わが家の愛車は、年に1回のガラスコーティングを施工している。
洗車をかねて近所のガソリンスタンドに依頼するけれど、「お礼に」と、1年間有効の「ガソリン5円引き券」がもらえる。
それで、長距離ドライブの前にはかならずこのスタンドで満タンにする。
こないだの八百津・中央構造線博物館の旅では、152円/Lで給油した。
神奈川県もだんだん山間部に近づくと値が変わるけど、県境を越えて山梨県に入った途端に、「別料金」になる。
それがまた、長野県に入るとさらに高くなる。
結局、20円/Lちがう。
タンク容量が60Lとすれば、カツカツからの満タンで、1200円ちがうのは大きい。
雪や凍結が日常になる地方ほど自動車だけでなく灯油がないと暮らせない。
ために、空き家日本一の山梨県移住を断念したのだった。
もちろん、地方は駐車代が安いから、これは考慮にいれないといけないけれど、ガソリン代の差額は地方住まいの「罰金」のようにもおもえるのである。
ロシアからヨーロッパへの原油・天然ガス輸送は、基本的にパイプラインだ。
大陸ゆえに地震がないこともあろうけど、なぜに日本の技術をもって、内陸部の県にパイプラインを敷設しないのか?
どなたかご存じのむきには、是非ともご教示頂きたい疑問点なのである。
たとえば、東京湾千葉港は、近くの製油所からパイプラインで船舶用の燃料補給所に供給されているために、開港以来の歴史では圧倒的に古い横浜港が、なぜか製油所もあったのにタンクローリーで運送しているから、何十円単位かで、千葉港の重油の方が安いのである。
また、おなじく千葉の製油所と成田空港はパイプラインがあるけど、羽田にはない。
それもこれも、行政と運送利権とのかねあいだとしたら、やっぱりなんだかなぁ、になる。
まさに、政治の貧困で、その政治がパイプラインに否定的なら、何をか言わんやなのだ。
歴代の山梨県知事と長野県知事にも聞いてみたい。
ところで、エネルギーの話で気になるのは、石油と電気のちがいについての区分けが、あまりされないことである。
電気は、いろんな方法で「発電」される。
しかし、石油は、燃やすだけでなくプラスチックの材料にもなる。
だから、「脱炭素」とはなにをいっているのか、変な用語なのである。
地下から産出するのは、「原油」なので、人間は「石油」にしないと利用できない。
そのために「製油所」が必要なのである。
しかし、経産省という日本経済を破壊するためにあるような変な役所は、人口減少社会になるという理由から、全国の製油所の「統廃合」をやっている。
全国の製油所は、国営企業でもないのに、なんの権限で経営に口出しするのか?
国が介在しないと、製油所の統廃合はできない、とお役人様は仰るけれど、民間なら「採算」の計算は自分でやって、自分の判断で決めるものだ。
それで、ムダな製油所が赤字になっても、その責任は経営者と株主がとるものだから、お国の出番はどこにもないし、株主の権利侵害をどうしてお役人様ができるのかがわからない。
株主が国を相手に、損害賠償請求をしないのも変な話なのである。
さてそれで、もっと変なのが、人口が減るからといってガソリンの精製量を減らしたい、としても、プラスチックの材料としての石油をかんがえたら、とにかく「原油を精製」しないといけないのである。
すると、「原油」の「成分」として、ガソリンがあるので、もしガソリンが必要ない成分になったら、燃やすしかない、ということになる。
なぜならば、「原油を精製」したら、自動的にでてくるのがガソリンだからである。
それだから、プラスチックの需要を減らそうとして、コンビニ弁当とかにつけるスプーンやフォークを有料にしたり、ストローを紙にしたりしているけれど、たとえば、電気自動車のボディーとか、住宅資材のプラスチックは、どのくらいの量になるのか?
これらは必要だから、その分の原油を精製しても、やっぱりガソリンがでてくる。
つまるところ、「ばかじゃないのか?」ということになっている。
庶民としては、おなじパフォーマンスなら安いに越したことはない。
それで、あたかも電気自動車の電気代が、ガソリン車より安いとか宣伝されているけれど、ほんとうなのか?
この秋から、3割増しになるという電気代で比較しているのか?
あるいは、「車検」の費用はどうなのか?
少なくとも、ハイブリッド車はその複雑機構のため、整備費は相応にかかるのはわかっている。
ならば、電気自動車でもっとも高価な、バッテリー交換の費用も含めての比較でないと、ガソリン車と対等な比較にならない。
そんなわけで、全国にドライブ旅行をするなら、なんだか「いまのうち」なのである。
ましてや、住民でない分「20円の差額」は、通行料だと割り切ればよい。
ガソリン代が高い地方のみなさん、これで許してください。