おひとりさま食堂

「少子」をざっくりいえば,結婚しない,子どもがいない夫婦,あるいは「ひとりっ子」を意味する.成人のほとんどが結婚して,三人兄弟がふつうだったら,「少子」でもないし人口は「増加」する.

子どもがいても,ひとりっ子なら,将来は,「いとこ」も「またいとこ」もできない.
ひとりっ子どうしが結婚して子どもがいないと,高齢化して,「連れ合い」のどちらかが先立てば,生涯孤独の存在になる.

だから、高度医療であろうがなかろうが,だれかにみとられて「畳の上」で人生をとじることは,もはや贅沢のきわみかもしれない.
そういった,シチュエーションが,「ふつう」ではないからだ.

すでに,夕方の住宅地の食堂は,おひとりさまが目立っている.
年金や自治体の補助に,地元食堂での食事券という選択肢も将来できるかもしれない.

「夕食年間契約」の店もある.きいたら30万円/年,だった.
週末と祝日を考慮して,年間250日とすれば,1食は,1,200円になる.
豪華さ,ではなく,栄養をかんがえたお袋の「家庭料理」が売りだという.
お客さんの好き嫌いを「無視」するところも,お袋らしい.「好きなもの」ばかりでは,身体に悪いという愛情表現だ.

「在宅勤務」もふえてきたから,現役おひとりさまの自宅でのひるごはん需要もおおいだろう.
じつは,在宅勤務のお悩みごとに,運動不足がある.
それで,夜間,配送などのちょっとした肉体労働が受けている.
むりやり運動できるからだ.

こうしたひとの日中は,多少寝ていても問題ないが,とにかく連絡事項などに対応するためにパソコンのまえからぬけられない.それで,買いものも面倒になると,宅配弁当というお手軽さがまっている.
こんな生活をしていると,確実に肥るから,なんとかしたくなるのだ.

あくまでも,運動ではなく,弁当のほうでコントロールしたいのなら,カロリー計算がちゃんとできている弁当がある.
糖尿病や腎臓病の患者向け冷凍弁当は,病院からの退院時に栄養士から紹介されるひともいるだろう.

健康維持のための食堂がほとんどない

「病気」が他人にもれるのは気分のいいものではない.
それでか,外食の機会がおおい「現役」も,なかなか決め手にかけるのが昼食の選択である.
持病があっても「気にしない」ようにしないと,外食はできない.

「健康」と看板に書いているお店もあるが,入店してメニューを見たらなにが健康なのかがわからないことがある.
カロリー表示はずいぶんまえからある.さすがに1,000キロカロリーを超えると手がでないが,これが平均かと思うようなメニューで,ふつうに営業している店があるから,「健康」はうらやましくもある.きっと,オーナーが「健康」なのだろう.

いまはやりの糖質制限食とかを前面にうちだすのはよいが,健康なひとから病人食だと勘違いされるとこれも困る.
さりげなく,わかるひとにはわかる,そんな表記がないものか?
すくなくても,「安くてお腹いっぱい」という要求ではなくなってきている.

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