不気味な静けさから、「選挙人投票」に何か起きるのか?と心配したが、17日、無事投票が終わってトランプ氏とカマラ・ハリスの得票数が確定した。
これで、年明け6日の連邦合同議会(上下両院)での、集計承認で正式に「当選」が認定される。
今回の選挙後が異例なのは、「次期大統領」のはずの人物の影響力が多大で、まったく現政権が無視されたかのようになっていることだ。
けれども、これはなにせ2020年の不思議な選挙の記憶が人々にあるばかりか、落選した現職が中一期で復帰するという史上2度目の椿事なのだ。
司法を武器化してまでトランプ氏を貶めた民主党のやり方が非難されているけれど、お先棒を担いだ大手メディアにも、トランプ氏の逆襲がはじまった。
偏向報道とフェイク情報を垂れ流し、言論統制・弾圧をやったものを糾弾すると宣言した。
もちろんこれにイーロン・マスク氏も大賛同している。
マスク氏は、14日、航空機大手のボーイング社を買収した。
これには、彼の本業たるスターリンクや宇宙事業のためという名目ではあるが、軍事産業への介入とも目されている。
一方で、MSNBCやCNNを買収するのではないかという、希望からの噂が絶えない。
同時に、「日本愛」を発信していることもあって、もしやNHKとかフジテレビを買うかも、という夢のような話になっている。
もちろんこれが実現不可能な「夢」に過ぎないのは、放送事業者には20%までの外資規制があるからだ。
ただしフジテレビは、規制を超えてしまった分の株式には、議決権がないことでの言い逃れをしている。
ならば、放送局の親会社である新聞社を買収したらどうなるのか?
新聞社にテレビ局を子会社にさせたのは、田中角栄であった。
となれば、渡辺恒雄なき読売新聞は、「買い」にならないか?