格差発生の構造を壊すには、パルパティーン最高議長からダーク・シディアスの正体がバレたごとくの、クラウス・シュワブが提起した「グレートリセット」とはちがう意味での「グレートリセット」が必要なのかもしれない。
シュワブのグレートリセットとは、世界共産化による人類の家畜化と、それを支配する究極の二極化であった。
だが、ここでいいたいグレートリセットとは、そんなシュワブのような人たちの権限と財産をリセットすることにある。
じっさいにトランプ政権2.0が、実務的な「起訴」という方法をもってこれを開始している。
さんざんトランプ選挙陣営への「司法の武器化」をやってきた民主党は、これを「司法の武器化」として非難しているのだが、おなじく、過去のことを忘れてしまうマスコミもこれに同調している。
ために、過去のことを忘れていないアメリカ人は、民主党とこれを推すマスコミのいいぶんをぜんぜん信用しなくなった。
一方で、民主党とマスコミの健忘症を無視してでも、ポリコレにはまり込んでしまったアメリカ人は、「ノー・キングス(王様はいらない)運動」に参加している。
18日、予定通り実施された大規模デモは、19日のブルームバーグ記事によると、全米の数千カ所でみられ、合計の参加者が400から600万人だと主催者発表があったが、どうやって勘定したのかがわからないから、「100万人単位でいっぱいいた」ということではある。
数の数え方には民族的特性があって、「白髪三千丈」という中華の伝統もあれば、両手両足の指の数の2倍である「40」を、「たくさん」の意味に使うアラブの伝統もある。
『アリババと四十人の盗賊』がそれで、具体的に40人の盗賊集団という表現ではなく、「たくさんの盗賊たち」という意味である。
ときに、この大規模デモ運動の「主催者」とは誰なのか?が報道されないのは、何10もの「たくさん」の政治・経済(NPO)団体が共同主催しているためである。
もちろんこれらはみな、DOGEによって潰された「USAID」からの資金も得ていたという。
すると、「金の切れ目が縁の切れ目」とならずに、まだこんな活動ができるのはなぜか?という、推理モノのような発想をすれば、あの巨万の富を誇る人物たち(=「投資家」といわれている)が想起され、じっさいに彼らの団体からこれら「たくさんの団体」に供されていることは、税務からも判明している。
しかしながら、こうした活動はとっくに「極左思想」によって支配されているので、民主党のなかでも分断が進んでいて、RFK.Jrやトゥルシー・ギャバードが脱党した理由となっている。
予算案が連邦上院で阻止され「政府閉鎖」になったのは、残った民主党の議員たちが、こうした活動家たちに全米各地での「票ほしさ」で日和ってしまったためで、この内部事情を読んだトランプ政権2.0の「いけず」によって、政府部内にいる民主党(俗に「オバマチルドレン」という)系の終身高級官僚解雇のための絶好の理由にして、千人単位での排除をすでに実行した。
貴方を養う予算がないから辞めてください。
むろん、トランプ政権1.0の末期、すなわち、バイデン新政権への移行期間に、バイデンがやった連邦職員の解雇に、(次期)大統領に連邦職員の解雇権限はあるのか?と訴訟を起こして、みごとに「敗訴」した判決実績から、今回の大統領令による解雇命令に逆らうことができないのも、民主党のやったことのブーメランなのである。
くわえて、トランプ政権2.0は、最終的な資金提供者たちを「国内テロ活動家」としての起訴を開始している。
さてそれで、トランプ大統領は、SNSに「ノー・キングス(王様はいらない)運動」は、アメリカ合衆国の選挙で選ぶ大統領制に適合しているから、自分は現職大統領として支持する」と、まったく「いけず」な発信をして、デモを盛り下げたのである。
政治とカネのはなしでは、民主党の資金管理団体で、外国をふくめた強引な集金で悪名高い「アクトブルー」にも、トランプ政権2.0の司直の手が入っていて、民主党は資金面で壊滅的な打撃ばかりか、「スパイ防止法」違反による「国家反逆」の疑いにまで発展しそうなのである。
ようは、グレートリセットがはじまっているのである。

