ニーチェが定義した、「超人」にあたる人物たちからなる「政党」だ。
「超人」とは、『ツァラトゥストラはかく語りき』において、自らの確立した意思でもって行動する「ひと」をいう。
この「連休中」、新宿駅西口小田急前で連日の街頭演説をして、4月30日には、1000人以上(駅ビル構内もふくめると1400人程度だったという目撃談もある)を集めた。
これには理由があって、全国比例立候補予定者5人全員の「そろい踏み」という、「珍しさ」もあったからだと解釈されている。
通常は、単独あるいは二人程度での街頭演説を複数の場所でやっている。
全部が全部、ネット動画にあるのではないけれど、YouTuberさんたちがそれぞれに「配信」している。
「現場」の状況は、ときたま「引き撮影」をしてくれて、聴衆の数などがわかるものもある。
とくに「熱弁」で人気を博しているのは、歯科医師にして(自由診療)病院経営者で、自身もYouTuberである、「よしりん」こと、吉野敏明氏と、党創設発起人にして事務局長の、神谷宗幣氏のふたりだ。
吉野氏は銀座に病院があるため、毎週月、水、金曜日の午後、新橋駅SL広場を「聖地」として、定番の街頭演説をやっている。
毎回、質問する「今日初めてのひと?」との問いに、だいたい8割が手を挙げるというから、「経験者」はすさまじい数にのぼるだろう。
しかも、この連休中、すっかり東京の「観光名所」になった。
それは、「全国各地」から、吉野氏の街頭演説を聴きに来ることが、「目的地」にさえなっているのである。
その吉野氏の連休スケジュールは、どうしてそうなる?というほどの、「無茶」で、徳島から大分、博多といった「移動」での強行をやっている。
もう、ほとんど「行」にちかいが、そのエネルギーは「超人」ゆえだ。
博多駅前での街頭演説には、「前座」として、ふたりの女性「党員」がマイクを握っていた。
一人目は、スマホを片手にしていたけれど、おそらく人生で初めての「政治演説」ではなかろうか?
御年22歳の、まだ「女の子」が、泣きながら特攻で散った先人を「先輩」といいながら、訴えていた。
二人目は、若いお母さんで、子供の将来についての不安が、いまの政治のふしだらを正さない限り解消しないと、しごくまっとうな主張であった。
それでもって、参集していた聴衆は400人ぐらいだった。
これを、「麻生事務所」はどう観ているのか?
演説の「主張」ばかりでなく、また、聴衆の数だけでない、その態度を「社会現象」として捉えることが、政治家のセンスだ。
昨日6日は、新橋駅のあと、神谷氏が高崎駅にあらわれて、街頭演説をやっていた。
やはり、400人程が集まっていたとのことだけど、群馬県といえば、福田赳夫、康夫親子、中曽根康弘、それに小渕恵三の4人もの総理を輩出した「保守王国」だ。
この動画のコメント欄には、「もう自民党は保守じゃない」との書き込みが、さりげない光を放っている。
参政党は、わが国で最初の「本格的近代政党」なので、立候補者も、政策も、「党員」による議論と投票で決まる仕組みだ。
なので、「党員」になって「参加」しないと、政策論ができない、という「初めて」がある。
また、街頭演説で、聴衆から「質問」を受け付けるのも特徴のひとつだ。
そこで、聴衆から、たとえば、「こんな政策をしてほしいけど、参政党はやってくれるのか?」という、よくある話に、きっぱりと「やりません」と回答している。
「あなたがいまいった政策は、あなたが党員になって、党内で提案してください。それで、党員が賛同して決めたら、議員はそれを実行にうつすように行動します」と続く。
だから、われわれは、なんとかを無料にします、とか、消費税を減税しますとかといった「エサ」で、有権者を「釣る」ような、いままでの政党とはちがいます、と断言している。
しかして、なんだか「国民民主党の党首」がやっている、「宣伝動画」が、こんなやりとりの合間に、挟み込まれて出てくるのである。
そこで、「児童手当を増やします」とか、「景気回復まで消費税の減税」とかという、エサで釣る典型が放映される。
これは、「AI」による、ネガティブ・キャンペーンなのか?
少なくとも、国民民主党の「党員」は、なんらかの手を打つように、「本部」に進言すべきではなかろうか?
どうみても党首が、「愚か者」とか、「古い」ということの「宣伝」をしているようになっている。
さて高崎での質問に、とうとう小学生がマイクを握った。
選挙期間中は「禁止」されるけど、「いま」なら言論の自由は小学生にもある。
そこでこの子は、「参政党を応援する」といい、「ワクチンを打ちたくないけどどうすればいいですか?」と質問した。
その回答は、「おとなの都合」で、音声カットされたのでわからない。
そんなわけで、明日8日は、「決起集会と政治資金パーティー」が、パシフィコ横浜で開催される。
目標人数は、5000人としていたけれど、なんと「達成」したという。
開催前、午前10時からは、桜木町駅前での街頭演説もあるという。
ここでの目標は、3000人。
これはもう、「日本版無血名誉革命」ではないのか?
「現場レポート」をするので、お楽しみに。