日・米だけでなく、世界の報道機関が、「報道しない自由」を掲げるようになって、いわゆるジャーナリズムは自殺した。
それで、有料の会員制とか特定の団体とかが支援する「報道機関」が、その独特の立場から情報発信をはじめたので、どこまでが事実なのかを穿ってみないと、やっぱりよくわからないことになってきた。
まことに煩雑で面倒くさいことになった。
しかしながら、既存の報道機関が発行する「新聞」や「雑誌」、「テレビ・ラジオ」を購読・視聴することの意味が、壊滅的な「無意味」になったので、どちらもみな経営危機になったのは、ご同慶の至りである。
日本独特の、GHQがつくったNHKが特殊なのは、「受信料」の本質が「税」であると主張したことでわかるように、自分から「国営放送だ」といってはばからない人物を解任もできない、政治の貧困があることだ。
もはや民営化論や国営化論でなくて、不要論でいい。
そんななかで、大紀元・エポックタイムズ(ニューヨーク)さんが、アメリカ連邦下院司法委員会の「発表」を、24日に日本語版としてダイジェストを報じ、フルならば有料会員登録へと誘導されることになっている。
この発表自体は、現地時間の10日のもので、司法委員会のメンバーが総出で会見に臨んだ内容の紹介である。
そして、どの既存メディアも「報じない」という、アメリカ人に対しても目くらましをやっていることがよくわかったのである。
属国たるわが国のばあいも、本国のメディアが報じないなら、ぜったいに触れないのは、祟りを畏れるからだろう。
その祟りは、日本なら東京の「虎ノ門」にあるご本尊が、ほんとうに祟るからだとおもわれる。
なので、ここのご本尊をお守りする神官たる人物が、「LGBT法案を通せ」とお告げだか啓示をいえば、たちまち強行採決だってやるのが、属国の国会の使命となるのだった。
それなら、ユーチューブのようなSNSがあるではないか?とならないのは、Twitter社が政府機関からやらされたこととおなじことがユーチューブでもまだやっているからで、これらの「プラットフォーム企業」が、堂々と検閲できるのは、「通信品位法」というアメリカ本国の法律を根拠にしているからである。
わが国にはこんな法律がないけど、なぜか国会でプラットフォーム企業による検閲が、言論の自由を犯していることも議論されない。
民間企業の経営方針は自由だから、ということなのだろう。
ならば、NHKにエンタメとか恣意的なニュースもやらせずに、淡々と国会中継専門放送局にするとか、国会事務局にアメリカのような放送局(ラジオ局がある)をきちんと設置して、国家として検閲を認めないとしたうえで、ユーチューブに流せば国会の議論も多少は気合いが入ることだろう。
さて今回、大紀元・エポックタイムズが報じたのは、連邦下院司法委員が100日以上掛けて調査してきた、「報告書」の内容についてで、バイデン大統領一家の外国企業からの入金が1000万ドル以上ある、というものだ。
さらに、その受け取り方法にはマネロン疑惑もついてきている。
歴史的な「汚職」の発覚だ。
これが10日のことだから、「広島サミット」の開催時期19日~21日を改めてみれば、バイデン本人ばかりか各国首脳の、「役者ぶり」がよくわかるというものだ。
つまり、G7の首脳は全員で、アメリカ連邦下院司法委員会の報告書を無視したのである。
これは、西側マスコミが、「報道しない自由」をいうどころの騒ぎではない。
各国の国民をも欺く、詐欺師集団だと、全世界に示したも同然なのである。
「広島サミット」の、アメリカやらに都合のよい情報ばかりを伝えるという、「編集」で、既存メディアの情報に依存すると、洗脳されるから、自身の脳の健康のためには、なるべく観ない聴かないという態度で予防することが重要だ。
これらがほとんど報じないことにこそ、重要な情報がある。
たとえば、ゼレンスキー氏の「電撃的緊急来日」という宣伝では、彼はサウジアラビアに立ち寄って、アラブ連盟の首脳会議に出席したことを無視する。
この首脳会議では、ほとんど除名状態だった、シリアがアラブ連盟に復帰する重要事が決まった。
また、西安での「中国・中央アジアサミット」についても書いた通りである。
それに、なんといっても重要なのは、リスボンで開かれた、「第69回ビルダーバーグ会議」なのである。
先進国首脳会議がはじまったのは、1975年で、今回の広島サミットは、49回目の開催である。
つまり、ビルダーバーグ倶楽部(会議)の方が早い。
もっといえば、これらの「会議」が、各地で同時開催されることの意味が、もはや先進国による世界支配の終わりを示していることの方が、重要な認識になったのである。
もちろん、世界支配を目論む、世界経済フォーラムの上位団体、ビルダーバーグ倶楽部こそが、ほんとうの「サミット」で、広島に集まったひとびとはその操り人形にすぎないのである。
とはいえ、バイデン一家の犯罪がこれからどうなるのか?は、やっぱり影響が大きすぎる。
ウオッチの目が離せないのである。