こどもの日のこども

今日は「こどもの日」。
世界に類例をみない、「国民の祝日(ナショナルホリデー)」である。
再独立した年に、さっそくできて、翌年からはじまった。
これには、当時の子どもの署名27,000人の「請願」もある。

祝日法に定めた趣旨は、

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」。

だから、「母の日」でもある。

「端午の節句」が女性の日だったこともあわせると、「母の日」というのは間違っていない。
菖蒲風呂とは、女性の生理を清めるための「沐浴」だった。
これがだんだんと、男の子の日へと変移した。

さてそれで、「こども」とは誰か?
「児童」といい替えると、法律用語としてはややこしくなる。
「学校教育法」では、小学校卒業までをいう
しかし、あんがいと18歳までとする法律はたくさんあって、20歳未満とする法律もある。

18歳までは、
児童福祉法、虐待防止法、風営法、子ども子育て支援法、労働基準法、などがある。

20歳未満は、民法、母子及び父子並びに寡婦福祉法、少年法、がこれにあたる。
なお、刑法だと満14歳となっている。

「凶悪犯罪」について、何歳までなら「罪にならない」ということを、当事者年齢に近いこどもはあんがいと知っていて、おとなよりも詳しい者もいる。
小学校高学年を侮ってはいけない。

それにしても、「母の日」というイメージは、ぜんぜん普及していない。
それは、やっぱり外国製で、アメリカはウエストバージニア州知事が1910年(明治43年)に定めたことを起源とする説が有力だ。

こちらでは、5月の第二日曜日、ということになっている。
だから、ほぼ毎年、日付がかわる。
カーネーションを送るのも、アメリカ発祥のようである。

しかしてわが国では、明治の終わり頃に伝来して、大正の初めにはキリスト教会でイベント化させていたという記録がある。
おそらく、この教会とは、プロテスタントの方であろう。
この伝来スピードは、けっこうなもので、現代的なのだ。

すると、再独立した当時だって、「母の日」は定着していたはずだ。
アメリカ軍の占領は、むしろ普及を推進させたにちがいない。
ならば、なおさら、日本独自の「母の日」を定めたというのは、わずかながらの「抵抗」だったのかもしれない。

これを、「こどもの日」に忖度した。

そんなこんなで、全体としては「家族の日」になる。
ところが、その家族があやしくなってきた。
テレビのCMだって、お父さんが出てこない。
もはや、親子3人が標準世帯になったけど、その構成はさまざまなのだ。

ゆったりと、菖蒲風呂にでも浸かって、あれこれかんがえてみるのもこの日にふさわしいことになってきた。

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