さしものバイデン政権も、8日に発生したマウイ島の山火事を大規模災害と決めたが、夏休み中のバイデン氏本人は、ウクライナへの2億ドル追加支援を決めながら、ハワイの山火事大被害については何故か「ノーコメント」を貫いている。
「お見舞い」もいわないから、日本人には理解できない。
概算で1兆円を超える物的被害ばかりか、州知事は死者・行方不明者の人的被害も、過去100年で最悪と表明している。
3ケタではなく、4ケタになりそうな甚大な被害が予想されている。
山火事自体も、島内で同時に4カ所で発生する不思議があって、防災サイレンも鳴らなかったという。
原因は、付近を通過中のハリケーンの強風による送電線の切断だというが、それで4カ所から火が出るものか?と疑問がある。
また、現地の被災者自身が、多くの「証拠写真」などをSNSに挙げていて、コメントでは「エネルギー兵器」だとの不穏な発言も目立つのである。
戦争の歴史は、そのルールに、「兵同士の闘い」と規定していた。
なので、捕虜になるための条件(ジュネーブ4条約)は、「非戦闘員」のみならず、戦闘員なら軍服を着用しないといけないことになっている。
戦争は兵同士が闘うので、武器のことを「兵器」と呼んだのである。
しかし、兵とは関係のない銃後の守りを潰して、相手国の経済力(戦争遂行能力)を奪うのが、「戦略」だという理屈になって、無差別爆撃も正当化されることになった。
その人類初が、スペインのゲルニカ市への爆撃だった。
現在までの最悪が、「ヒロシマ(ウラン型)・ナガサキ(プルトニウム型)」になっている、原爆の実戦使用であるけれど、この戦争犯罪を「終戦を早めるため」という詭弁でもって、今日もそして未来も誤魔化そうとしている。
わが国の戦争終結を決断せしめたのは、日ソ不可侵条約を一方的に破棄した、「ソ連参戦」であった。
なお、二発の原爆使用は、戦争終結の為ではなかったことが、アメリカ側の機密解除でハッキリした。
アメリカ軍が、使ってみたかった、これが真因である。
そんなわけで、「兵器」がだんだん「無差別大量破壊兵器」へと変容進化してしまったのである。
なので、限定的な使用では「兵器」といえるけど、拡大すれば、無辜の市民を虐殺もできる。
指向性エネルギー兵器(DEW:directed-energy weapon)が実戦使用された例として、中国軍がインド軍に用いた、「マイクロ波」が記憶にあたらしい。
要は、強力な電子レンジのことで、敵兵へ向けて発すれば、「脳」が沸騰する。
エネルギーの種類はさまざまで、電磁気、粒子ビーム、マイクロ波、または音波技術が「悪用」されている。
艦船に搭載する方式とかもあるけれど、なによりも人工衛星に積み込めば、弾道ミサイルどころの比ではないのは、一瞬でことが足りるからである。
さてそれで、ハワイといえば、「夢の楽園」ではなくて、現実には、完全なる「ブルー・ステート」(民主党支配の州)なのである。
その左傾ぶりに嫌気がさして、連邦下院議員(4期)で大統領予備選にも出馬したトゥルシー・ギャバード女史(サモア出身)は離党してしまってその全体主義の状況を吐露していたものだ。
いまでは、トランプ氏の「MAGA運動」とは距離をおきつつも、親和性がある発言で注目されている。
現職のハワイ州知事も、もちろん民主党だ。
このひとは、医師で、徹底的なワクチン接種を推進したので、自宅にデモ隊が押し寄せるほどの批判を受けていたが、なぜか知事選では圧勝している。
今回の山火事の「悪い噂」は、そんな民主党州政府が進めていた、土地再開発事業が下地にある。
なにしろ、最大の被害を被ったのが、かつてのハワイ王国の王都、マウイ島ラハイナだ。
ハワイ王国をアメリカがどのように滅亡させて、どのようにして奪って「州」にしたのか?については、読者は各自お調べになるといい。
そのやり方のえげつなさは、同盟国とはいえ、事実上の宗主国の歴史として日本人はしっていていい。
そして、そんなえげつないアメリカの西部開拓の歴史を、民主党は自ら大否定して「批判的人種理論」(CRT:critical race theory)が猛威を振るっているけど、ハワイを制するひとたちは、大富豪の楽園を構築すべく、土地買収に熱心なのである。
今回の山火事は、どういうわけか旧市街中心部を全焼させたし、あろうことが多数の地主が行方不明者になっている。
こんな災害のさなかに、被災者達が撮影した生々しいが不思議な映像が、「悪い噂」の根源になっているのである。
もしも万が一、悪い噂が本当だとしたら、やっぱりどうやってハワイ王国が滅亡して、アメリカに奪われたのか?をもう一度見直す価値がある。
なんだか、「似ている」からだ。
民主党を熱烈支持した島民たちは、それでもまだ民主党を熱烈支持するのか?
ちなみに、日系人がつくった寺院も燃えてしまったが、「ご本尊」は間一髪で難を逃れたという。