トランプ氏の追い込み猟は成功するか?

8月も終わって、世界が注目するアメリカ「中間選挙2022」まで、2ヶ月あまりとなった。
民主党・共和党ともに予備選挙を終えて、「いよいよ本選」となっている。

2020年のアメリカ大統領選挙に「負けた」トランプ氏にとっては、当初「臥薪嘗胆」の喩えが当てはまったかに見えた。
しかしながら、間もなく2年となる現状を鑑みれば、むしろ「絶好の下野」だったように思えてきた。

逆に、「作戦どおり」トランプ氏を落選させた民主党の「驕り」は、バイデン氏という人形を利用すればするほど馬脚を現すという無様で、歴代最高得票「8000万票の大台」を超えたとは思えない、歴史的な支持率低下に見舞われて、応援団のはずの左派マスコミすら「中間選挙の大敗北」を想定して疑わない状況になってきている。

それは、トランプ氏のビジネスマンとして成功をおさめた「マネジメント能力」の発揮になって、とうとう「共和党」から軍産複合体と共存共栄してきた勢力すら壊滅状態になって、党内予備選でのトランプ派の勝率は驚異的な9割越えを達成している。

時ここに至って、とうとう宿痾の政敵、共和党上院リーダーのミッチ・マコーネル氏とその妻(トランプ政権での運輸長官を務めたイレーン・チャオ女史)への「引導を渡す」声明発表になった。

すなわち、中間選挙後の政治日程において、トランプ派が圧倒的となる共和党は、彼らを「追放すると宣言」したのである。
4年前の中間選挙では、トランプ氏の支持表明を欲して、ギリギリ当選したマコーネル氏だが、自ら命運を尽きさせた感がある。

それにしても、どうしてトランプ氏は、イレーン・チャオ氏を自身の政権で運輸長官に指名したのだろうか?
彼女の実父は、中共の関連企業となった海運会社を経営して、米中貿易の一画を担っているし、実妹はこの会社のアメリカ法人社長である。

こんな「身体検査」は、ちょっと調べればわかることだから、もしや「泳がせた?」というトランプ流の「追い込み漁」だったのかもしれない。
なにしろ、長官自らの指示で、政府補助金すら実妹の会社に交付していたのだ。

これらの「やりたい放題」行為は、政府高官の親族に対する連邦法違反は明確なので、政権与党の民主党は「追求しない」ことを条件に、夫婦共々取り込んだとの噂もある。

それは、今般のトランプ邸へのFBI捜査における「不公正」によってもわかることなので、中間選挙における共和党トランプ派の勝利は、民主党利権にしがみついた連邦職員を恐怖のどん底に追いやる意味も生まれてきた。

ここでいう、民主党利権とは、民主党支持を表明しているGAFAに代表される巨大企業群への「天下り利権」のことだ。
日本の高級官僚やらの「天下り」とは、スケールがちがうのはあまりにも優遇された「年収」にも象徴される。

じっさい、トランプ氏を嫌うひとたちの共通は、「利権確保」にある。

トランンプ氏が最初の選挙から掲げた「ワシントンの沼の水抜き」の意味が、歴史的「利権構造の破壊」にあったからである。
このことはとっくに、「民主党対共和党」という伝統的で表面的になっていた対立構造を破壊して、党派を超えた「運動」に発展した。

しかして、トランプ氏をして共和党を飛び出すことを躊躇させたのは、「二大政党制」の巨大な選挙戦構造なのだ。
だから彼は、徹底的に党内基盤を「スクラップ&ビルド」した。

まさに、不動産屋の成功の法則を当てはめたのである。
けれども、もし彼が現職大統領だったら、ここまで成すことはできなかったろう。

つまり、民主党は、トランプ氏を2期目の大統領に据えて日常業務に忙殺させながら、ワシントン沼の水抜きをさせない、という高等作戦を取るべきだったともいえる。

そうすれば、ここまで共和党もトランプ氏支持派によって圧倒されることもなく、民主党左派も破壊されることもなかったろう。
東洋的にいえば、「天に逆らってまで政権を奪った」ことのバチが当たったともいえる。

とはいえ、窮鼠となった民主党が何をしでかすかわからない。

2020年の選挙は、事実上の民主党による無血クーデターだったから、「元に戻す」意味でのアンシャンレジームを許すはずがない。
しかし、下野したトランプ氏は「時間の使い方」を心得ている本物のビジネスマンだった。

バイデン人形政権が、さまざまな社会破壊工作(=共産化)を実施している、おなじ時間で、トランプ氏は民衆を結束させてアメリカを蘇らせる活動に専念した。

キーワードは、「アンチ・グローバリズム=ナショナリズム」なのである。

まったく残念ながら、日本人も、ヨーロッパ人も、どこの人でも、アメリカの政権と議会の勢力図に逆らうことができない世界に生きている。
こうなったのも、グローバリズムという共産思想の蔓延による、自国政権と議会の堕落のためである。

だから、幸いにもトランプ氏の運動が、世界を救うのである。

つまり、ナショナリズムのグローバル化が、究極の「追い込み漁」なのである。

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