アメリカ共和党の予備選のことである。
個人的には、トランプ氏が「圧倒」して勝利した感じはあまりしていないのは、事前調査とほぼおなじか、これよりも勝ち方が弱いからだ。
同時並行で、民主党も予備選挙を行うならわしがあったけど、もはや共産党化した民主党は、党内予備選挙をなるたけやらない方針で、それを「民主」だといっている。
ニューハンプシャー州には、「全米で最初」の予備選挙を行う「州法」があるのに、当初、民主党全国委員会は、これをやらないといっていたのであった。
それでは、「州法に違反する」と、地元民主党の怒りがあって、妥協したのは、選挙はやるが「参考」として、結果を民主党全国委員会は採用しないし、バイデン氏を立候補させない、という取り決めであった。
そんなわけで、民主党員は民主党の予備選挙には登録せず、「支持政党なし」に登録して反トランプのヘイリー氏に投票するよう呼びかけられて、それを実行したようである。
まったく日本共産党とおなじルールであるのは、それが「共産党」というグローバル組織の共通認識たる「幹部の独裁体制」だからである。
巨大な組織をかんがえるには、小さな組織にパターンをみることでよりはやく構造の理解ができる。
ために、「浅間山荘事件」を起こした、日本赤軍の組織内リンチ殺人の実態を観察すると、その本質がわかるのである。
もちろん、民主党にとっては、現職の二期目の選挙にあたるので、2020年の共和党とおなじく、一見、民主党のやり方は、バイデン氏に絞っているから、という理由にもみえるが、強力な対抗馬たるロバート・ケネディ・Jr.の党内立候補を認めずに、とうとう彼は民主党を飛び出して、「無所属」での立候補を決めたのだった。
民主主義を世界に輸出するとして、あちこちで戦争をやらかしてきたのは、民主党で、火消しとケツふきをやってきたのが共和党というパターンだった。
その民主主義の権化たるはずの民主党が、立候補を認めない、というのは、欺瞞だらけであることを自白したも同然で、伝統的な民主党支持者は民主党離れを起こしている。
その穴を埋めるべく、不法移民に選挙権を与える法案が、いま連邦上院で画策されている。
これは、わが国における「自由剥奪の緊急事態条項」の憲法改正案よりも酷いもので、永久に民主党政権が生まれる構造転換を目指すものなのである。
RINOの親玉、ミッチ・マコーネル上院リーダーが、トランプ氏が大統領に返り咲く前に決着をつけようとしているのは、アメリカの共産化への決定打になる可能性がある。
ちなみに、マコーネル氏の夫人も、フェイスブック創設者のザッカーバーグ夫人も、中華系なのは意味深だ。
これを見越しての、アルゼンチン大統領の「敵地」世界経済フォーラムでの演説は、共産主義対自由主義の宣戦布告だったといえる。
さらに、アメリカで保守系シンクタンクの会長も、世界経済フォーラムで大批判を展開していた。
さてそれで、すでに関心はトランプ氏の、「選挙パートナー=副大統領候補」を誰に指名するかに移っている。
ヘイリー女史の名前もあったが、民主党と結託した姿があからさまになったので、なくなったという話もあるが、民主党と結託したから有望だという話もある。
とにかく、圧倒して民主党バイデン候補に勝つために、敵陣の票を奪う必要があるからである。
けれども、トランプ氏はなによりも「忠誠」を求めるので、そうは簡単にいかない。
この「忠誠」とは、自身に対する忠誠ではなくて、国民に対する忠誠である。
ヘイリー女史は、戦争屋に対しての忠誠を誓ってしまった。
風向きが「トランプ旋風」になってきたからか、わが国のマスコミもシブシブとトランプ氏の報道をはじめたが、EUではフォン・デア・ライエンの「向こう2年間の言論統制」が話題になっている。
なにをたくらんでいるのか?
邪悪な奴らの画策は続いている。