NATOだけなくG7からも脱退か?

G7の外相会合が、12日から3日間の予定でカナダで開催された。

これにあわせて、トルドーがいよいよ辞任し新しい首相を選んだようにみせたが、党内選挙のインチキ度は、RFK.Jrを立候補させなかったり、党大会で選んだバイデンを降ろしたりといろいろしでかしたアメリカ民主党に真似て、超テキトーな党内の状況を世界にみせたのは、いまどきのヨーロッパ系のトレンドか?

そんなわけで、国会に議席のない人物が首相になるという、これまた日本人には理解不能な人事をやってはみたが、おそらく今年中にある総選挙で政権交代するからどうでもいいと思ったのか?とうたがう。

ただ、カナダ人の知的水準が日本並みの「B」層化して、トランプ政権2.0からの関税攻勢に何を血迷ったのかこの「自由党」の支持が急回復している。
トランプがカナダとメキシコにいっているのは、麻薬・フェンタニルの密輸阻止・取り締まり強化の「お願い」を聞いてくれないからなのに。

つまり、マスコミの煽り報道に過剰反応しているのである。

そんなところで首相を引き受けた人物は、カナダ中央銀行総裁だけでなく、イングランド銀行(英国中央銀行)の総裁もやったから、よほどの経済通と思いきや、中身のなさには定評があると、英ガーディアンがわざわざカナダ人向けに、「コイツはまずいぞ」とおもわず書いたのが印象的である。

日本のマスコミも、ここぞとばかりに「肩書き」を羅列して、すごいキャリアだと強調しているけれど、肝心のまったく実績がないことを一切書かない権威主義を押し通している。

さて、スプートニクによると、このG7外相会議でアメリカは「共同声明の原文づくり」で、ロシアに関する表現の緩和を求めていることが判明した。
具体的には、「制裁」を削除することと、それに関係するロシア船籍のなどの船舶に関するG7間の追跡システムを構築することも妨害しているという。

これは、事実上のアメリカのG7からの脱退を意味するのではないか?

イーロン・マスク氏は、ウクライナ政府・軍が完全に依存している「スターリンク」の接続解除はしない、と明言したが、ロシア側の通信傍受能力の向上で、スターリンクへの接続をすればそこにロシア軍のドローンがやってくることも判明し、もうウクライナは戦争の継続が不可能なのである。

対して、日本の国会(参議院)では、共産党の曝露に揺れている。
海自の艦船が、ウクライナ軍との訓練に参加したという、交戦当事国への直接加担という、憲法違反が疑われている。

これに、新規設立された「自衛隊統合作戦司令部・司令官」が、はやくも血祭りになりそうなのである。

いまは、強制的に終戦させるのがアメリカの意向なのだ。
そして、中共との対峙のために、早急にロシアと歴史上初の同盟関係を構築したがっていることを隠さないのに、なんでこうなるのか?

これらは、トランプ氏の選挙中からの公約だから、いまさら慌てることではないが、左傾化したコチコチの頭でしか思考できない、ヨーロッパと日本政府は、おそらく「突然のこと」で何を言っているのかわからないのかもしれない。

全く同じパターンで、「関税」について慌てて経産相が訪米したが、「100点満点」と自画自賛した総理訪米でひと言も話題がなかっただけのはなしである。

ようは、質問力も、質問する度胸も、首相だけでなく随行した外務省や経産省の官僚にはなかったのである。
つまり、ぜんぜん「(日本の)国益」を優先させない態度に、トランプ大統領はおおいに呆れたにちがいないのである。

だからいまさら経産相が訪米したところで、カウンターパートのアメリカの商務長官だって、選挙中から言っていたことだといえば済むはなしに時間を割いたのは、一応わが国を「特別扱い」にしているからという相変わらずのうぬぼれではなくて、ポチの日本すら「例外なし」を世界に発信したかったからだろう。

何度も書くが、「ジャパン・ラスト」という特別なのである。

そんな中、9日、自民党の創立70年を記念する党大会が開催された。

ここに、連合の会長も登場して、財界と歩調を合わせる要望を披露した。
もはや、「翼賛体制」になったのがわが国の姿であり、似たような「ナチ化」がヨーロッパを席巻している。

われわれは、「ナチスとはなにか?」について、あまりにもしらなすぎる。

ルーマニアでの事態は、トランプ政権2.0からしたらヴァンス副大統領のミュンヘン演説を無視するものだから、怒り心頭のはずだけど、チェスやら将棋の駒運びように、次の一手のタイミングを計っているにちがいない。

パリでは、フェミニズムが二つに割れて、トップレスの女性たちがウクライナ支援と称してナチ式の行進をやる一方で、ウクライナ派兵に反対する大集会が行われている。

こんな混沌を、トランプ政権2.0のせいにするプロパガンダに忙しいのが世界のマスコミで、これに踊らされている世界の「B層」たちも、だんだんと邪悪な政府が行うことに気がつかざるを得ない。

すでに、国家情報長官のトゥルシー・ギャバード女史が地元のハワイに寄りながら、まもなく初来日・初アジア歴訪をする。

彼女がどんな釘を日本政府にぶち込むのか?興味深い。

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