トランプ氏のタラレバ重大発表

2024年の大統領選挙に出馬を表明した中間選挙後の先月から、ちょうど1ヶ月が経過した15日、予告通りトランプ氏の「重大発表」があった。

日本語の「ニュース」では、スーパーマンやらに扮したトランプ氏の絵があるカード(昔の子供が熱中した「仮面ライダーカード」のようなもの)の特別限定版の販売開始(1枚99ドル)と、これを45枚セットで購入したなら、トランプ氏のディナーにかならず招待される特典付きの発表だった、と揶揄っている情報「しか」ない。

なんという、トランプのずっこけぶり!というわけだ。
しかし、賢明なひとなら、逆神化したマスコミの主張のそのまた逆に真実があることをしっている。

まことに嘆かわしい、「なんだ」という感想しか読者にもたせず、同時に、トランプ氏をバカにする読者コメントが多数のようで、こちらも嘆かわしい。
みごとに、プロパガンダの手中にはまった情弱ぶりを読者に披露させるとは、なかなかに悪意に満ちていて悪質なのである。

これも、「憎悪」を煽る、全体主義の典型的な洗脳手法であることに気づかないのは危険だ。

おそらく、これらの読者は、いま、アメリカ人たちが愕然としている「Twitter File」の波状的発表の衝撃もしらないのだろう。
また、個人情報(リアルな所在地)をさらして、あろうことか、イーロン・マスク氏の子息が乗っている自動車が襲われるという事件が起きた事もしらないのだろう。

しかしながら、いまどきの「ネット・ニュース」の読者が、そこにコメント投稿しているのだから、上記の事柄をほんとうにしらないのだろうか?と、疑問におもうこともある。

手元をすこしうごかせば、たちまち、上記の情報が飛び出すのがネットのネットたるゆえんだからである。

つまり、そこには、「観たくないものは観ない」という意思の存在を感じるし、観たいと思った情報に、ここぞと飛びついて同調することに、へんなよろこびを感じているのかもしれないのである。

これを、一般的に「左巻き」とか、「右巻き」とかという。
巻いた先は、どちらも全体主義にいきつくから、おなじ、なのである。

どちらにせよ、トランプ氏が予告までした「重大発表」を、切り取っただけのおよそ記事とはいえない文章が、どうして社名を挙げてでも出してくるのか?といえば、社としての内部チェックをちゃんと経ている記事だからである。

これを、「編集」というから、その記事をだす主体は、「出版社」ということになって、報道機関とはいわない。
つまり、報道機関が社名を変えないで、いつの間にか出版社になって読者を誘導しているのだから、正しく「詐欺」なのである。

Twitter Fileで曝露されている、イーロン・マスク氏が買収する前のTwitter社内で、どんな言論統制が行われて、現職大統領のアカウントが停止されたかの赤裸々な内容だけでも衝撃的だが、どんどん明らかになるFBI(国家機関)が関与して、具体的な国民監視と言論封殺の指示までしていたことが公表された。

これらのことが、今後、訴訟社会のアメリカでどんな裁判がはじまるのかもあるけれど、「言論の自由を守る」という側が、トランプ氏の側だという事に気がつけば、いわゆる本来の「左派」こそがこれに同調し、言論弾圧への非難を強調すべきところなのに、逆になっている。

そんなわけで、トランプ氏の重大発表とは、自分が大統領に再選され「タラ」、就任後ただちに大統領令を発して、「あらゆる(ビッグテックの含む)言論統制を禁止する」といったのである。
また、深刻な児童の人身売買を真剣になくすための方策をも含んでいた。

それで、言論統制に加担した連邦政府の役人(おそらくSESの高級官僚)を、逮捕し罷免して、役所から追放するともいった。
ちなみに、日本の官僚制を真似たSESは、終身制なのである。

前にも書いたように、さいきんのトランプ氏は「憲法停止」も発言している。

前・大統領時代は、徹底的に合衆国憲法を護るといった公約を守り通したけれど、今度は『怒りのアフガン』状態なのだ。
この発言が、中間選挙後だったことに注目したい。

彼がアメリカン・ヒーローを強調して、絵入りカードを販売するのは、あんがいと用意周到な政治手法の発露なのである。

12月15日は、『スーパーマン』(1978年)が公開された日だ。
闇勢力による児童の人身売買への対応という、大仕事を絵入りカードで強調したのであって、狂った老人ではないのだ。

この点で、トランプ氏もアメリカ国民の、民主党やらの全体主義勢力に対する「憎悪」を煽る手法を用いている。

そして、とうとう馬脚を露わすほどに大胆になったFBIとか、司法省、あるいは国家安全保障省のような役所までもが、国民を監視するためにTwitterを利用したことのヤバさが、禁断のDS(ディープ・ステート)の存在を白日のもとにした。

これでとうとう、「DS」を口にしても、陰謀論ではなくなって、ただの事実になったから、「DS=陰謀論」という方がよほど怪しくなったのである。

ゆえに、トランプ氏が大統領に再びな「レバ」、彼はDSとの全面戦争をはじめるといったのである。

これを、重大発表といわずして、なにを重大発表というのか?

アメリカは、この重大発表を起点として、あたらしい「内戦」に突入した。

それは目に見えない「超限戦」なのだ。
あらゆる邪悪な反トランプ勢力を、思い切りあぶり出して、国民の目にさらしたいのだろう。

2022年12月15日が、開戦の日、となった。

それを、絵入りカードの販売ではじめたところが、心憎いのである。
ちなみに、販売と同時に即刻完売し、すでに驚きのプレミアがついて転売されているという。
需要が供給を上回った証拠だ。

しかして勝算は?

じつは、人類の将来がかかっている闘いだから、負けは許されない。
みずから奴隷になりたい、「役に立つ白痴」たちが、よってたかって邪魔をするにちがいないけど。

健闘を祈るばかり、ではなくて、なにができるのかをかんがえたい。

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