戦争を望むひとたち

事前に「キャラクター」のチェックをして確認すれば、その「キャラ」がどうやって交わるのかを想像すると、なんとなく「ストーリー」が見えてくるものだ。
なので、「作り手」は、そうした「ストーリー」の期待に応えるようで、上手に「裏切る」と、「人気作品になる」ことを知っている。

だから、「駄作」と評価されるものは、そもそも「キャラ」の設定が曖昧なままだったり、事前に想定できる内容の「まま」で、なんら「ストーリー」に工夫がみられないものとなる。

現実世界にあてはめると、戦争を望むひとたち、という「キャラ」は、グループを作っていて、グループ内での「役」を分担して演じている。
だから、これが見えてくると、「面白くもなんともない」ということになるのだけれど、本物の「戦争」を画策するから、「現場」は命がけになる。

今年は、大きなイベントのスケジュールが決まっている。
2月は、北京オリンピック。
6月は、日本の参議院(半数の)議員選挙。
11月、アメリカ「中間選挙」という名の連邦下院(衆議院)「総選挙」。
そして、「秋」には、中国共産党大会での「習氏3選」が注目だ。

良くも悪くも、世界を動かすアメリカの中間選挙が、一種の「クライマックス」となっている。
しかし、「秋の大会」も、世界に影響を与える大イベントだ。

ちなみに、アメリカ合衆国の「序列」は、大統領、副大統領(連邦上院議長兼務)、そして、連邦下院議長の順になっているから、下院選挙における多数派党の権限は強大になるように出来ている。

世界の軍事バランスは、「最強」のアメリカ軍(5軍:陸・海・空・海兵隊・宇宙、の各軍)であることに異論はないだろうけど、「欧州方面軍」という「下請け」を「NATO」が請け負っている。
ちなみに、和訳すれば、「北大西洋条約機構」という名前になっているものの、「北大西洋」という地名に意味はない「軍事機構」である。

「経済力」という点では、わが国に対してもはるかに「劣る」ロシアが、軍事面では頑張っていて、そのNATOに対抗している。
元は、ソ連とその衛星国の「ワルシャワ条約機構」に対抗するためのものだったけど、「衛星国」が揃ってNATOに加盟してロシアと対峙している。

英語の「PUT]は、「置く」と習って久しいけれど、「in」を後に着けると、「差し込む」という意味になるとは、中学で教わる。

日本語では「プーチン大統領」というけれど、英語表記では、「PUTIN」なのである。
だから、欧州方面では、「ごり押し男」というイメージが彼の名前を見たとたんに「浮かぶ」ようになっている。

そんな「名前の音韻」からくるイメージが、マスコミにも利用されて、旧東側のいまは高齢になったひとたちには、「スターリンの再来」として怖れられている。
これが、旧衛星国までNATOに加盟した、国民感情である。

「ロシア」には、バルト海に面した「カリーニングラード(州)」という、「飛び地」があって、西はポーランド、東はリトアニアに挟まれている。
元は、東プロイセン、で「ドイツ」だったものが、第二次大戦後に、ソ連へ「割譲」された土地である。

ちなみに、ポーランドもかつては、バルト海側の全部が東プロイセンで、その背景には「ドイツ騎士団」の支配地という歴史もある。
それが、「マルボルクのドイツ騎士団の城」として「世界(文化)遺産」に登録されている。

ロシア帝国を含む欧州列強(プロイセン、オーストリア)に、二度も分割されて国を失うことになったポーランドの歴史は、1回も国を失ったことがない、という「欺瞞(しっかり「占領」という経験があるのに)を信じる」日本人には、とくに学ぶ価値がある教訓にあふれている。

このポーランドから見たら、その隣の「ベラルーシ(白ロシア)」とウクライナは、ともに「隣国」だ。
「ベラルーシ」は、「ベラ:白」と「ルーシ:ロシア」で、「白」とは光の反射から、「南」という意味があるので、「南ロシア」ということである。

この国に入るには、日本人でも「ビザ」が必要なので、なかなか入国しにくい、「独裁国家」である。
マスコミは、「欧州最後の」をつけたがるけど。

さてそれで、ロシアがずっと軍事大国なのは、海と陸とで「殲滅された」という「恐怖の体験」があるからだ。
海は、「日本海海戦」で、いわずと知れた日本海軍による殲滅。
陸は、「タンネンベルクの戦い」で、第一次大戦のドイツ軍による殲滅。

ロシア海軍は、主力のバルチック艦隊のほぼ全部を失ったし、陸軍は50万人が「全滅」した。

そんな歴史的トラウマがあるので、ロシア人は敵の3倍の兵力を準備しないと、「動かない」という「習性」がある。
「好戦的」に見えるのは、犬もそうだが、「臆病」ゆえの防衛本能がでてくるからである。

バイデン政権の「キャラ」は、アメリカ民主党という「好戦的勢力」だ。
このひとたちは、歴史的に「産軍複合体」と連携して、これを、「資金=利益」とする集団だ。
トランプ氏が「RINO」と厳しく批判する共和党主流派も、資金源をおなじくする。

オリンピック前のこのタイミングで、ロシアにウクライナ侵攻の「警告」を発したのは、「戦争を望むひとたち」に対する「やっている感」のアッピールにちがいない。
もちろん、これには、マスコミも含まれる。

11月の選挙に向けて、アメリカ民主党が戦争を始める「前兆」を演出している。
つぎは、オリンピック後の「宴の後」にも、きっと「警告」を出すにちがいないけど、米中ともに、それぞれの「秋」、を目指していることはまちがいない。

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