ロシアルーブルは買いだけど

世界中からの「経済制裁」を喰らっている姿は、なんだか戦艦大和の最後のようにも見える。
もちろんロシアは、大陸の大国なので、魚雷で沈むはずもない。
だから、より容赦ない攻撃は、もっと悲惨なことになる可能性がある。

1983年に、いまは現代最高の大統領と評価されている、当時のレーガン大統領が、「ソ連に向かって『悪の帝国』」と言ったことが、結局冷戦終結のための宣戦布告であった。

「ソ連」の悪事とは、「共産主義の悪事」のことをいうけど、そんなレーガンのアメリカは、中共の悪事には目をつむって、むしろ経済発展すれば民主化する「はず」という論理で、育てた、のである。

この「論理」を、ソ連やロシアには決してあてはめない。

5日、バイデン政権は、足りない石油を、なんとあのベネズエラから、さらにアッと驚くイランから調達するために政府職員を派遣していた。
なんだか、「イラン・コントラ事件」みたいなこを、「表で」やっている。

『悪の帝国』発言2年後の85年に、「プラザ合意」をもって、日本を見捨てて中国シフトしたのは、どんな意図だったのか?
日本人は、ここをもっと追及しないといけないとおもうのだが、「双子の赤字」問題で煙幕を張られてよくわからないままになっている。

レーガン氏の笑顔にすっかり欺されていないか?

その「悪の帝国」が、いよいよ「滅亡」したときに、帝国内にあった特別優遇地域がウクライナであったから、大量の米・英人がウクライナに行って、帝国の「遺産」をどさくさに紛れて安く買いまくったのである。

こうして、これを「横流し」できる立場の元官僚(国営企業の経営者)が私腹を肥やしてできたのが、「オルガルヒ(新興財閥)」である。
つまるところ、国営企業を私物化したのと同時に、米・英人との取り引きをして、両者で肥え太ったのだ。

こうしできた「財力」を元手に、政治介入した成果が、2014年の「ウクライナ騒乱」でできた、「親欧米政権」であった。
EUがウクライナに触手を伸ばしたのは、「穀倉地帯」であるからだ。
それで、ウクライナの小麦はヨーロッパで大量廉価販売された。

西側につけば豊かになれると信じたウクライナの人々は、じぶんたちが食べる分まで売られてしまうことに不安になったばかりか、ぜんぜん豊かになれないことにも気がついたのである。
しかしもう、オルガルヒに支配される政権は代わらない。

それが、ゼレンスキー政権でもある。
彼が人気だというのは、彼自身がロシア語圏の出身で、ユダヤ人だからだ。

何度も書くが、「スキー」が名前にあるひとは、家系をたどればポーランド貴族にあたる。
きっと、ウクライナがポーランドであった時代に、どこかに領地を得たひとがご先祖様にちがいない。

ついでにいえば、オルガルヒを牛耳るひとたちは、ウクライナ人である前に、ユダヤ人だという「お里」がある。
日本人には理解できない、「ユダヤ問題」は思い切り複雑で、そもそもヒトラー・ナチス政権のスポンサーもユダヤ人だったし、ロシア革命だってユダヤ人が資金提供していたのである。

つまり、最低でも二種類のユダヤ人がいる。
イスラエルに住んでいるユダヤ人と、いまだにイスラエルには住まないで金融業とか投資とかをやっているユダヤ人である。
ウクライナのオルガルヒは、当然に後者にあたる。

ほんとうは「もっとたくさん」のタイプのユダヤ人がいるから、日本人には複雑でわかりにくいのである。

それで、とりあえず後者を「アシュケナジム・ディアスポラ」と呼ぶ。
「ディアスポラ」とは、バビロン捕囚以来「離散した」ユダヤ人のことで、ドイツ・東欧に住みついたひとを「アシュケナジム」という。

旧ソ連出身の大ピアニストにして指揮者のアシュケナージ氏の素性は、そのまま名前になっていて、「ファシズム発祥地」イタリアの第二国歌とされる、ヴェルディ作曲のオペラ『ナブッコ』第3幕第2場冒頭のコーラス『行け我が想いよ黄金の翼に乗って』とは、その「バビロン捕囚」のユダヤ人たちの歌である。

いまでもイスラエルに住んでいない、「ディアスポラ」のユダヤ人には、ある思想があって、それが「世界統合(統一)」なのである。
国家を持たないゆえに「国家を否定」した「世界統合」なのだけれども、これが、「国際共産主義運動」との親和性が断然高いのである。

それが、わかりやすく「世界経済フォーラム:ダボス会議」になっている。

この会議のメンバーで、「若手の有望株」とリストされていたひとが、いま、フランスの大統領だったり、カナダやニュージーランドの首相をしている。
堂々と、「お里」をあかしているところが「いけず」なのである。

そんなわけで、ロシア国内にも発生したオルガルヒを、徹底的に排除したのがプーチン大統領だった。
いま、それをウクライナでやっている。

つまり、「大掃除」をしているのだ。
「ワシントンの沼の水を抜く」といったトランプ氏と同類、といわれるゆえんがここにある。

だから全力でマスコミはプーチン氏を「悪人⇒狂人」扱いしている。
オルガルヒ=(軍産複合体の)米・英人=ダボス会議という「一蓮托生」の連関に寄生するのがマスコミなので、反ロシア報道にはちゃんと理由がある。

あわよくば、ロシアを分割統治したいという欲望は伏せて、ロシアへの前代未聞な経済制裁はやっても、ウイグルを理由には誰もやらない。
「一蓮托生」で「儲け」を優先させるからである。

これを、『一蓮「畜生」』といいたい。

すると、ワンパターンを繰り返す彼らの行動からすれば、モスクワあたりで「騒乱」を起こして、「プーチン打倒」までやるのかが注目される。
なお、ウクライナ騒乱では、訓練された「ネオナチ」を利用した。
武器供給は、いまのウクライナをみれば誰だかはっきりしている。

ルーブルは国際通貨と切り離されたので、いま欲しくても円との交換も「一般人」にはできない。
それで、ルーブルでしか入金しないからと、欧米の石油会社も映画会社もロシアから撤退するという。

でも、「人民元」だって、ベトナムの「ドン」だって、容易に外貨にはならないし、外国送金だってままならないのに、これらの共産国に日本企業はこぞって進出しているのである。

最低価格になってから「買い占めて」、高くなったら売るという「仕込み」が「機関投資家」によってされている。

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