レジ袋有料化で命を絶つ

激昂して興奮したのが原因ならば、レジ袋有料化で殺されたともいえる、痛ましい事件である。
7日、神奈川県秦野市の中古品店で、レジ袋が有料だと告げられて激昂し、警察に保護された66歳の男性が署内で容態が急変し死去した。

たかがレジ袋だし、そんな「数円」のもので激昂して死んでしまうのはバカだというなら、大きなまちがいである。
「環境ファシズム」という、社会運動によって殺されたりっぱな犠牲者なのだ。

中小スーパーなど、良心的な商売で地元に貢献している企業はたくさんある。
中核都市といわれる街でも、流通大手の総合スーパーが撤退して、とたんに買い物難民化する例は全国にあるのだ。

しかし、そんな良心を引き裂く「命令」をするのが、「日本国政府」というヤクザ以下の団体である。

なにしろ、レジ袋有料化の命令は、法律「ではなく」関係省庁の縦割りならぬ横並びによる一斉「省令の改正」でおこなうという暴挙なのだから、まさに「官僚たち」からの「直接命令」が実行される国になることを意味する。

むかしの「勅令」ならぬ、「直令」が「令和時代」にはじまるのは、語呂あわせではすまない重大問題である。

これは、当然ながら「憲法違反」である。

あまたいる政治家たちはなにをやっているのか?
最高裁の判事たちは、居眠りしているのか?
なぜに「レジ袋有料化反対運動」がおきないのか?
経産省様は、有料レジ袋分の「値引きも認めない」方針だ。

店が店の経営判断で自由に行えるはずの「値引き」を「禁止」するのは、「自由競争」に対する「暴挙」のほかなにものでもない。
国民が広く薄く負担する「だけ」だから、大きな問題ではない、といいきるなら、記録にのこしていいきって欲しい。

これぞ、環境ファシズムである。

将来、どのような批判も受けて立つ、という覚悟がなければならないのは、レジ袋有料化とは、「増税にひとしい」からである。
すなわち、こんなやり方がまかり通るなら、どんなものでも官僚がその気になれば、国民負担を強制できるという「前例になる」のである。

かくも「センシティブ」な問題が、かくも「お気軽」に決められていいものか?
「民主主義」の「み」の字もない。

良心的な地元のスーパーには、是非、消費者が反対表明するための「手段」を用意してほしい。
じっさいに、このところ買いものに行ってみれば、レジ袋有料化のことを話題にしている主婦をポツポツみかけるようになった。

もちろん、「反対」の立場からである。
これまでただでもらっていたものが、どうして「有料」になるのか?
その理由が、「地球環境保護」ということの「いかがわしさ」に、主婦はとっくに気づいているのだ。

「だって売っているゴミ袋とレジ袋ってどこがちがうの?」
同感である。
高偏差値の受験エリートの目線から、あきらかに主婦や一般人をバカにしているのが「官僚」なのである。

さらに、あの忌まわしい「地下鉄サリン事件」以来、駅やまちからゴミ箱がなくなってしまった。
心ないものがポイ捨てして、それが風に舞って飛んでいく。
不便の二重唱ではないか?

原因は、風でもなく、ポイ捨てでもなく、ゴミ箱がないことにある。
それを、このひとたちは、原因が「レジ袋の存在」だと決めつけた。

世の中からレジ袋さえなくなれば、問題は解決する。

「レジ袋」を「ユダヤ人」に置き換えたら、どういう思想か?しらぬものはない、恐ろしいかんがえかたなのだ。

オリンピックでやってくる外国人に、わが国が「先進国」であることをアピールするにも、レジ袋有料化が有効という発想の根拠はなにか?
おつむのネジが数本いかれていないか?

そもそも「先進国」であることをアピールしたいとかんがえることが、先進国ではないことの証ではないか?
「見栄」で環境ファシズムを推進するというのは、いったい誰のためなのか?主語を確認したくなる。

温暖化対策にせよ、プラゴミ問題にせよ、最大の排出国である、アメリカと中国が、いっさい無視しているなかで、よい子のわが国だけが実力以上にがんばって、その負担に腰が砕けそうである。
もちろん、お財布も寒くなるばかりだ。

消費増税を「経済に負担をかけずうまくやった」と、新任のIMF専務理事というえらいひとにまで発言させておきながら、月次データは改ざんできず、予想どおりの減速で、追い打ちをかけるのがレジ袋有料化だ。

お願いだから、日本政府、とくに「経済官僚」には、なにもしないでほしい。
経済産業省のみなさんや、財務省、金融庁のみなさまには、これまでの「お疲れさま」と、国民からの感謝の気持ちをこめて、期限なしの休暇をおとりいただきたい。

だいじょうぶ、心配しなくても、永久に「有給休暇」でかまわない。
どうぞ、なにもしないで「遊んで暮らしてくださいませ」。
そうすれば、たちまち国民生活が改善するので、みなさまのお給料は支払えます。

ただし、金輪際、新任の官僚を採用しないでください。
そうすれば、優秀なみなさんの後輩たちが、その才能を民間企業で発揮します。

40年ほどがまんすれば、役所につとめるひとがいなくなって、夢のように明るい未来が開けますから、少子化にも歯止めがかかることでしょう。

わが国は、ヒトラーがいない、官僚という集団のナチスが支配する「国家社会主義」の国になった。
オリジナルは、「国家社会主義ドイツ労働者党」であった。

今回なくなった男性は、66歳。
どんな職業人生だったのか報道だけでは不明だが、すくなくても、レジ袋有料化の根拠のいかがわしさに関してはよくしっていたのだろう。

ご冥福をお祈りしたい。

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