全宇宙が対象になると、その可能性として、地球のように水があって生命体が存在する惑星はどこかにあるにちがいないから、世界中の天文学者が探査していることはしられている。
太陽系ですら、火星やらを探査しているのは、やっぱり生命体の存在を確認したいからである。
岩石惑星は、水星、金星、地球、火星までで、木星と土星、それに海王星は、ガス惑星で、土星と海王星の間の、天王星は、氷とガスでできている。
なので、地面があるのは、太陽に近い地球を含めた岩石惑星の4つとなるが、木星や土星とかの衛星が、ひょっとして?と生命探査の対象になっている。
大きさでいえば、木星から海王星までの4つは、地球よりはるかにデカくて、ガスといえども質量も大きい。
それでも、衛星が主星に準じて大きいか?といえば、そうでもなくて、地球の衛星たる「月」は、なんと5番目の大きさにあたるし、地球との関係は、むしろ「二重惑星」だとの指摘がある。
月は地球の周囲を廻っているが、じつは地球も月の周りを廻っていて、互いの回転の共通した中心は地球の中心から4800kmほど離れたところにあるのだ。
ために、地球は、小刻みにブルブル震えながら月の周りを廻っている。
そんな地球に生まれた人類は、ゲノム解析から、アフリカ起源だということがわかったのだけれども、縄文人の歯髄から分析された、当時の日本人の起源が、遺跡からの発見物とも比較して、アフリカ起源と一致しないことが問題になっている。
かんたんにいえば、縄文人が、古すぎる、のである。
いまの段階でしられている、世界最古の遺跡からの遺物は、驚くことに日本から出土した旧石器で、12万年前とする説から、4万年前とする説まで、いまだに一致するに至ってはいないけど、人類の別種が日本起源ではないか?という説まである。
アフリカに近い、メソポタミアや、アフリカそのもののエジプトが世界最古でなく、群馬県みどり市の「岩宿遺跡」なのである。
そんなわけで、マルクスとともに人類史にのこるペテン師、エンゲルスがいう、原始共産制からはじまる、「歴史の発展段階=唯物史観」に、すっかり騙されて洗脳されたから、「世界は一つ」という美辞麗句をいいつつ、「第三世界」とそそのかすのである。
空想から科学へ、というのも空想である。
なので、これらに発禁処分を課すのは当然であったけど、「政治学」を学ぶなら、よほど『ガリバー旅行記』(初版は1726年)の方が、まともでかつ、現代の社会病理が理解できる参考書なのである。
ヨーロッパ中心の「中華思想」が、第一世界で、いわゆる先進資本主義社会のことだ。これに対抗する共産圏を、第二世界、どちらにも与しない国やエリアを、第三世界と、分けていた。
じっさい、ヨーロッパ列強という、植民地をもつ国が「第一世界(ほぼ地上を制覇した)」で、ここから見たら、「世界は一つ」だったけど、その後に鉄のカーテンで分断されたから「第二世界」として、かつての植民地が独立したのを「第三世界」というのである。
わたしは、帝国主義=資本主義とはかんがえず、むしろ、アイン・ランドの「資本主義は未来のシステム」に賛同する。
しかし、いまや第二世界の雄の中国と、第三世界の連合である、BRICsが台頭してきて、とうとう共通通貨発行にまで話が進んでいる。
これに、サウジが呼応して、原油取引のドル決済独占(これを、「ペトロダラー」という)に風穴を開けることが、確実になってきたのが話題になっている。
共通通貨の成功には、「通貨発行の自由」が条件になるとハイエクが指摘して、じっさいに、自由どころか強制した「ユーロの失敗」があるから、あたらしい共通通貨がかんたんに成功するとはとうていおもえない。
ただし、バイデン民主党による「空想の世界秩序破壊のわざと」だけは、見事な成功になって、世界を分断しているのである。
彼らの背景には、バカじゃないけどおかしな「マッドサイエンティスト」たちが、おカネのためにいる。
その用意周到は、世界経済フォーラムが担って、どうやったらドルの価値を暴落させて、世界を混乱におとしめることができるかを研究している。
少し前のことでも、「喉元過ぎたら」忘れてしまうほど、事件が続いている現代、今年1月19日に、ジャネット・イエレン米国財務長官(元FRB議長にしてバリバリの左派)が、連邦政府債務が法定上限の31兆4,000億ドルに達したことを受け、債務不履行(デフォルト)を回避するための特別措置の適用を開始したことを明らかにした。
例によって、共和・民主両党は、なんだかんだと「上限の引上げ法」を通して、デフォルト回避をしてきたけれど、トランプ氏への起訴をもって、政治的に絶対に妥協できないまでに共和党を刺戟したのは、バイデン民主党政権のわざとだ。
バイデン政権は、政府債務の新上限到達を急いで(=ウクライナとかにおカネを使いまくって)いて、もしやこの夏にも、デフォルト危機がやってくる可能性がある。
すると、BRICsの新通貨は間に合わないどころか、対外債権のほとんどが「アメリカ国債」のわが国こそ、連動してデフォルトするかもしれず、そうなったら、「大津波」どころではない、日本(経済)沈没がまっている。
「地球Gaー!」どころではない、世界の不穏は高まっている。