英・日への厳しいお仕置き

「DS:ディープステート」は、すっかりこのブログではおなじみになった。

最初に「DS」に言及したアメリカ合衆国大統領は、退任演説における第34代のアイゼンハワー(1953年~61年:共和党)だった。
ちなみに、副大統領はニクソンだ。

いまでは、DSが初めてコントロールした大統領は、戦後日本では「平和主義者」として教えこむようになっている、第28代トーマス・ウッドロウ・ウィルソン(1913年~1921年:民主党)だったことは、明白な事実だ。

「国際連盟」の設立を提案しながら、彼のアメリカは加盟しなかったし、第一次大戦後のヴェルサイユ会議での日本の提案、「人種差別撤廃」を、議長だった彼が、いきなりルール変更して「全会一致」にしたために、過半数の賛成があったのに葬ったのであった。

ちなみに、わが幕末の大秀才にして、わずか25歳にして安政の大獄で処刑された、橋本左内は、欧米人の腹黒さから、向こう50年のうちに、「(ほんとうは大ウソだが)国際平和をうたった国家組合をつくるであろう」と予言し、まったくその通りとなったのだった。

日本のこの生意気な提案の「お仕置き」が、第二大戦の遠因となるのに、いまのウクライナ戦争の「代理戦争の構図」も理解できない日本人多数には、あいかわらず「DS:ディープステート」といったら、「陰謀論」だと決めつけて言論封殺するのが、「効く」のである。

DSの実態は、グローバル全体主義にある。

むかしなら、「国際共産主義運動」とかともいっていたが、「共産主義」という用語をつかうと、反発されるので、「グローバル」という用語に換えただけであるけど、予想外に「受けた」のだった。

何度も書くが、「資本主義」という言葉も、マルクスが共産主義のアンチテーゼとして考案した架空の概念なので、この世に資本主義が存在するのか?といえば、じつは存在していない。
しかし、徹底的に宣伝したので、地球人のほぼ全員が、資本主義の体制下か、そうでない体制下に二分されて生活していると信じている。

なんだか、ローマ教会が完全支配した、中世ヨーロッパの信仰生活のようなのである。
だから、外れたことをいうと、「異端(=陰謀論)」とされて、魔女狩りのごとく言論空間から抹殺されるのである。

そんなわけで、世界で最初に資本主義が発生したのは、英国、ということにして、たんなる蒸気機関の発明をもっていう「産業革命」を、むき出しの欲望に駆られた企業オーナーたちにより、一般人が苛酷な労働を強いられたことを、資本主義の矛盾、ということにした。

中世の価値観となんら変わっていないのに、である。

それに、たまたまこの時期にオランダ東インド会社がインドネシア支配のための資金を募集するのに発明した、「株式」の発行・販売による、「株式会社の誕生」をもって、資本主義なのだとこじつけたのも、通貨発行権を握った国際金融資本家の影響を、さもなかったかのように過小評価してみせるための偽装なのである。

とにかく、ワーテルローでのナポレオンの敗戦情報の独占をもって、イングランド銀行の経営権を手中におさめることに成功した、初代ロスチャイルドが、英国の真の支配者になっていまがあるばかりか、この一族の末裔が世界の金融経済を支配している。

ちなみに、イングランド銀行をウィキペディアで調べれば、「第二次世界大戦後は財務省法官(Treasury solicitor)が政府のために100%保有するところとなった」とあるけれど、ロスチャイルドの支配下にあることに変わりはない。
なお、アメリカFRBを支配する「JPモルガン」も、ロスチャイルド一族のひとりだった。

その彼らの思想こそ、国際共産主義=グローバル全体主義なのである。
革命家が革命国家を支配するのではなくて、革命家を支配するのが国際金融資本家なのである。

だから、驚くには値しないのは、革命家(さいきんでは「活動家」)こそ、利権を我が物にしようと暗躍するから、利権争奪の争いをもって、与野党が対立することになったのである。
そのエサを撒いているのが、飼い主たる国際金融資本家なのである。

しかし、たまに、上手の手から水が漏るごとく、「外れ」の、国民のための政権が誕生したりする。
それが、英国のトラス政権だった。
この政権が、どのように崩壊したかをたどれば、DSのやったことがみえてくる。

彼女は、「減税と積極財政」を看板にして、保守党党首選挙に勝ったのである。
にもかかわらず、通貨ポンドと英国国債の暴落、という目にあった。
これを、財源なき無謀に市場が反応したと宣伝し、なお、英国民には減税の対象が富裕層だけだともプロパガンダしたのは、BBCなのである。

わたしは、「ブレグジット・EU離脱」のお仕置きだとかんがえている。
なので、現スナク政権の、なんと(DSに)従順なことか。

もちろん、アメリカでのトランプ氏への迫害は、ほとんどヨーロッパ中世の魔女狩りに似ている。
ただし、トランプ氏は、これ見よがしの迫害をされるたびに、支持率を上げて、いまや、民主党支持層からも支持される様相を呈してきた。

ぜったいにDSに屈しない、ときっちり発言しているからである。

さてそれで、日本は、戦後DSによって経済発展が許され、とっくにシャブリ尽くされた英国とちがってDSのためのATMになっていたけど、巨大になりすぎて生意気になってきたから、そのDSが育てた中共との対立構造のなかに置かれることになった。

それで、「台湾有事」というありもしないシナリオだけがひとり歩きしている。

先月の広島サミットに、台湾を呼ばないのは、確かに中共に配慮したにちがいない。
けれどそれは、台湾だからではなくて、「生け贄」が日本になったからではないのか?

DSは、悪趣味なのだ。
生け贄に踊らすことまでさせるのである。

彼らが仕掛ける、新たな戦争は、日本分割、にちがいなく、それはかならず財政・金融危機から仕掛けるはずだ。

カネが尽きた日本から、米軍が撤退するとき、平和だった戦後秩序が終わるのではなく、自国防衛をまともにかんがえもしなかった日本が終わるのである。

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