究極の決着はロシア分割

邪悪な欧米は、ウクライナを見捨てる、というだけで本当に決着させるのだろうか?
「論理」をもって、あたかも「ロシアの邪悪」だけを言うのは、そこに邪悪さを隠しているからだ。

つまり、悪いのは「なんと言おうがロシアだ」というのは、「単純フレーズの繰り返し」なので、世論誘導させやすい。
やっぱり「コロナ報道」と酷似しているから、警戒するのである。

この点で、意外なのは岸田政権の対応である。

あんがいと「頑固」に、ロシア経済分野協力担当大臣のポストを維持している。
きっと、北方領土問題があるから、という外務省の意見に従っているのだろうけど、「バランス」という面では、「妙に」頑張っている。

バイデン政権から制裁をくらわない程度に、「日本独自色」を出すなら、それはそれで結構だけど、国民への説明不足と説明下手が惜しいのである。
たぶん自分で説明するだけの能力に欠けているための、「たまたま」の可能性が高い。

しかし、あたかも、「露中陣営」に日本が加わっているように見えるのは、まずい。
露中の分断と日露の協調があってこそ、わが国の安全に重要なのだ。

1990年に成人していたなら、ロシアはソ連だという刷りこみができている。
すると、いま50歳以上のひとは、ソ連とロシアのちがいがよくわからないのだ。

これはなにも日本人だけをいうのではない。
むしろ、ヨーロッパだっておなじだろう。

けれども、ヨーロッパ人がみている「地図」が日本人とはちがう。
彼らは、意外にも「北極を中心にした地図」をみているのだ。
しかして、一番の正解は、「地球儀」をいろんな角度からみることにある。

むかし、「一家に一台」といっていたのが「地球儀」だったのは、教育的にも「正しい」ものだった。
それが、家の造りから「邪魔者扱い」になって、いよいよ日本人の国際感覚が「鈍った」といえる。

北極をはさんで米露はほとんど隣国状態にあるし、ヨーロッパも近接しているのである。
日本人がみる、メルカトル図法だと極地が無限大の大きさになってしまうし、世界はあんなに「長く」ないのである。

「北極海航路」が「夢の航路」とされているのは、日本からでも、ヨーロッパが近いどころか「最短」だからである。
これも、「温暖化」のおかげなのだが、いつ「寒冷化」するかわからないので、「専用船」の開発をしないといけないのがネックとなっている。

ソ連時代から現代までも、ロシアの情報は日本にほとんどない。
ロシアのテレビニュースと提携している、日本のテレビ局がないこともある。
それに、広大なロシアは、往時の「ロシア帝国」の拡大で領土がきまったので、やたらに「他民族」なのである。

もちろん、その前に、チンギスハンのモンゴル帝国がこのエリアを撹拌してしまったから、複雑性が増したのだった。
「他民族」とは、「多言語」という意味だ。
ロシアには「200」もの言語をはなすひとたち(民族)が住んでいる。

「無理やり」ロシア語を共通語にしていることからも、「強権的」なのは、そうでもしないと何を言っているのかわからないからである。
すると、「国民国家」とは「民族国家」のことだと勘違いする、日本人には、とうてい理解不能な複雑があるのが現実だろう。

それで、ソ連は「連邦制」だったのである。

しかしながら、小数過ぎて国にならないか、人口密度が低すぎて国にならないかする地域がたくさんあるのも現実だ。
それに、「寒い」という気候が人間の活動を制限している。
もしもアフリカのようであったら、いったいいくつの「国」ができたものか?

その意味で、ウラル山脈以東と「中央アジアのスタン国たち」以外の、広大なエリアは、一種の「空白地帯」として、その地面だけが存在しているようなものになっている。
すなわち、「空白=無価値」なのだった。

だからこの逆、ウラル山脈以西と「中央アジアのスタン国たち」に人口が集まっている。
そして、ヨーロッパの一部だと自認するロシア人とは、ウラル山脈以西の白人たちなのである。

ちなみに、一方的に有名な杉原千畝氏が逃がしたユダヤ人たちを満州国の関東軍、樋口季一郎が受け入れたから、「ヒグチ・ルート」という「連携」があったので、モンゴルの北にはユダヤ人居住エリアがいまでもある。
ついでに、ときの関東軍司令官は、東条英機だった。

ところがいま、石油と天然ガスという「お宝」が、空白地帯から出てきた。

貪欲なヨーロッパの歴史をみれば、東南アジアと中東でやったことを、「もうやらない」という保証はない。
ロシアの資源をどうやって奪うのか?
この算段をどこかでやっているはずだ。

それが、ウクライナ侵攻の「制裁」にかこつけて、「過剰化」したとき、「真の狙い」がみえてくるだろう。
「ネオコン」の正体曝露にも微塵も動じない、オバマ時代の国務次官補がバイデン政権で「昇格」したのが、ビクトリア・ヌーランド国務次官だ。

まさに、アメリカ高級官僚(SES:シニア・エグゼクティブ・サービス)のエース(DS構成員)なので、軍産複合体のためにある人物だ。
SESは、いったん採用されたら定年がない、ほんとうの「終身雇用」で、初任給の年収は2000万円以上からとなっている。

すでに、背水の陣と化したドイツのエネルギー危機は、どうやってもロシアの資源がないと生きていけないまでになってしまった。
これを、「後押し」するのが、貪欲剥き出しの英国と民主党のアメリカ(グローバリストたち)だ。

しかして、EU官僚の支配に嫌気がさして鬱憤がたまっているのがポーランドで、「ポレグジット」したいけど、どうにもならない「国の立地」から、不穏な空気がポーランドを襲うのである。

二回目の「停戦交渉」が、ベラルーシ・ポーランド国境にて行われるのも、ポーランド人の警戒心を高めているにちがいない。
西のドイツ、東のロシア、両方から蹂躙されたのがポーランドだから、その悲劇的立地を恨むのはいつもどおりだ。

けれども、今度は、どうするのか?
EU(グローバリスト)の正体に気づいたけど、NATOにしがみつくポーランドの動向が、きっと日本に役に立つことを教えてくれるだろう。

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