前に「主権回復の日だってさ」という記事を書いた。
8月15日の停戦命令執行日を、「終戦記念日」といい、9月2日の「第二次大戦終結の日=敗戦=降伏(戦勝国には「勝利の日」)」を無視し、これからはじまる(実際は8月15日以前)からの「占領」すなわち、外国に歴史上はじめて「征服された」ことも無視して、いまだに「2600年以上の世界最古の王朝」といって自己認識しようとしているのがわが国の「保守」である。
しかし、「左派」も、「保守」同様の状況にあって、唯一「王朝」を認めないことでその立ち位置を保守しているから、わが国における「保守」とはじつに怪しい定義となるのである。
昭和の時代、天皇誕生日は29日であったので、これに当てつけて前日の28日に講和条約を締結するスケジュールとした。
そうやって、あたかも「独立を回復」したかにみせたが、「日米地位協定」と「日米安全保障条約」の二本立てで、「征服状態の継続」が決まったのである。
よって、わが国の(学校)教育界では、「日米地位協定」と「日米安全保障条約」の二本立てを決して子供に教えない。
なお、「日米地位協定」と「日米安全保障条約」の構造は、あたかも「日米安全保障条約第六条」による「日米地位協定」だとの位置づけではあるが、実態は逆である。
わが国側は、日米地位協定を「条約扱い」しているのである。
ときに、「日米地位協定第二十四条」では、在日米軍の維持経費は同条2項を除きアメリカ合衆国が負担する、とある。
なので、1978年から日本側が負担している「思いやり予算(2022年度から「同盟強靱化予算」という)」の位置づけが根本的に「?」なのである。
しかして、いけずなトランプ政権2.0は、日本側のフルスロットル級での負担増加を求めているが、これを文字どおり解釈してはならず、「日本の独立=自主防衛」を暗に促していると解するべきであろう。
しかし、そうした解釈は、戦後レジームのかたまりたる自民党や既存野党にとっては、天変地異に匹敵する激変なので、わからないふりをして「保守」しているのである。
むろん、戦後レジームのかたまりたる自民党や当時の日本社会党をつくったのは、アメリカ民主党が支配したGHQの工作にほかならない。
よって、徹底的な民主党潰しをやっているトランプ政権2.0には、自民党や既存野党と結託する気ははなからないのが本音であろう。
とにもかくにも、昨年末に発表した、あたらしい「国家安全保障戦略」がトランプ政権2.0の既定路線なのである。
さてそれで、参政党の議員団(国と地方)166人が、28日に靖国神社へ団体参拝したことが話題になっている。
このタイミングであるのは、当然に「主権回復の日」だからである。
しかし、党代表の神谷宗幣氏の意図は、トランプ氏の「いけず」にならって、単純ではなかろう。
そもそも、「私的参拝」とか「公式参拝」といいだしたのは、中曽根康弘が内閣を率いたときからだった。
そして、「a級戦犯の合祀」問題が、昭和天皇をして靖国参拝をしなくなった理由とされたのも、宮内庁にはびこる左翼の仕掛けだと邪推しているのである。
戦前から、宮内省には牧野やらなにやらという、怪しい人物が天皇の側近(柳沢吉保のごとき御側用人の暴走)として君臨していたのである。
その神谷宗幣氏は歴史に詳しく、「靖国神社」に、西郷隆盛など明治政府に反旗を翻した「逆賊」として祀られていないことも承知している。
それでも参拝するのは、ひとつの「いけず」なのである。
わが国の主権は、江戸幕府が締結した「不平等条約:安政の五カ国条約」(1858年)からこれを解消する1911年(明治44年)までの間、事実上はなかったにひとしい。
しかも、腹黒い英・米は、「オレンジ計画」をもって、1945年の日本征服を達成したのである。
なんと自民党政権とは、アメリカによる征服永続のための「自治」を担当しているのだ。
だから、主権回復を祈願する参拝、というのが正しい解釈となるのである。

