「闇」を暴くのは左翼のおかげ

わたしは左翼はダメだとおもっているけれど、左翼がダメなのは、詰めが甘いことなので、これはべつだん、右翼もおなじなのだ。

なんの詰めが甘いかといえば、自己撞着、という意味からである。

ここから1ミリも離れようとしない。
だから、「詰む」直前の主張には、聴くべき価値は絶対にない、とはいえないし、むしろ傾聴に値することもあるから、全部を否定することはできない。

だもんだから、どこまでを否定するのか?という面倒がうまれる。
これがまた、彼らの狙いかもしれないので、安易に喰えない、のである。

そうはいっても、たとえ、「毒饅頭」だとわかっていても、感心することもある。
そのひとつが、広瀬隆『持丸長者』シリーズ三部作(ダイヤモンド社、2007年~2008年)である。

  

広瀬氏の残念は、脚注・参考文献を挙げないことに尽きる。
そこがまた、「詰めが甘い」のである。
左翼が行き着いた、「陰謀論」とも自己批判できそうな、『億万長者はハリウッドを殺す』(講談社、1989年:平成元年)も、同様に、脚注・参考文献がない残念がある。

他者の著作なら、一切の聞き耳を立てない、「陰謀論」とするだろうに。
このへんの「唯我独尊」的な傲慢さが、左翼の特徴でもあって、だから、たいがい「内ゲバ」を起こす。

正しいのは自分だけ、という発想になって、ちがいを認めないからである。
だから、左翼がいう、「多様性」とは、他人の多様性を尊重することではなくて、自分の多様性を他人に「押しつける」ことだけになるのだ。

 

じっさいに、アメリカ映画芸術科学アカデミーは、2020年に、24年から適用されるアカデミー賞の「新しい選考基準」を発表して、その、ポリコレ性をごり押ししていると、2020年9月11日付け当ブログで書いた通りになっている。

いまや、その選考基準の「お手本」になっているのが、ディズニー、なのである。

昨今のディズニー・アニメでは、白人の描写に特徴があって、「ちんまりした鼻」がかわいくて印象的なのである。

これが、こないだ書いた、「鼻が高いのは恥だ」の刷りこみの根拠だろう。

日本のマンガやアニメに夢中になったのなら、幼少時、ディズニー映画をおそらく、「教育的」に観させられたはずだからである。
あるいは、親世代からしたら、「ディズニーなら子供に無害で安心」という刷りこみさえあるはずなのだ。

しかし、残念なことに、ディズニーは、ポリコレの最前線にあるばかりか、副社長や社長が逮捕された、反社的な企業なのだ。
副社長の容疑は、子供への4件の強姦で6年の有罪判決だったし、社長の容疑は、児童人身売買だった。

アメリカ本社のはなしである。

だからいまどき、ディズニー映画を観たり、ディズニー・ランドに行ってはいけないのである。
ちなみに、ディズニー・ランドでの児童誘拐の噂は、ほんとうだった。
それが、上の社長の犯罪だったのである。

風向きがかわって、トランプ派から名ばかり共和党員(RINO:Republican In Name Only)になってしまった、フロリダ州のロン・デサンティス知事だけど、トランプ派だったときに、ディズニー・ランドの特権剥奪を表明した。

対して、今年、ディズニー社は知事に対する訴訟を起こしている。

ちなみに、ディズニー社痛恨の失敗として世界的に有名なのが、東京ディズニーランドだ。
唯一の、フランチャイズ契約で、オリエンタルランド社が莫大なる利益を享受しているのである。
ただし、当時、ディズニー社は東京(じっさいは千葉県浦安)の外れにつくることのリスクを過大評価してしまったのだった。

なお、ディズニー社は、重大な経営上の決定にあたって、外部シンクタンクに調査・研究依頼をしている。
そのなかでも、東京ディズニーランド開園にあたっては、ランド研究所に依頼したのだった。

どうして「ランド研究所」が選択されたのか?はわからない。
なにせ、この研究所は、アメリカ国防総省(ペンタゴン)のお抱え研究所であって、戦争研究の牙城なのだ。

しかし、彼らは優秀だ。

ランド研究所の研究成果をもって、東京ディズニーランドは平面配置だけでなく立体的にも設計されている。
そこには、人間心理を深く応用している特徴があるのだ。

わたしは、カジノも同様だとかんがえている。

残念なことに、左翼は左翼の攻撃にこうした知見を用いない。
もちろん、豊富な研究資金を提供できるのは、金融機関がからんでくるから、国際金融資本家の力が働くのは当然だ。

10ドルとかと個人の少額献金に依存する、共和党トランプ派が、資金力で民主党にかなわないけど、その民主党への個人の少額献金が、個人情報を盗んだ挙げ句の仕業だったことが曝露された。

アメリカには、まだ、正義の内部告発者がいる。

日本は当面、左翼が暴く「闇」でも、かなりの破壊力がある。
これはこれで、複雑なねじれをひとつ修正できるから、まだ結構なことなのである。

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