお立ち会い!とはいかない。
こんなシラケることを、各国首脳の前でやる時間のムダを、世界は呆れてみるのが筋というモノだ。

こんな赤っ恥を、「自・公・立憲共産」政権の社会主義者たちは止めもしない。

もう聴き手の、アジアの指導者たちも、日本政府が民主党の傀儡であることを隠そうともしないのである。
なんと、恥知らずな日本人がいたものかではなく、戦後に日本人が入れ替わった、というべきだ。

新総裁が決まっても、新首相にはさせないで、臨時国会冒頭に解散をやらかす腹ではないか?

これが、いま、わたしが石破氏に期待する唯一のことである。
それで、自民党が政権から永遠に追放されることとなれば、石破氏は歴史に残る「迷宰相」から「名宰相」になれる。

「自民党をぶっ壊す!」といっていた小泉純一郎は、竹中平蔵と日本をぶっ壊してくれたけど。

ときに、総裁選挙にあたって、自民党は「SNS規制をやる」と宣言していることを、アメリカ大使館が国務省に報告していないわけがない。

もう、「言論の自由」についての憲法解釈すら日米で真逆になっている。

むしろ、「国防総省」が、「戦争省」に看板を変え、それが自衛隊を指揮する現実が妙なほどなのである。

まったく不可思議なことに、自民党はアメリカの現政権に歯向かうことしかやっていないのである。
だから、「肉食の思想」からすれば、かならずや「報復」を受けることになる。

その第一弾が、「関税」だった。

それが、政権交代、になると思わないで、あり得ないほど国民生活とかけ離れたとぼけた議論を重ねている総裁候補たちの頭脳の貧困に、寒気さえ覚えるのである。

そこへいくとヨーロッパは、フランス、ドイツのガタガタに、英国が国家滅亡の危機ほどの凋落で、いつEUが壊れてもおかしくない状態にある。
魔女と化したフォン・デア・ライエンに、これを立て直す技倆があるとはおもえない。

そんな西洋の没落を国連が象徴しているから、侘しさすらある秋なのだ。

なんにせよ、アメリカが言論の自由確保に動いたことだけは、まずはよかったといいたい。

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