2022年9月30日「国連忌」

プーチン大統領は、ウクライナ東部4州の「ロシア併合」を宣言して、これら地域は、ロシア領となった。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はこれに「反発」したから、この戦争は当分の間「終わらない」ことが「確定」した。

ということで、2022年9月30日(日本時間で10月1日)は、「国連が死んだ日」になった。

常任理事国の「5大国」のひとつ、ロシアが、国連憲章を犯して「隣国の領土を一方的に奪った」からである。
これが「許されて」なにが許されないのか?

常に「代理戦争」をやってきた5大国が、自ら「領土」に手を出した「戦後初」なのである。

つまり、日本人が戦後信じてきた「国連秩序」が、なんと「守護神たる」常任理事国たちによって崩壊した日となった。
「戦勝国・連合」の戦勝国が仲間割れするのは、「想定外」の組織なのだ。

アメリカはウクライナに武器提供するにあたって付与していた「条件」だった、直接ロシア領土を攻撃しない、を撤廃した。
これで、ウクライナはNATOとアメリカの「代理戦争」をやらさられることが確定した。

果たして、ヨーロッパ人たちがこの戦争をどうしたいのか?が、一層複雑化したようにみえる。

しかしながら、問題は「わが国」なのである。
国連常任理事国が、隣国の領土を分割できる、とした今回のロシアのやり方に、おなじ常任理事国である中共がどうするのか?という問題が突きつけられたのだ。

もちろん、第一目標は台湾だ。

すなわち、ずっと前からアナウンスしていて、主要国がぜんぶ「一つの中国」だということの言質をとっているのだから、台湾は国際関係上「中国領」として公認されている状態にあるから、条件的には「ウクライナ」より都合がいい。

なので、自動的に、第二目標が「わが国」の大問題になる。
つまり、沖縄であるし、第三目標は九州だ。

沖縄は先月の知事選で、玉城デニー知事が再選された。
玉城氏が、「住民投票」をやって、中国になりたい決議が通れば、ロシアのやり方をコピーしているから、中国領になるという「理屈」はたつ。
そのための「琉球独立運動」なるものもある。

台湾が「飲み込まれる」という意味は、わが国全部に即時影響する。

わが国に届く南回りの物資はすべて「台湾海峡」を通過するからである。
それゆえに、台湾の中国化は、わが国の中国化を意味して、「段階を踏めば」すぐに沖縄が中国化するのである。

そして、沖縄が中国化したら、朝鮮半島も含めて、九州が中国化して、「維新の会」が進める、「都構想」の実現よろしく、西日本ぜんぶの「首都」が大阪になれば、すっきりするのである。

「日本維新の会」は、「保守」でもなんでもなく、ただの「売国団体」である。

このときの「国名」は、「西日本人民共和国」なのかもしれない。
当然にその折には、北海道がロシア化する。
ちゃんとロシア外務省が、とっくに北海道は「ロシア固有の領土」だと発表している。

そんなわけで、よくて「本州の東日本だけ」が、これまで通りの「日本国」で通せるかどうか?ということになる。

故安倍氏には、2007年に初来日したドイツのメルケル首相から、「NATO加盟」を打診されて、これを、「丁重に断った」政治判断があった。
すると、完全に「反安倍」で、グローバル全体主義になびく岸田政権は、「NATO加盟」を実現するかもしれない。

しかし、それがロシアをより刺戟するから、北海道をもっと早い時期に失うかもしれない。
そうやって、わが国が「ウクライナ化」するのである。

さて、軍事クーデターが「うわさ」された習氏は、9月30日に「国慶節」の祝賀行事に登場した。
すると、これまた「サマルカンドの怪談」で、プーチン氏とどんな内緒の打ち合わせをしたのか?

もちろん、ロシアの「併合」に、中国は「沈黙」して、「反対表明」した英・米・仏と一線を画しているのである。
それは、台湾と日本をにらんでのことだろうと推察できる。

なぜならば、「併合」にあたっての、プーチン氏演説には、ちゃんとこのことに触れられているからだ。
「日本と朝鮮はアメリカの奴隷にされて、これをアメリカは『同盟国』と呼んでいる」と。

残念ながら、わが国は独自に何かを決めることも許されない状態に落ちぶれて、もはや民主党バイデン政権の意のままだ。
ゆえに、来月の中間選挙で、共和党がどこまで「勝つのか?」に、わが国の運命もかかっている。

松下村塾から松陰神社が自慢の萩が選挙区である外務大臣が、どんなに「親中」で売国的であろうが、それはもう「そうなっている」からにじみ出る、自信に満ちた確信的発言なのである。

わが国はとっくに中国領だと。

「旧三国同盟」で、最初に離脱したイタリアが、最初に異変に気づいて、選挙の投票行動を起こした。
ドイツ人も、冬の寒さに恐怖を得て、ぼちぼち気づきそうである。

さいごまで頑張って、民間人を空爆や原爆で虐殺されたわが国が、もっとも鈍感な状態にあるのは、アメリカと中共の空中戦で決まることになっているから、「他人事」になっただけである。

まさかそれで、「国連に頼る」なんてことになったら、大戦末期にスターリンを頼ろうとした「愚の再現」だ。
でもきっと、いまの「与党」なら、これをいって平気の平左なのである。

約80年の時を経て、「第二次大戦の戦後体制」が、崩壊した。

そしてそれは、第三次世界大戦のはじまりを意味するのである。
嫌な時代がやってきた。

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